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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

ロケットターボポンプに使用するインデューサーの入口旋回渦流れを流体解析で捉えていました

2018年12月28日 | 宇宙航空産業機械

ロケットターボポンプに使用するインデューサー羽根の入口に生じる旋回渦流れが発生する様子を流体解析計算で捉えていました。

次がインデューサーにとって出口圧力が高くて流量が少ない場合ですが、この状態ではインデューサーチップ圧力側から入口方向に漏れた流れが旋回渦流れを大きく生じているのが流体解析計算結果として現れています。

次は上図に比べて流量は多くて出口圧力は低い状態なのですが、インデューサー入口戻り渦流れ状態は上図より強く出ています。

次は上図より流量が多くて出口圧力が低い状態であり、これまでに比べて入口旋回渦流れは少なくなっています。

出口圧力が低くなるとインデューサー羽根の圧力側から負圧側へのチップ隙間からの漏れ流れが差圧が少ない為に少なくなることが低圧大流量で入口旋回漏れ流れが抑えられる理由と推定します。

次は最大流量に近い出口圧力も低い状態なのでほとんど入口旋回渦流れが生じていません。

<今日の一日>

今年も業務最終日となりましたが、普段と変わりなく仕事を行っています。

ただ今日はプレミアムフライデイなので午後3時には終業です。

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