田老町漁協 真崎わかめ 産地報告

東日本大震災で、甚大な被害を受けた産直提携先である田老町漁協の復興への取り組みを、いわて生協担当者が報告します。

このブログ開始にあたって

2011-07-06 23:02:19 | 産地報告
岩手県宮古市田老(たろう)地区は、1896年と1933年に相次いで津波の被害を受け、1958年に高さ10mを超える防潮堤を設置。1960年のチリ地震による大津波による被害を防ぎ、その後も整備を続け、世界に誇る津波防災の先進地として知られる存在でした。 

いわて生協の産直icoop真崎わかめは、その田老地区にある、田老町漁協との産直提携35年の歴史を重ねた産直品です。田老漁協でもっとも沖合いに位置する、青野滝養殖組合にわかめの産地を指定。黒潮と親潮がぶつかりあう潮の流れにもまれることで、肉厚なわかめになっています。また、脱水もしっかり行い、塩分も30%に抑えたこだわりの産直品です。

3月11日の大震災による津波は、防潮堤を超え、港を、そして町を飲み込みました。
いわて生協と35年以上の産直の歴史がある田老町漁協も、加工場、保管庫が崩壊し流出し、1,000隻を数えた船も50隻ほどを残して喪失、養殖施設もそのほとんどを失いました。

そんな中、来年3月の養殖わかめ収穫にむけて、田老町漁協は動きはじめています。
ただ、誰もがはじめて体験する状況。そして状況は日々変化しています。

仕事として、田老町漁協をこの間訪れていますが、多くの方に今の状況、そしてこれからのことをお知らせしたいと感じました。

少しでも、このブログを通して、田老町漁協の取り組みをお知らせしていければ幸いです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。