goo blog サービス終了のお知らせ 

薬学の勧め

薬学に興味のある方,医薬品の研究者,医療人、薬剤師を目指す方へ

ホタルの川

2005年06月19日 19時47分19秒 | 脱サラ研究者の独り言
テレビが突然壊れました。

見ているときに、誰かがスイッチを切ったかのように、
画面がプツッと切れ、それっきりです。

突然の別れでした。

買って4年くらいしか経っていないテレビ。

早すぎるお別れでした。

仕方が無いので、昔のコンポ?についているちっちゃな
画面でテレビ見てます。

あーっ、黒本のお金があったら新しいテレビが買えるのに。

勉強しろ、ということでしょうか?

確かに最近、子育てに追われてほとんど勉強していません。

よし、勉強します。



家庭教師先の中学生の男の子にシャープペンシルもらいまし
た。

「先生、シャーペン何本持ってる?」と聞かれ、一本と答え
たら恵んでくれました。

中学生にシャーペンもらって喜んでる私です。



夕べは家庭教師の後、家族みんなでホタルを探しに行きました。

去年まですんでいたところには、本当に川のようにホタルが乱舞
するところがあって、毎年見に行っていたのです。

しかし、ここは都会の真ん中?です。車で隣りの区の山の方に向
かいました。

そこはホタルで有名な場所、たくさんの車がとまっていて、人も
大勢いました。

が、ホタルがいません。

人はたくさんいるのに、ホタルがいません。

恥ずかしくって、逃げてしまったのでしょうか?

やっと一匹見つけたホタル。

朧げで、やわらかなひかりでした。

今年もホタルに会えたね。来年も会えるといいね。

約束してうちに帰りました。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕方がないこと

2005年06月10日 22時41分28秒 | 脱サラ研究者の独り言
世の中、仕方が無いことってありますよね。

どんなにベストを尽くして頑張っても、良い結果が得られない
こともある。

ベストを尽くしていないと、本当に後悔してしまうのですが、
ベストを尽くした上での結果であれば、それは仕方が無いこと
と思うのです。

もちろん、反省することは大切です。

不本意な結果に至った理由を考えて、その原因が判明すればし
めたもの。

次回はその点を改良するだけです。

どんな失敗でも、生きていれば再びチャレンジできます。

お金や時間が無いなんて関係ありません。

それは言い訳です。

他人からは「無駄な努力」と思われるかもしれません。

「変人」と思われるかもしれません。

しかし、生きている限り、全てに全力投球すること、その
努力を続けること、日々戦い続けること、

何よりも生き抜くこと。

不本意な結果にも必ず意味があるはず。

そういう意味で、「無駄な努力」はありません。

どんな結果も受け入れられるように、
仕方が無いと心から思えるように。

だから、明日も頑張ろうと思うのです。



今日、車を運転している時、横断歩道を手話をしながら渡っている
数人の小学生を見かけました。

ものすごく早口?で読み取れませんでしたが、頑張って勉強してい
るんだなあ、と思いました。

また、元気を分けてもらったような気がします。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボランティア精神?

2005年06月08日 23時08分56秒 | 脱サラ研究者の独り言
数年前、私は手話を習っていました。

といっても、街の公民館で毎週集まって、聴覚障害者とよもや話
をしている集まりだったのですが。

最初は市の福祉課か何かが主催する手話講習会が始まりで、ほと
んどが女性(おばちゃん)の中で、私は多少浮いた存在でした。

元々、手話を使えるボランティアを養成する目的で始められたも
ので、ボランティア経験者から、単なる出会い?を求めた方まで
様々な集まりでした。

ボランティアって、聞こえはとてもいいのですが、行う側と受け
る側でズレがありました。

人と人が関わりあう事ですから、多少のズレが存在するのは仕方
が無いはず。

しかし、勘違いや思い込みからズレがますます大きくなっていっ
たようです。

初めての方には特にありがちなのですが、ボランティアって良い
事をしたくて参加しています。

良い事をしているから正しい、正しいから間違っていない、間違
っていないから文句を言われる筋合いは無い・・・。

また、障害者の方はみんな良い人で、文句を言ったり、怒ったり
するはずが無い、なんて思ってしまうようです。

そんなはずがあるわけありません。

当たり前ですが障害者も人間です、怒りもすれば文句も言う、嫉
妬もすれば、誰かを好きになることもある。

このことを理解していないと、「障害者のためにいい事をしてい
るのに、どうして文句を言われるの?信じられない!」
と、悩む方が多いようです。

また、当たり前ですが障害者にもいろんな人がいて、「ボランティ
アならそれぐらいしろ!」なんて、平気で言う方もいます。

ボランティアといえども、出来ないことはたくさんあるし、お金貸
してって言われても貸せないし、無理なことは出来ません。

特に、無償で行う行為については、気持ちが続きません(私は)。

遊びに行ったり、飲みに行ったりは、なんてこと無いのですが。
(当たり前か・・・。)

