流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

単段衝動軸流水蒸気タービンを設計して流体解析を開始した様子

2019年01月25日 | 流体機械設計

単段衝動型の軸流式水蒸気タービンを設計して流体解析を開始した様子です。

次は設計したタービンの流体解析用モデルとなります。

特徴は、単段衝動軸流タービンであり、水蒸気を羽根に吹き付ける蒸気ノズルは円錐型デラバルノズルの1箇所のみとなる部分挿入型タービンです。

次はタービンの性能流体解析計算のモニタリング画面です。

計算途中画面ですが、ノズルから秒速500m以上で水蒸気が噴出そうとしている状態が見えています。

もう少し計算が進むと高速蒸気流れが衝動羽根を転向して流れる様子が良く分かることとなります。

実は水蒸気は他の気体の蒸気に比べて振る舞いが複雑となるために、流体解析計算での条件の設定が非常に微妙で難しくなり、流体を流し計算を収束させるだけでも相当に苦労します。

<今日の流れ>

午前中は来客での打ち合わせが昼までありました。

濃い内容の打ち合わせだったので少し疲れています。

午後は書類作成がありますが、今日はプレミアムフライデーなので弊社は午後3時に終了として疲れは取れそうに思われます。

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