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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

小型ターボファンエンジン用のファン羽根

2014年06月27日 | 流体機械設計

小型ターボファンエンジン用のファン羽根の設計・製作事例です。

20140624

この羽根がターボファンエンジンのほとんどの推力を発生することになります。

強力な推力を発生できるようにファン羽根のボス側では、充分な静圧上昇を得るために斜流のボス形状を取り入れ遠心効果を得て、更に転向角の大きな出口角度も立っている部分翼型にもすることで充分な仕事をするようにしています。

羽根全体ではブレード重なりが充分となる羽根枚数として、翼間流れの適正化と圧力の増加を行っています。羽根枚数が増えると圧力は増加します。翼間流れの適正化は圧力のパラメーターとなっている効率を上昇させ圧力の増加をもたらします。

ファン適正化は全て充分な推力を得るための設計要点となっています。

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