勿論、心の底からボランティア精神にあふれていて、寝る間を惜し
んで活動されている方もいらっしゃいますが、私には無理です。

家庭を顧みず、ボランティアに身をささげる方もいらっしゃいます。
(私には無理ですが・・・。)

要するに、無理しない程度にやったほうが、長続きすると思うんです。

「セックスボランティア」の中でも、無償でボランティアを買って出た
男女がいたのですが、やはり長続きしませんでした。

無償で、なぜそこまでするのか?と周囲に理解されないし、応援してくれ
る人がいないために、気持ちが続かないようです。

無償だと、ボランティアを受ける方もどこか遠慮してしまい、上手く行か
ないようです。

なんでもそうですが、無理してボランティアされてもそれは受け手に伝わ
ってしまい、受ける側も迷惑をかけているようで、困るようです。

誰だってそうでしょう?押し付けがましい親切はほしくありません。

やっぱり、何事も無理しない程度がいいと思った次第です。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気ハツラツ?

2005年06月05日 15時37分01秒 | 脱サラ研究者の独り言
私が注目してる仮面ライダー響鬼(ヒビキ)に新事実発見。

なんと、各ライダー(鬼)たちは、敵(魔化魍)を倒すたびに?
報告書を作成しているのです。

やっぱりNPOとはいえ、予算を無駄に使っていないか、管理する
必要があるのでしょう。NPOは寄付で成り立っていますから。

実にしっかりしています。

また、各ライダーにはオフがあるようです。

やはり週休二日なのでしょうか?

また、お団子屋の親父さんは、ただの下部組織の方らしく、上部
組織が存在するようです。

そりゃそうでしょう、武器の開発や探索装置の開発を行うくらい
ですから、お団子屋の売り上げだけではやっていけません。

また、CMで上戸あやと仮面ライダー響鬼が共演していました。

元気ハツラツです。

なぜか、森三中といっしょでしたが・・・。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残さず食べる。

2005年05月31日 22時04分46秒 | 脱サラ研究者の独り言
今日の実習は水質試験と空気試験でした。

簡単な試験のはずなのですが、のべ3回もやらされて、結
局帰れたのは一番最後になってしまいました。

空気試験では、一酸化窒素と二酸化窒素の検査を担当して
しまい、普通の空気では1ppmも検出できません。

しかたなく、ビニール袋片手に近くのバス停まで行って、
バスが止まるや排気ガスをビニール袋いっぱいに集めて、
検知管で調べました。

一酸化窒素が約200ppm、二酸化窒素が約20ppmでした。

こんなことして意味あるの?という疑問を抱きつつも、
あーこの街のバスはまだ規制がゆるいのだなあ、なんて
思ったりした次第です。

---------------------------------------------------

子育てをしていて最初に悩むのは、食べることと出すこと
です。

長女は育ち盛り?ということもあって、本当によく食べま
す。

私やお兄ちゃんの分も奪いとって食べる勢いです。

ところが、長男は好き嫌いが激しく、お肉以外は中々食が
進みません。

いつも私達に「早く食べなさい。」「お野菜も残さず食べ
なさい。」なんて言われています。

言われてすぐは、食べる様子を見せるのですが、やがて他
に注意が移ってしまい、また食がとまります。

本当に毎食ごとにプチキレしてます。

しかし、食事が終わり、粘土遊びを始めると逆襲にあいま
す。

粘土やおもちゃを山盛りにしたお皿を口元まで持ってきて、
「早く食べなさい。」「ちゃんと食べなさい。」と迫りま
す。

あっ、ありがとう、もしゃもしゃ。(食べるふり。)

「ほらっ、お野菜もたべなさい。」

嫁の口癖そのままです。

勘弁してくれ~。

食べろといわれても絶対無理。

きっと、子供もこんな風に感じているのかもしれませんが、
粘土は栄養になりませんから。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物園

