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『週末カフェで猫とハーブティーを』あらすじ・ネタバレ感想

編乃肌著『週末カフェで猫とハーブティーを』あらすじ・ネタバレ感想。
この小説を読んで、女性ホルモンのバランスを整え更年期の症状にも使用できる【レッドクローバー】と言うハーブを知った。
ヘバーデン結節持ちにも飲めるノンカフェインのハーブに興味をそそられた。
猫 写真 tataraworks

『週末カフェで猫とハーブティーを』 

■著者:編乃 肌
■発行:スターツ出版株式会社



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【レッドクローバー】について

『週末カフェで猫とハーブティーを』登場人物

『週末カフェで猫とハーブティーを』あらすじ・ネタバレ感想




【レッドクローバー】について 

【レッドクローバー】は学術名を Trifolium pratense と言います。
エンドウ豆やインゲンと同じマメ科の植物で『イソフラボン』が含まれています。
イソフラボンと言えば『エストロゲン』。
女性には馴染みのある物質ですね。
更年期障害や私のようなヘバーデン結節持ちにとってはエストロゲンはとても重要な物質です。
でも、なかなか簡単に体に取り込めない物質でもあります。


レッドクローバーの抽出物(エキス)は、主に更年期障害の症状、高コレステロール血症、骨粗しょう症に対して良いと言われています。
ただ、閉経期の女性の骨密度に対するレッドクローバーの効果については、あまり研究が行われていない為、結果に一貫性はないようです。
そして、更年期の症状としてよく知られているホットフラッシュ(ほてり)などに対しても研究結果に一貫性がないようです。


レッドクローバーの抽出物(エキス)の臨場試験の結果は、明かな安全性が確認されていると言う事です。
とは言え、妊娠中、授乳中、また子供の使用はしないでください。

参考:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』



『週末カフェで猫とハーブティーを』登場人物 

●足立早苗(あだち・さなえ)
 25歳 営業担当
 疲れ切って癒しが必要

●羽塚要(はつか・かなめ)
 27歳 平日は広告会社の社員・役職は主任
 週末は自宅でカフェ[ねこみんと]経営

●ミント
 要はミントと呼んでいる(野良)猫
 [ねこみんと]にお客を連れてくる

●羽塚鞠(はつか・まり)
 要の姉で写真家 28歳
 夫・ケンスケは交通事故で亡くなった

●長谷川透子(はせがわ・とうこ)
 早苗の同期で経理担当
●犬飼善治(いぬかい・ぜんじ)
 早苗の後輩営業マン

●勇輝(ゆうき)
 小学生 義母がイギリス人

●御手洗志保(みたらい・しほ)
 羽塚家の近所の主婦で[ねこみんと]常連
●御手洗誠人(みたらい・まこと)
 志保の夫

●千早(ちはや)
 要とは仕事上のパートナーだったが……



『週末カフェで猫とハーブティーを』あらすじ 

足立早苗は、そりが合わない上司のいびりに負けまいと仕事を頑張っているうちに彼氏に浮気されてしまった。
同期の長谷川透子や営業の後輩・犬飼善治相手に居酒屋で愚痴をこぼし、酔っ払って帰る途中で、現れた三毛猫に気をとられる。
猫は突然パタリと倒れ動かなくなる。
慌てた早苗は猫の元に駆け寄り、首輪につけられたタグから飼い主の名前と住所を確認すると猫を抱えて走り出した。


辿り着いたのは呆気にとられるような西洋風のお屋敷だった。
飼い主に猫を渡そうとチャイムを鳴らすと出てきたのは、【サービス残業根絶】と社蓄の叫びのようなものが書かれた変Tを着た残念臭漂うイケメン。
おまけに猫は寝たふりをしていた。


人をからかう猫に騙された早苗に、お詫びをしたいと言う青年に有無を言わさず週末に再度家を訪れることを約束させられた早苗。
お屋敷を訪れると、そこは[週末カフェねこみんと]がオープンしていて……。



『週末カフェで猫とハーブティーを』ネタバレ感想 

足立早苗は、女というだけで仕事ぶりを認めない上司に苛つき、いつか回し蹴りをくらわせたいと思いながら頑張っている25歳の営業職の女性だ。
頑張りすぎて彼氏にもフラれた早苗の楽しみは、エリートサラリーマン風の男性「スーツさん」の姿を毎朝マンションのベランダから確認すること。
気持ちは分かる。
特に親しくなりたいとかじゃないけど、今日のエネルギーをもらえる存在って必要なのよね。


