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薬学の勧め

薬学に興味のある方,医薬品の研究者,医療人、薬剤師を目指す方へ

「セックスボランティア」から

2005年06月04日 19時57分15秒 | 薬剤師への道
グリーンコーポで注文していた「セックスボランティア」を読みました。

思ったとおり、と言うべきか、本当に心が痛い話でした。
皆さんにご紹介したいのですが、おそらく伝わらないでしょう。

健常者にとっては当たり前のことが、当たり前で無い世界。
身障者であるためにタブーとされ、言葉にすることさえも許されなかった世界。
どちらかと言うと、そのことに触れることを積極的に避けてしまっていた世界。
見て見ぬふり、聞こえないふりをされてきた世界。

しかし、現実に存在し、本当にたくさんの人が苦しんでいる(であろう)世界。

しかし、知ってしまったからといって、実際に私がしてあげられることはあり
ません。

ありませんが、知って認めること、理解することはできます。

残念ながら、今の日本では闇として扱われていますが、今後、一般的に認められ
るようになり、少しでも障害者のQOLが向上できればと思います。
(社会福祉先進国である、オランダのお話はまた今度)

私の文章では、ほとんど伝わらないと思いますので、印象的な言葉などを勝手に
引用させていただきます。
(詳しくは本を購入されて下さい。)

身体が全く動かず、酸素ボンベがないと生きてゆけない65歳の身体障害者。
それでも生きてゆく希望のために、年に一回風俗店に通う。
勿論、一人では行けないので、介助が必要である。
呼吸しか出来ない身体でありながら、酸素ボンベをはずし、サービスを受ける。
本当に命がけである。呼吸しか出来ない身体で、日々生きるために戦っている。

「たとえ てあしがうごかなくても にんげんのおとことしての よくぼうが
あるかぎりはけいざいのゆるす はんいの ことであれば それによって ひ
ごろの ストレスを はっさんさせ あすへの いきる みなもとにおするな
ら それなりのいぎの あることとおもう」


精神を病んで自殺未遂した女性ボランティア。

「食べることや排泄についてはみんな言い出せるけど、性に関しては何もいえない。
一生当然の権利を口に出すこともできずに死んじゃう人があまりに多い。自分が生
きていることだけでも迷惑だと思っている。贅沢なのかなと思い込んでいる。その
人たちをどうしたらいいんでしょうか?」

しかし、周囲の理解が得られずに続けることができなかった。


十八歳から腫瘍があちこちにでき、何十回も手術を繰り返しながら実業団のスポーツ
選手でもあった女性。二十一歳で乳ガンとなり、結婚・出産したものの、頚椎にでき
た腫瘍のために寝たきりの障害者となり、離婚。
余命3~5年といわれながらも、三人の恋人をもち、前向きに生きている。

「病気のこと、イケないこと。男性はわからなくてもいいんです。わかっていても知
らないふりをして欲しい。支配されたりするのはイヤです。助けを求めたときに初め
て手をさしのべて欲しい。」
「最初はセックスボランティアは意味があることだと思いましたが、今は疑問に感じ
ています。女性は傷つきやすいものです。『セックスしたい人がいたら、相手します
よ。でも、好きになられても困る。』ということで本当に大丈夫なのでしょうか?」
「女性はセックスの『ボランティア』という言葉だけで傷つくものです。」


障害者専用のデリヘルを運営する障害者の店長とそこで働く聴覚障害者の女性。

「だいたい、障害者専門の風俗店というのが不健全なんだ。本当は、障害者を受け
入れてくれる普通の風俗店が増えたほうが健全な世の中でしょう。」
「お金を貯めて耳の手術代に当てたいの。成功するかどうかわからないけど、やれる
ことならなんでもやりたいから。」


自衛隊の自動小銃で自殺未遂し、ほとんど動けなくなって初めて生きたいと思い始
めた男性。障害者の女性と結婚し、夫婦として「普通」の生活を望んでいる。

「きっと行きずりの相手だったらしないでしょうね。でも、家内は別です。私はほと
んど性的な満足感はありません。しかし、自分のできる範囲で相手に喜んでもらえる
ことが私の満足なんです。それにつきますね。感覚はないに等しいのに、精神的に
いけるんです。」