2005年05月30日 21時10分27秒 | 脱サラ研究者の独り言
初めて近く?の動物園に行ってみました。

植物園と動物園が一緒になっていて、大人400円、子供無料と
ずいぶんリーズナブルな料金です。

それだけで、すでにお気に入りになってしまいました。

動物園は街中の山を利用したつくりになっていて、ゾウや蛇、
サイやキリンなど、一通りの動物を見ることが出来ました。

子供のために行ったのですが、カメラ片手に子供そっちのけ
で写真を撮り捲りました。

トラやライオンは檻が小さくてちょっとかわいそうでしたが、
他の動物は元気もよさそう?で、隅から隅まで見て回ること
ができました。

中には亀やウサギなど、動物と触れ合うコーナーもあって、
本当に良心的に出来ているなあ、と関心させられました。

小さな観覧車もあるのですが、街が一望できて、一回り150円。
他の乗り物も150円と、レトロな感じでとてもよかったです。

ジュースやアイスクリームも定価で売られているし、家族連れ
でのんびりするにはもってこいの場所でした。

しかし、写真を撮ることに夢中で、走り回る子供に気が行き届
かず、機関車乗り場のおばさん(お姉さん?)のお世話になっ
てしまいました。

ちなみに、機関車も2周回って大人150円、子供20円です。

下の子供は風邪気味でちょっと辛そうでしたが、上の子は帰って
からも粘土でワニを作ったりして、余韻に浸っていました。

さてさて、今週も実習で遅くなりそうです。

家族の皆さんごめんなさい。

これでも、一般のお父さんより早く帰ってますから。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子育ての妙

2005年05月27日 17時18分58秒 | 脱サラ研究者の独り言
娘がやっと1歳になりました。

長男と比較して早かった気がします(そんなはずはないのですが)。

娘だからでしょうか?育てるのもラクだった気がします。

とにかく、本当に可愛い盛りです。

ところで困ったこと?もあります。

お父ちゃん子なのは嬉しいのですが、なぜか、私の短パンがお気に入り
なのです。

しかも、パジャマ代わりに使っていて、あまり洗濯しないやつ。

両手でしっかり持って、かみかみしています。

何の味がするんだか・・・・。

脱ぎ捨てているのが悪いのか?と思ってちょっと片付けておくと、引っ
張り出してやっぱりかみかみしています。

すごく嬉しそうです。

何の匂いがするのかなあ、可愛いからそっとしておきたいけれど、将来
のことを考えるとちょっと心配です。

写真にとっておいて、年頃になったら見せようかな?


今週、大学では酵素誘導の実習をしました。

肝酵素の代謝活性をフェノバルビタールを投与したラットで確認します。

ご存知?のとおりフェノバルビタールを投与するとP450のCYP2B1とCYP2
B2を誘導し、N-脱メチル反応を活性化させ、睡眠薬などの効果を減少させ
てしまいます。

ところが、フェノバルビタールを投与したラットにおいて、本来誘導する
はずではない水酸基導入反応の酵素も誘導してしまいました。

結局、フェノバルビタールは様々な酵素を誘導するため、たまたま水酸基
導入酵素も誘導してしまったようです。

先生方の思ったような結果を得ることが出来ませんでしたが、生化学の
奥深さ?を感じることができました。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人知れず戦うライダー

2005年05月26日 07時45分24秒 | 脱サラ研究者の独り言
災害時に医薬品を運ぶライダーグループの結成なんてことを
言ってましたが、実は既に20年ほど前から存在していました。

RB(Rescue Support Bike Network)
バイクの機動性を活用し、災害時の救援活動をサポートすること
を目的としたボランティア組織。
http://www6.ocn.ne.jp/~offbike/onbike/fukuokarb/syousai.doc

全国的に組織化され、数多くの災害地域で活躍されているようです。

私は最近、仮面ライダー響鬼に夢中でしたが、現実の世界にも人知
れず戦っているライダー達がいらっしゃったのですね。

本当に感服いたします。

私も参加を参加を考えていますが、いざ参加するとなると残してくる
家族のこと、もし自分の身に何かあった場合、残された家族の今後、
などなど、いろんな問題があるのだとわかりました。

また、現在活躍されている方々は、このような問題があるにも関わらず、
時間を割いて活躍されているのだなあと、改めて思いました。

誰しも世のため人のために役に立ちたいと思うのですが、思うのと実際
に活躍するのとでは大きな違いがあるのですね。

仮面ライダー響鬼も、RBの皆さんも本当に気をつけて頑張って欲しいと
思います。

何よりも、そんな皆さんが活躍する機会がないことを祈りたいと思いま
す。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気ハツラツ

2005年05月22日 09時32分25秒 | 脱サラ研究者の独り言
仮面ライダー響鬼(ヒビキ)の新情報です。

最近、本当にファンになってしまいました。

ライダーなのにバイクに乗れない、1回では敵を倒せない、
修行して鬼(響鬼)になる、などなど、とても魅力的です。

この響鬼に、今週新たな新事実が判明しました。

なんと、鬼になるためには申請書類が必要だと言うのです。

しかも、病院での健康診断書つき。

修行だけではダメなのです。

実に現実的で好きです。

ちなみに、仮面ライダー響鬼はオロナミンCのCMにも出ていて、
「元気ハツラツ?」って言ってます。

恐るべし、です。

頑張れ、仮面ライダー響鬼。

ちなみに、私はイブキが好きです。


---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、ご投票下さい。





コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジェネリックもつらいよ

2005年05月22日 07時33分51秒 | 脱サラ研究者の独り言
私が勤めていた会社はいわゆるゾロメーカーで、私も主にジェネリック医薬品の
開発に携わっていました。

