2重反転プロペラを持つ空中に浮上する機体を試験的に設計してみましたので、その概略形状と性能解析結果の一部を見て頂きたいと思います。
上の2重反転プロペラは直径3mほどとなり、割と大きめのプロペラとなります。
それを毎分2000回転でそれぞれの羽根を逆方向に回転させて生じた流れの様子が次の図となります。
次の図は、2重反転プロペラ部分にズームして流れを見たものです。
この流れの結果を見ると、下方向に主な流れを作っているのが羽根スパンの中間ぐらいまでであり、羽根先端部のかなりの部分が充分な流れ発生をしていないので、そこらへんの翼断面の弦長を見直し、更にもう一度設計をして性能解析を行ってみたいと思います。
また、このプロペラを駆動するプロペラ下のエンジン部分もより詳しいモデリングを行い、着陸脚部分もより現実的な形を設計します。
解析結果の下方向へのスラストを見ると、実は相当な推力となっており、ここまで出るのだろうか今思っているところです。
そこら辺の確認も多パターンの解析で確実となって行くでしょう。