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沖縄のアイデンティティー首里城焼失、今年2月に復元されたばかり

沖縄は深い衝撃と悲しみに包まれている。
今年2月に30年かけて復元されたばかりの首里城。
沖縄県民のアイデンティティーとも言える首里城の火災はなぜ起こったのか。
調査はこれからだ。

2千円札の画像 見本 tataraworks


2000円札には守礼門(しゅれいもん)が描かれています。
「沖縄県は日本の領土である」ということを強く内外に主張する為の図柄です。
場所が場所だけに、ただのうっかりであれほどの火災が発生するのだろうか、といろいろ考えてしまう……


今日(2019年10月31日)未明、那覇市の首里城で火災が発生した。
午前2時41分、正殿で燃え上がる炎を警備員が発見し消防へ通報。
消防車30台が出動するも、輻射熱が強く消火活動は困難を極めた。


火はおよそ11時間にわたって燃え続けた。
午後1時30分頃になって火は消し止められたが……ほぼ全焼。
正殿、北殿、南殿等計7棟が焼失した。
首里城には琉球王国時代から伝わる漆器や染め物などの文化財が多数保管されていたが、それらも焼失したと見られる。


およそ500年前に、日本と中国文化を取り入れ建てられた首里城。
戦争でアメリカ軍の攻撃により破壊された。
それを昭和61年に国と沖縄県の共同で復元することになるが、簡単な道のりではなかった。


戦時中、県内にあった資料等はほとんどなくなってしまった。
わずかに残った図面や写真をかき集め、地域の人達への聞き取り調査を行い、30年以上かけて今年(2019年)2月に復元したばかり。
世界遺産にも首里城跡地が登録された(建物は除く)。


正直、沖縄県民ではない私ですら、燃え上がる炎の中で崩れ落ちていく南殿や正殿を見て辛い気持ちになった。
お城がある県の方なら沖縄の方々の気持ちが想像できるのではあるまいか。
それはシンボルでもあって誇りでもある。
それが焼け落ちていくのを見るのは本当に辛いことだっただろうと思う。


しかし、こんな時に冗談のようなツイートやら配信をするYouTuberがいたりする。
震災の時もそうだけど、傷ついた人を嘲うかのようにデマや遊び半分の投稿ができるその鈍感さが恐ろしい。
なぜ、他人の痛みにそんなにも無神経でいられるのだろう。
こんな時にミサイル発射する北朝鮮とこういう人達が同類に思える。


今年4月のフランスのノートルダム大聖堂の火災をうけて、文化庁は国宝や重要文化財の防火設備等の緊急調査を実施していた。
ノートルダム大聖堂の火災原因は特定できずに捜査が終了した。
原因は煙草だとか電気系統の故障だとか仮説の域を超えることはできなかった。


首里城の火災原因はこれから消防が詳しく調べる。
何で正殿から出火?
人気がないのに正殿内部から出火なんておかしくない?
正殿には鍵がかかっていたらしいし。
そう思うと、いろいろ憶測が飛び交うのも無理はない。
でも、調査はこれからだ。
関係ない者が先走っていろいろ言うべきじゃないと思う。


早くも募金の動きがあるそうだが、お金の問題より材料の問題の方が大きいようだ。
天然物なのですぐに調達できるようなものではないんだとか。
再度の復元への道のりは厳しいかな。
私が生きている間に復元できるだろうか?


ご訪問ありがとうございましたm(_ _)m

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