授業でも、ジェネリック医薬品について学ぶ機会がありますが、ゾロメーカーから
見たジェネリックの裏話をしてみたいと思います。

まずは、ジェネリックについて、すでに薬剤師として働いていらっしゃる方には常
識ですけれど、沢井製薬のホームページから抜粋したものを以下に示します。

欧米主要国では、すでにジェネリック医薬品が50%以上のシェアを占めています。

それは、医師が処方箋を発行する際、薬をブランド名ではなく成分名で指示する
「一般名処方」と、患者さん自らが新薬かジェネリック医薬品かを選ぶことがで
きる「代替調剤」が認められていることが大きな力になっています。

(ここが日本と欧米の大きな違いではないでしょうか。早く日本でも一般名処方
ができるようになれば良いのに、と思います。)

欧米諸国では、特許が満了すれば、その新薬が持っていた市場の60~80%が替わ
ってしまうほど、ジェネリック医薬品は非常に高い評価を受けているのです。

とりわけイギリスでは、政府による医療費節減など、ジェネリック医薬品普及奨
励のための様々な努力が図られ、処方箋の約76%(BGMA,2003)が一般名で処方
されています。

しかしながら、ジェネリック医薬品の使用環境が不十分な我が国ではジェネリッ
ク医薬品のシェアは、数量ベースで16.4%に過ぎません(2003年度、医薬工業協
議会調べ)。

本格的な少子高齢化社会の到来を目前にしている日本でも、国の医療費節減は大
きな課題です。

もし特許期間を過ぎているお薬がすべてジェネリック医薬品に替われば、日本の
医療費は年間で約1兆円も節約できるといわれています。

そんなジェネリック医薬品ですが、実際の開発現場ってどんな感じなのでしょうか?

授業でも、特許期間が終了した医薬品と言われますが、実際は再審査期間を修了し、
かつ、原末の特許が切れたものになるかと思います。

再審査期間は新薬発売4~6年後に切れますので、それに会わせてゾロ品の承認申請を
行います。

再審査期間の終了はどこのメーカーでも把握していますから、その日に向けて3年ぐ
らい前からスケジュールを調整します。

申請資料の作成と社内監査に約半年、安定性試験に6ヶ月、規格及び試験方法の確立と
本試験の準備に半年、ゾロ品の製剤設計に約1年。

3年間といっても、全てぎりぎりのスケジュールで進行します。
(私が勤めていた会社では、もっと切り詰めたスケジュールでしたが。)

自分の仕事の遅れは承認申請の遅れを意味しますので、ミスは許されません。

また、ゾロ品を作るのはいいのですが、その原末をどこから手に入れるか、その探索
もしなければなりませんでした。

中国、イタリア、アメリカなどなど、医薬品の輸入を行う商社に探してもらいます。

しかも、値段もいろいろ、品質も色々、供給先の安定性もいろいろと、博打のような
決断を迫られることもあります。

通常は複数の原末のロットが必要になるのですが、複数の商社から取り寄せてみたら、
全部同じロットであったとか、1グラム5万円ですとか、原価計算したらとても作れな
い値段であったりとか、イタリアを船便で出荷して、来月の15日ぐらいにつくと思い
ます、とかいろんな問題がありました。

とても研究者の仕事とは思えませんね(実際はこの辺が面白い所でもありますが)。

ありとあらゆる手段と伝手と無理を通して、ゾロ品は完成します。

製剤設計の1年間に色んな問題を解決しつつ、本来の製剤設計も行わなければなりません。

さらに、製造設備や原料の選定、試作検討、原価交渉、スケジュール管理、会議資料の作
成、他部署との調整、上司との調整、部下との調整、原料メーカーとの調整などなど。

本当に目の回る忙しさです。

しかも、この中にミスがあったら私の責任です。

ちなみに、業績は上司のもの。

あーなんてやりがいのある仕事。

でも、私の場合はまだマシでした。

これだけやって申請して、厚生労働省とやり取りして、やっとの思いで承認を得て、
その後で販売中止、なんてことも普通にありましたから。


長くなりましたが、要するにジェネリックと言えども、結構大変ですよってことです。

---------------------------------------------------------------------
学生ブログランキング参加中です。よかったら、投票下さい。




コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする