ロケットエンジンの液体酸素ターボポンプが最大流量で運転している場合のインデューサーとインペラの流れ面の解析結果状態図です。
次図はインデューサーとインペラの流れ面での流体速度分布を示しています。
次図はインデューサーとインペラでの翼面圧力分布を示しています。
最大流量を流して入口流速が速いためか、インデューサー出口での圧力降下が気になります。
インデューサー円錐形状ボス面でも後流に行くほどに圧力が下がっているのがやはり気になります。
インデューサーでの圧力面と負圧面の圧力分布が設計点付近とは逆のパターンになっているように思われ、原因を考察していきます。
設計点付近でのこのような液体酸素ポンプ流れ解析が問題なく結果が出た場合は、さらに設計点でのキャビテーション解析に入ることとなります。
キャビテーション解析の結果次第では、何度もインデューサー形状を修正してキャビ発生をぎりぎりまで抑える作業を行う必要が出来てきます。
<今日の流れ>
今日は午後からの来客での打合せまでは、最近設計したジェットエンジンの解析結果の見直しとまとめを行います。