周囲に理解されない、様々な状況の中で、みんな必死に生きようとしていました。
生きることはこんなにも辛くて、大変なことであるのかと、改めて感じさせられ
ました。

私のつたない文章では、作者の言いたいことを上手く表現できませんが、そうか
そういえばそういう問題があるのか、と気付いていただけるきっかけになれば
幸いです。

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奨学金

2005年06月01日 16時58分16秒 | 薬剤師への道
本当にホッとしました。

今年も大学の奨学金に当たったのです。

私のクラスでは私一人でした。

ひょっとして、ビンボーなのは私だけ?と思ってしまいます。

でも、無収入の家庭には、月5万円は本当にありがたい。

といっても、あとで返すのですが・・・。

あとは残り少ない貯金だけが頼りです。


それと、最近家庭教師をはじめました。

中学生相手に、サッカーの話などしております。

もっとも、私は聞いているだけで、一方的に話をしてくれる
だけなのですが。

がんばって、もっと勉強して欲しいものです。
(私がさせるのか。)

今週来週と、私も小テスト(薬品物理、物理薬剤、同位体化学、物理ばっかり)
が続きます。

私も頑張らねば、です。

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CYP2E1

2005年05月29日 07時40分18秒 | 薬剤師への道
フェノバルビタールによってラット肝CYP2E1が酵素誘導されるか、
ということについてMEDLINE検索してみました。

CYP2E1はP450の中でもアルコールによって誘導される酵素です。

今回の実験では、本当は誘導されないつもりだったのですが、1.5倍
から3倍程度、フェノバルビタールによって誘導されていました。

これについては、助手の先生と教授の意見が別れるところで、助手の
先生はCYP2E1は誘導されないので、その他の水酸化酵素が関与したと
いう考えで、教授はCYP2E1が誘導された、と言われるのです。

本当のところはどうなの?という興味があり、調べてみました。

CYP2E1とphenobarbitalで検索した所、約20件ほどヒットしたので、
見て行くとヒトとアリゲーター(なぜ?)の肝臓で、フェノバルビタ
ールによって誘導されることが報告されていました。

Drug Metab Dispos. 2003 Apr;31(4):421-31.
Effects of prototypical microsomal enzyme inducers on cytochrome P450 expression in cultured human hepatocytes.

Toxicol Appl Pharmacol. 1999 Jun 15;157(3):157-65.
Immunochemical analysis of liver microsomal cytochromes P450 of the American alligator, Alligator mississippiensis.

今回はラットと言うことで、ヒトやアリゲーターの結果から推測する
しかありませんが、おそらくCYP2E1が誘導されたのでしょう。

また、各チームの結果から、これらの酵素は温度感受性が高いのでは
ないか?という推察がありました。

実習なんてなんの役に立つんだか、というようなものばかりのように
思われますが、結構いろんな知見が得られるものですね。

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医師と薬剤師

2005年05月28日 22時51分49秒 | 薬剤師への道
医療薬剤学から、先生のお話をちょっと拝借。

薬事法の改正により、薬剤師は医療従事者として明確に定義された。
(それまではいったいなんだったのでしょうか?)

チーム医療が行われている医療現場でも、薬剤師は医療従事者として
扱われることとなったが、4年制では医療従事者としての薬剤師を育
てることに限界があり、6年制の導入となった。

医療現場でもIT化が進み、処方箋がコンピューターに入力されると、
ロボットが薬を取ってきてくれ、薬剤師は承認だけすればよいように
なった。
(ロボットといっても、アイボやアシモみたいなものではなくて、単なる
運搬装置だと思いますが。)

そのため、若い薬剤師は調剤ができなくなった。例えば、震災でボラ
ンティアに赴く若い薬剤師は、機械がないと何も出来ない。

調剤のオートメーション化がもたらした弊害である。

それでも、調剤ミスが減るのであれば、調剤のオートメーション化は
大変有用ではないか?

しかし、機械とヒトのミスはほぼ同程度で、どちらか片方に依存する
ことは出来ない。

また、薬剤師が引き起こすトラブルのほとんどは看護士とのもので、
医療従事者になりきれていないことが原因である、とのこと。

医師の初任給は薬剤師の初任給の5~6倍である。10年も経つと、
桁が変わる。
(と言っても、研修医は信じられないほど安いですよね。)

ちなみに、米国では医師と看護士、薬剤師の初任給は変わらない。

それほど、薬剤師の責任は重い。

以上、印象に残ったところだけ思い出してご紹介しました。


話は変わって、朝日新聞の特集で医療をやっています。

最近は「おいしゃさん」がいなくなり、専門医が増えてしまった
とのこと。

そのため、初診での判断ミスが多くなってしまう。

その中で紹介された医師は、家庭医療を行っている方で、すなわ
ち問診を中心に診断を行っている医師です。

具体的な検査結果を持たずに、問診から病名を判断する。

というと、町医者のようですが、ある意味その通りで、患者を治
療する為には、その患者の家庭環境なども考慮しなければならず、
そのためには患者との信頼関係が最も大切である、という考え方
を実践していらっしゃる方です。

