流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

小型人口衛星用ロケット「流星号」の飛行性能流体解析を開始しました

2018年09月05日 | 宇宙航空産業機械

小型人口衛星を軌道に投入する小型ロケット「流星号」の飛行性能流体解析を次のように開始しました。

全長17mほどの実寸としたロケット流星号の流体解析モデルの廻りに風洞のような外部空間を次図のように生成して、ロケット前方から毎秒1200mの空気が流れてくる状態を構成しています。

次はロケット飛行時流体解析計算の開始直後での解析モニタリング画面です。

ロケット軸断面での流れを見ていますが、マッハ数分布断面では局所的にマッハ4近い部分もあり、ロケット先端から上下に分かれる流体のマッハ数分布が見られます。

このロケット飛行数値風洞解析では、まだロケットエンジンからのジェット噴射は無い状態で解析計算を行っていますが、次はなるべく4連ロケットエンジンからの燃焼ガス噴射を再現したロケット飛行性能解析にしてみます。

<今日の仕事予定>

ロケットエンジンターボポンプ用液体酸素ポンプの新設計を行います。

以前の液体酸素ポンプ設計には不適な部分がかなりあり、今回はそれら問題点を解決する設計を進めます。

たぶん大きく形状が変わった新液体酸素ポンプとなるでしょう。

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