液体ロケットエンジン用インデューサー試験装置の設計例です。
液体酸素ポンプ用インデューサーとして設計している羽根ですが、少々羽根展開角が小さく設計していることが気になる点です。
羽根展開角が240度以上となれば、ブレード弦長は非常に長くなり緩やかな流れの転向が行われる思われますが、今回はインデューサーとしては短めの弦長でインデューサー出口圧力を上げる方向に振っているので、耐キャビ性能がどうなるか微妙にも思います。
よって羽根枚数を4枚として翼間の圧力減圧領域を減らす試みも行っています。
このインデューサー試験装置3次元設計データからキャビテーション性能解析用流体モデルを作成して、キャビテーション流体解析を色々な条件で開始しますので実験と並行してシミュレーションでの性能データが求まり、実験値との比較で今後より正確なキャビテーション解析計算が確立されるでしょう。
<今日の流れ>
今日は色々な資料の提出作業と、基本設計を行う案件が有ります。