これは、薬剤師にもあてはまることではないかと思うのです。

来店していただいた患者さんや入院中の患者さんとの信頼関係を
いかに築くか・・・、大学では教えてもらえない、大切なことの
ように思います。

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前へ進む

2005年05月15日 22時09分19秒 | 薬剤師への道
3年生の期末試験の過去問題を入手しました。

先輩方の努力の結果です。

試験が終わるとともに出題問題を書きとめ、代々後輩に
伝えてきたものです。

本当にありがたい。

とりあえず一通り目を通してみました。

かなりヘビー。

どれも30代の私には大変です。

特に医薬品化学Ⅰは、今まで4回の授業があったのですが、
ほとんど進んでいない。

しかし、試験では主だった医薬品の一般名と構造式、適応
を書かされるようです。

仕方がないので、早速暗記用の一覧を作成しました。

過去問題から出題傾向の多いものをピックアップし、一般
名と構造式、適応、分類などをまとめました。

あとは頭に入れるだけです。

30代になると、一夜漬けは出来ない頭になってしまいま
す。

試験の本番まで2ヶ月ありますが、早めに準備しておきま
す。

他の科目も準備せねば。

その前にいくつかの中間試験と実習試験があります。

クヨクヨしている暇はありません。

前へ進まねば。


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仮面ライダー響鬼(ヒビキ)とMR

2005年05月10日 05時51分36秒 | 薬剤師への道
脱サラして薬学部に通う私ですが、毎週日曜日の朝は、アンパンマンと
マジレンジャーと仮面ライダー響鬼(ヒビキ)を欠かさずチェックして
います。

勿論、子供用なのですが、結構私たちもハマッてしまってます。

特に最近注目なのは仮面ライダー響鬼(ヒビキ)。

子供向けの番組と侮る無かれ、ストーリーも役者もカット割りも、なかなか
よくできています。

全体的に和風のつくりで、武器は太鼓のバチです。

他にイブキやザンキなど、沢山の仮面ライダーが登場します。

一番受けたのは、主人公のイブキはバイクに乗れないこと。

仮面ライダーじゃないじゃん。

「俺も免許とろうかなあ・・・。」なんてのりです。

主人公役の俳優さんも、トレンディ俳優なので、正直仮面ライダー
役が回ってきた時には悩んだそうです。

母親に相談した所、「やりなさいよ、お前に仮面ライダーいくら使ったと
思っているのよ。」とのこと。

それと、今までと違ってなかなか敵を倒せず、努力したり、命からがら
退散して、作戦を変えて再挑戦し、辛くも敵をやっつけるところが、現代
の子供にいい影響を与えると考えて、引き受けたそうです。

確かに、よくやられていますし、他のライダーの方がかっこよかったりする。

ヒーローも大変だなあ、と思いました。

ちなみに、私はイブキの持っているトランペットみたいな武器が気に入って
います。

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MED WAVEからの抜粋です。MRって大変な仕事だなあ、と思いました。
研究開発出身の身としては、大変参考になりました。

「医師の領域争いに巻き込まれたMRの物語」

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「N製薬さん、耳鼻科のO教授が用事があるとのことなので、午前11時30分に、教授の部屋に行って欲しい」とN雄が担当する大学病院の薬剤部に行くと、メーカー担当の薬剤師より伝言された。

 N雄はこの大学を担当するようになって2年が経過するが、今まで耳鼻咽喉科には、宣伝する薬剤もなかったので、ほとんど訪問しておらず、O教授とも面識がなかった。

 N雄は何事が起きたのかと考えてみたが、訪問もしていないし、接触もないので、何の用件で自分が呼び出されるのかは見当も付かなかった。

 11時30分にN雄は恐る恐る教授室のドアをノックした。

 「N製薬でございます」。ドアを少し開けてN雄は叫んだ。

 中から「どうぞ」の声が聞こえたので、N雄は名刺を手にし、教授の前に進んだ。

 「まあ、椅子にかけたまえ」と教授は言って、最初は冷静であったが、やおら教授は「大体君の会社はけしからん」と大声で言い出した。

 「口腔白板症は耳鼻咽喉科の領域の病気なんだよ。それを口腔外科で臨床試験をして許可を取るとは何事だ。歯医者なんて医者じゃない。それをそんなところで治験をするとは君の会社はどういう考えなんだ。この薬剤は耳鼻咽喉科学会あげて使用を拒否する。会社に帰って良く幹部連中に伝えておけ」とすごい剣幕で怒鳴り出した。

