流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

マイクロ風車の設計 出力1KW

2008年07月06日 | 再生可能エネルギー発電タービン

海外では新エネルギーの重要な装置である風力発電機ですが、今日は発電出力1KWのマイクロ風車を自社製風車設計用ソフトを使用して設計してみました。

Small 左図が当社製風車設計ソフトウェアであり、これは出力1KWで、定格風速12m/秒、風車直径2.95m、定格回転数490rpmという仕様にて設計された風車羽根とナセル部形状を3次元形状データを設計ソフトウェアが生成して示しているものです。

風車タイプはプロペラ型の3枚翼であり、翼型はNACA系を使用しています。

Small_2 そしてこれは、風車設計ソフトウェアが作り出したボスからチップにかけての翼断面形状を基に、ソリッドワークスのロフト機能を使用して翼をソリッドにて生成しているところです。

翼根元部はボスに取り付けるためほとんど円形ですが、その部分から翼型につながる部分で急激な形状変化が起こるため、少し翼形状が薄い部分が出来ています。

Blade080706pic03small このようにしてソリッドワークスを使用して作った風車が左図です。

ナセルの形状を少し変更するとともに、タワーを追加しています。

ここまで風車を作成しましたので、次はこれを使い風車の流れ解析を行う予定です。

新エネルギーのことなら、ターボブレードに御問合せください。

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