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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

タービンエンジン用補助機械 ギアポンプの設計

2011年02月06日 | ビジネス

タービンエンジンにおいて、ベアリング潤滑や燃料の燃焼器への供給用に、油や燃料を高圧にするギアポンプを設計してみました。

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ギアポンプは、上図のように歯車が2枚入っているポンプとなります。

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歯車が回転しながら噛み合う場合に、噛み合い部の閉鎖された空間容積が変化することを利用して液体に圧力をかけて押し出す仕組みのポンプとなります。

つまり容積式ポンプとなりますので、弊社の得意なターボ型ポンプとは根本的に原理が異なっています。

容積式とターボ式の違いを簡単に言うならば、送る量が少なくてとっても高圧が必要な場合は容積式ポンプを選定して、送る量が比較的多くて圧力もほどほどにいる場合がターボ式ポンプの利用となります。

つまり用途によって容積式ポンプとターボ式ポンプは棲み分けているといえます。

どちらも重要な流体機械です。

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