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20代にしてウイスキーにハマってしまった筆者によるブログ。
Twitter:@Ruud_whisky

ジャックダニエル

2014-07-08 20:21:58 | American

最も飲食店に置かれている海外ウイスキーは、ジャックダニエル(Jack Daniel's)ではないでしょうか。


アメリカのウイスキーといえばバーボン。

しかしバーボンは一般にケンタッキー州で作られたものを指すため、
テネシーで製造されるJDはバーボンにカウントされません。
今日ではそれをむしろ誇り、ブランドとしています。

サトウカエデの炭で濾過するチャコールメローイングが最大の特徴。
1度でいいから濾過の有無でを飲み比べてみたいものです。


現在はアサヒビールが輸入していますが、他社のお酒で固めている居酒屋にもよく置いてあります。
Gun's&RosesのスラッシュやMotorheadのレミー・キルミスター等々、古くから
ロックミュージシャンに愛飲されているウイスキーでもあります。

「コーラのジャックダニエル割り」響きだけでなんともロックです。笑





グラスに注ぐと、まずはカラメルのような深みのある甘い香り。
加水すると、オレンジの皮を蜂蜜に漬けたような苦味を伴う爽やかさと甘さ。
他には革製品の深い香り、タイヤのゴムの匂いがアルコールと共にやってきます。

風味はややスパイシー。
度数なりのアルコール感、胡椒に似た刺激、樽の香り、竹炭。
コーンの比率が多くを占めているからか、モルトの甘み、華やかさは薄く、
樽由来の風味、香りがパワフルで分かりやすい。


また、エイジング表記はないが、荒々しいわけでもなく、厚みもなかなか。
若い原酒から年代物までをバランスよくヴァッティングしているのかもしれません。
喉を通すころに甘い香りが少し帰ってくる。
最後に落ち葉いっぱいの地面のような、枯れた、落ち着いた香りでフィニッシュ。
不思議とアルコールの刺激は少ない。



香りB 風味B 厚みB+ 余韻B+ C/P B+ 総合B+


あとがき:
ジャックダニエルといえば外せないのがコーラ割の「ジャック・コーク」ですね。
とはいえ、数あるウイスキーで最高のコーラ割はジャックコークなのでしょうか?
レビュー銘柄数が増えたら、コーラ割特集をやってみたいものです。


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