 N雄は「先生申し訳ありません」とだけ伝え、教授の部屋を後にしたが、最初は何の薬剤のことで怒られているのかピンと来なかった。

 今度出た新製品は皮膚科の乾癬群、魚鱗癬群の治療薬だし、念のためN雄は添付文書を見て確認すると、最後に口腔白板症、口腔乳頭腫及び口腔扁平苔癬の3つの適応症が入っていた。

 N雄はこの薬剤のメーンの使用科は皮膚科であったので、そのことばかりが頭の中にあったが、O教授が怒っているのは、この3つの適応症のことなのだということが理解できた。

 N雄は早速会社に帰ってすぐ上司に報告した。

 上司は「そんなこと言われても、我々営業は困るよなあ」と嘆いた。

 「治験を計画し、行ったのは臨床開発だし、そのシワ寄せが営業に来ても、営業としてはどうしようもないし、困った問題だけど、一応支店長には報告しておくよ」。

 報告を受けた支店長は、すぐ電話で営業本部長に連絡を入れた。

 営業本部長は「よく分かった。明日O教授のアポを取ってくれ。支店長と担当MRと私の3人でまず謝りに行こう」。

 翌日3人でO教授の部屋に謝りに出かけたが、O教授の対応は、昨日よりは若干トーンダウンしたものの、言っている内容は変わらなかった。

 3人は大学の傍の喫茶店に入って善後策を検討した。

 「O教授と親しい先生はいないのかね」と営業本部長は言った。

 「そう言えば、○○病院の皮膚科部長のA先生と非常に仲が良いとプロマネから聞いたことがあります」と支店長が言った。

 「それではその先生に頼んで仲介の労を取ってもらおう」ということで結論に至った。

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人間その気になれば2

2005年05月03日 07時03分12秒 | 薬剤師への道
この春、薬学部の編入試験を目指していた方からメールが来ました。

残念ながら、サクラは咲かなかったとのこと。

受験を前に、心境などを連絡いただいていました。

そして、来年も受験するかどうか悩んでいると。

そんな彼から、炎のように熱い決意をいただきました。

ずっと家業の農家を継ぐか、薬学部へ行くか迷っていましたが、
家業を継ぐことに決めたとのこと。

そのメールには本当に熱い思いが述べられていました。

実は私の実家も農家で、跡継ぎが無く、心苦しい気持ちが
ありました。

そのため、このHさんの決意には本当に敬意を表したいと
思います。

その一方で、今の農業は本当に活気があります。

都会で疲れ切った顔したサラリーマンより、よっぽど
バイタリティにあふれているようです。

若者が少ないのは本当ですが、その少ない若者たちは
今までに無い経営手腕を発揮しているようです。

素人の私が余計なことを言いました。

でも、少しだけHさんの決意にはうらやましさもあります。

本当に頑張ってください。

自信をなくしそうになったら、お互い渇を入れましょう!




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人間やる気になれば

2005年05月02日 15時04分08秒 | 薬剤師への道
脱サラして薬学部に通う私ですが、私の先輩には本当に
すごい人がいます。

前の大学時代の先輩で、本当にお世話になった方ですが、
結婚して子供もでき、幸せに暮らしてらっしゃると思っ
ていたのですが・・・。

夫婦って、本当にいろんなことがありますね。

あんなに幸せなカップルでも、離れ離れにならなければ
ならないなんて。

我が家もいろんなことがありますが、このブログで発散?
させています。

さて、そんな彼女ですが、一人で子供を育てながら勉強し、
私のように薬学部の編入学試験に合格しました。

働くだけでも大変なのに、子供を育てながらの受験です。

本当に素晴らしいと思います。

これからもっと大変になると思いますが、これからもお互い
頑張りましょう!と言いたいです。

人間やる気なれば何だってできるのですね。

そういえば、私の高校時代の陸上部の後輩が、先週熊本県
選手権大会の3000m障害レースで優勝しました。

32才を過ぎてからの快挙です。

脱サラし、農家を継いで働きながら、一人でこつこつと練習
した結果です。

本当に、人間の可能性って無限大なのですね。

まだまだ言い訳が多い私にとって、本当に刺激になりました。





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薬学部6年制への道

2005年04月15日 19時55分14秒 | 薬剤師への道
来年度の新入生から、薬学部は6年制に変わります。

6年間のカリキュラムを修了しないと、国家試験の受験
資格がありません。

各大学も6年制に向けて、いろんな準備に追われている
ようです。

そもそも、いったいどのように変わるのでしょうか?