そんな早苗がイタズラ好きの三毛猫・ミントに騙されたことがきっかけで出会った残念なイケメン・羽塚要。
週末は大きな屋敷の庭を使ってカフェ[ねこみんと]を開いているゆるふわ男子「ハッカさん」だが、実は彼こそ早苗の憧れの人「スーツさん」その人だった。
要は基本的にゆるい方が素なのだが、それでは社会人としてやっていけない為、会社へ行く時はビシーッとキメているのだ。


自分がズボラだとかゆるいって分かっていると、素の自分のままでどんな失敗をしでかすか分からないから、外で必要以上に気合いを入れている人って結構いると思う。
そんな気を張った状態で仕事に打ち込む人に癒しは必要。
要は[ねこみんと]にやって来るお客様を癒やしているようでありながら、自分自身も癒やされているのだ。
オンオフのバランスって大事よね。


週末のみオープンのカフェ[ねこみんと]はハーブを中心にしたお店だ。
要が作るお茶やデザートがとても興味深い。
中でも【レッドクローバー】に関する説明にそそられた。
私、ヘバーデン結節持ちなので、更年期障害だとか女性ホルモンだとかエストロゲンだとかの単語に弱いのだ。
体がちょっとでも楽になる飲み物や食べ物なら摂取したい!


【レッドクローバー】は、抗炎症、鎮静、催乳、緩下、抗菌、エストロゲン様(ホルモンバランスの調整)、抗カタル、体質改善、血液浄化、リンパ系の浄化に作用する。
そして、更年期障害、呼吸器の感染症、風邪や気管支炎の咳、のどの痛み、湿疹やにきびなどの皮膚トラブル、リンパ腺の腫れ、乳腺、に適用する。
でも、妊娠中、授乳中の女性や子供の使用は避けなければならない。


とは言え、
で書いたが厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』では研究結果に一貫性があるとは記されていない。
結局気持ちの問題かね?
何にしても、小説に出てきたハーブを使ったゼリーやクッキーが凄く美味しそうで食べたくてたまらなかったわ。
私は本当に食べ物につられるなぁ。

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…

ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)

コメント一覧

tataraworks-lynx50
@macaronteaparty まかろん様、コメントありがとうございます。
そうなんですよね、初対面で残念なイケメンとして現れる点とかベタなんですけど、ハーブティとスイーツが加わって楽しめますよ。
私の場合、小説はほぼジャケ買いみたいなものです。
漫画は無料で試し読みが結構できるので絶対面白いと確信を持って買えますが、小説はシリーズ1冊無料なんてないと思うので、タイトルとカバー絵で手に取るかどうか決めます。
イラストが好みだったら手に取っちゃいますね(^。^)
macaronteaparty
tataraさん、うわぁ、ベタだけど、
ベタだけど・・やっぱ女子はこーゆーお話好き🌸なのですよねぇ。
分かるー・・・。
付き合う気とかないけど、ベランダから毎朝一回イケメンさん確認、
って分かるその気持ち・・・。😅

そしてそんな遠いご近所さんが実は、って
あらー、どきどきする・・・。☺️🌸

自分が物語作るときはそーゆーベタなのは絶対作らないけど、
こーゆーのはやっぱ読んでてドキドキしますよねー。

tataraさん、いつもいろんな作品に気づいてすごいですね🌸(まかろん)
tataraworks-lynx50
マカ様、コメントありがとうございます。
『週末カフェで猫とハーブティーを』はラノベらしいラノベだと思います。
編乃肌さんの作品は、『鬼の若様と偽りの政略結婚~十六歳の身代わり花嫁』、同シリーズで『鬼の若様と偽り政略結婚二~花嫁に新たな求婚~』というのが昨年出版されています。
大正時代で料亭で働く天涯孤独の少女が主人公という点は、私好みでもありますが、こちらもマカさんのお好みではないかと思います(*^ww^*)
マカ
こんばんは。お邪魔いたしますm(_ _)m
カフェに猫だなんてそそられるワードが(笑)
面白そうなので探してみます。

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