プラントや工場などの色々な装置では、色々な目的の為にポンプなどで造られた高圧の液体を使用していますが、それの圧力が残っても有効に利用されずに減圧弁などで空気中に音や振動のエネルギーとして元々の電力エネルギーを捨てている場合がまだまだ多くあります。
また、現在世界的に不足がちな水資源を補うための装置である「逆浸透膜による造水装置」でも多大な電力で高圧ポンプを回して、膜に高圧をかけて海水からの水生成をしていますが、その際に元々の海水の60%ほどが濃い塩分の海水となって高圧力を持ったまま捨てられています。
そのような高圧を持ったままエネルギーを捨てている場所で、その液体エネルギーを回収するのが、左図の高圧力液体タービンです。
これは、液体の圧力が数十Kg/cm2あっても、その圧力エネルギーを速度エネルギーに変換する羽根群によって動力を高効率に回収しながら運転されます。
高圧タービンのため、回転数もかなり高速となりますが、もともとの高圧ポンプの駆動を助けてあげたり、プラント内のブロワ・コンプレッサーなどのその他の機器を駆動したり、また発電機を付けて電気エネルギーとして動力回収を行ったりとその利用範囲は非常にひろいものとなります。
このような技術でエネルギーの有効利用が促進されるように技術の開発を行っていますので、もしこのタイプのタービンを適用出来る状況がございましたら、なんなりと(有)ターボブレードにお問い合わせください。