主な変更点は4年終了時に共用試験を受けるなければな
らないということです。

共用試験はCBTという、コンピュータをメインにした試験
方式で、知識レベルを確認します。

その後、OSCEという面接試験を受け、薬剤師としての資質
があるか、判断されます。

面接試験は、所属大学と担当大学、厚生労働省の担当官の
試験官によって行われるそうです。

それらの試験に合格して始めて、6ヶ月間の臨床実習に臨む
ことができると言うわけです。

さて、一方で大学を卒業後、研究者になる者の養成も行われ
ます。

こちらは4年プラス2年で、薬学研究を行う人材を育てるよ
うです。

各大学で、この二つのコースの人数は決まっているようで、
国立大学はほぼ半分が、研究者のコースになるようです。

私の大学では、最初から全員を薬剤師として育てる予定だ
そうで、薬剤師であり、研究者でもある人材を育てるのが
目標のようです。

全国には現在でも、約9000人の薬学部の学生がおり、毎年
約8000人の薬剤師が誕生しているそうです。

ご存知の通り、新設の薬学部がどんどん増えてきており、
将来的には15000人の学生が、毎年試験を受けるようです。

それでは、薬剤師はどんどん増えて、将来はあまってしまうのか?

厚生労働省の考えでは、毎年7000人~7500人程度の
薬剤師が誕生することが望ましいらしく、おそらくは試験の
レベルを上げて、薬剤師の数を調整するのではないでしょう
か(未確認情報ですいませんが・・・)。

いずれにせよ、医療費削減が叫ばれる今日ですから、新しい仕事
を開拓しない限り、薬剤師の将来は明るくないのかも知れません。

今年の国家試験の合格率は94%近くあったそうです。新しい
試験範囲の始まりと言うことで、簡単であったのか?と思って
しまいますが、先生いわく、各大学が合格率を上げるため、
合格する見込みのないものの卒業を見送ったから、だそうです。

各大学の学生争奪合戦(予算争奪合戦?)も白熱していると
言うことですね。





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薬学部への進学とは

2005年04月12日 13時35分48秒 | 薬剤師への道
薬剤師になるためには、薬学部で定められた過程を修了し、
国家試験に合格しなければなりません。

薬学部を卒業しなければ、国試の受験資格が得られないの
です。

現在では4年間のカリキュラムですが、来年度からは6年間
のカリキュラムに変更され、より臨床に近い技術や経験を学ぶ
ことになります。

薬学部に通う学生のほとんどは、高校時代に成績が良かった
人たちで、ほとんどが理系出身の学生です。

逆に言えば、理系出身で成績が良く、医師になる気がない学生
は薬学部に集まってきます。

もちろん、将来は薬剤師になって、患者さんの役に立ちたいと
望む学生もいなくはないのですが・・・。

残念ながら、国家試験合格者の半数は、薬剤師以外の職につい
ているのが現状です。

本気で薬剤師になりたい人たちが、なんとなく進学した成績優
秀な人たちに押しのけれらている、と言っても過言ではありま
せん。

そんな中、大学はより良い人材を求めて、2年次の編入学や社
会人入試枠を設けています。

社会に出て、人生を変えてみようと試みる人たちに開かれた
ものです。

私が通う福岡の私立大学もそのひとつです。

編入学の魅力はなんといっても学費が一年分少ないことと、
前大学での単位がある程度認められることです。

つらいのは、収入がなくなることと世間体が悪いこと。

私の進学は、家族以外親戚や近所の人も知りません。

夏休みも恥ずかしくて出歩けないのです。

反社会的な生活であると、自覚していますから・・・・。


大学は今、新入生でごった返しています。

どの顔も希望に満ち溢れて、これからの生活に希望を抱いてい
るのが良くわかります。

入学当時はみんなそうです。やる気満々。

しかし、時間と言うものは恐ろしいもので、そんな気持ちを
どこかに置き忘れてしまいます。

そんな時、自分より頑張っている人を見ると励まされます。

あー、自分はまだまだ頑張ってないなあ、と思ってしまいます。

頑張っている人を見つけましょう。







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