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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

バイナリータービン発電実験装置の実験準備

2015年11月28日 | 流体機械設計

バイナリータービン発電実験装置の実験準備を撮った写真です。

タービンに入る媒体ガスの量は非常に少ないのですが、圧力が高いためタービンノズルでの流速は大変に大きくなり、タービン羽根は高速回転することで出力を発揮します。

タービン本体や配管は全ステンレス製であるため、ピカピカに光っていますが、減速装置などには軽量化のためアルミを使っていたりします。

さらに実験装置ですから運転中のいろいろな値を計るための機器がたくさん付いてます。

このような一品ものとして造る実験装置は大変高額になり、実験結果によって改造を加える場合は更なる高額の改造費がかかったりするので、最初の設計をする場合も慎重になります。

新しい機械の開発には実運転の性能を確認する実験装置は必要になる場合が多いので、その経費を使う覚悟は開発を決めたときにしておきますが、改造が続く場合などはさすがに費用負担にう~ん!となったりします。

長期間の考察の後に、何を開発するかという決定をしていますが、やはり開発仕事は難しいものです。

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