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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

5枚翼水平軸プロペラ風車の設計検討 低風速発電用

2009年09月05日 | 再生可能エネルギー発電タービン

何回か検討を行ってきました小型風車設計検討において、低風速から起動発電を行う5KW以下ぐらいの風力発電機で横軸プロペラ型としては、5枚翼ぐらいが適当ではないかと現時点では思っています。

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上図のように、自社開発の風車設計ソフトウェアにて、色々な設計パラメーターを変更して5枚翼の風車形状を造り上げてみました。

少し前には、翼型も揚力値の低いもので計算を為していた為、非常に幅広で少し変わった風車となっていたりしました。

また、羽根枚数も10枚ぐらいを予想してブレードボス部直径を大変大きめにしてみたりも行いました。

しかし今回は、揚力値が大きい翼型と、回転数を速く取ることで羽根の直径自体を小型化するとことなどで、随分細身なブレード形状を採用出来ています。

その結果小さいボス直径でも5枚羽根の付け根は無理なくスピナーに納まり、構造的な問題が少なく設計し易いかもしれません。

設計パラメーターの色々な値を組み合わせてみる、これは自社開発の風車設計ソフトウェアがあればこそであると、今回やりながら認識した次第です。

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