goo blog サービス終了のお知らせ 

流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

5度内向き噴射の単段衝動蒸気タービンの流れ状態図

2019年02月23日 | 流体機械設計

5度内向き噴射の単段衝動蒸気タービンの流れ状態を流線で表した解析結果図です。

タービンブレードに対する超音速ノズルの入射角は15度としています。

4か所のデラバルノズルからの超音速噴射蒸気がシュラウド無しの軸流衝動タービンブレードに作用して動力を発生します。

タービンを回転させた蒸気は、1か所の出口から排出されます。

蒸気の超音速流れに対してブレードのスパン方向長さをかなり広く取っていますので、噴射蒸気は漏れなくブレード入口に作用しています。

ブレードの翼間を通過する流れは減速しながらブレード出口側から流出しますが、今回は少しの内向き噴射なのでブレード外周側からの漏れ流れはなんとか抑えられているようです。

ブレードを通過する流れは翼間で拡散して減速することから、ブレード出口で速度が相当に遅くなり軸方向に流出しています。

この流れ状態は一般的な衝動型タービンの翼間減速率とはかけ離れた状態ですが、一応蒸気速度を充分に羽根モーメントに変換出来ていることから良しとしています。

<今日の流れ>

今日は、この二日ほど少し風邪気味だった体力の回復日としてゆっくりします。

この記事についてブログを書く
« オフロードバイクの外装変更... | トップ | 今日はまだ風邪が完治ではな... »