ボクハココニイル

自分が歪んでいることを、時折、痛切に感じる。

表面的には穏やかに微笑んでいながら、その笑みの奥でじっと他人を観察している。笑うことも泣くことも、それらは全て周囲を欺くためのポーズでしかない。純粋に、自分の心が命じるままに動けない僕は、まるでロボットのよう。冷え切ったプログラムが体中に信号を送り、どうにか「人間」らしく振る舞おうとしているんだ。

愛されたい。
嫌われたくない。

それだけのために、僕は「僕」を犠牲にする。やがて鼓動も消えたら、何一つ頼るものはなくなるだろう。



ボクハココニイル



だけど、僕なんていらない人だろう？

記憶の奴隷

抱き締められて目を閉じた。
背中に回した腕にそっと力を込めた。

ありえない夢。

目が覚めて、ぼんやりと思いを巡らす。
夢の中で思い出した体温は、記憶よりも高かった。



これからもずっと、忘れられないのかもしれない。

今の僕には大切な人がいて、それは失えない幸せだと分かっている。それなのに、付き合っていた訳でもない、いつかの片想いの相手は、なぜ未だに夢に現れて僕を抱き締めたりするのだろうか。なぜ僕はそんな夢を見たりするのだろうか。決して報われなかった想いは、今も心の奥深くで「愛されたい」と嘆いているのだろうか。

人はいつまで過去に縛られ続けるのだろう？

無意識に沈んだ記憶は厄介だ。ふとした瞬間に、目に見えない形でその存在を主張する。懐かしい声で「忘れないでくれ」と囁きかけてくる。覚えているよりもずっと温かな手で、閉ざした扉をノックしてくる。「現在」なんてお構いなし、傍若無人の「過去」。何だかね、人間なんて記憶の奴隷に過ぎないのかもしれない、なんて思ってしまうよ。



僕と同じように、
君もまた忘れられない人を夢に見るのかな。

ひおしがり

現在、顔が真っ赤！　いや、別に酒飲んでる訳じゃなくてね。今日は天気もよかったので、潮干狩りに行ってきたのです。と言ってみたものの、本当は仕事で行ってきただけ。んで、対策なんて何もしてなかったので、見事に日焼けした。シミができちゃう(汗)！

日焼けした顔や腕がひりひりするぜ。
潮の香り、久し振りだったなぁ。
子どもたちの笑顔、かわいかったなぁ。

そうそう、今日の仕事は僕一人だったため、もちろん車の運転も僕。はい、教習所以来初めての高速道路を走ってきました。「大丈夫か…？」と上司は本気で心配してたし、「お父さんに乗せてってもらったら？」と母は言うし、周囲から見ても相当に危険だったに違いない。まぁ、正直言って僕も多少不安だったけど、こういう試練を乗り越えていくうちに成長する訳で、逃げちゃいかん！　と。
で、散々上司やら父親から高速道路の乗り方を教えてもらい(笑)、ドキドキしながら出発した今朝。ハンドルを握る手も緊張で汗ばんでいたけれど、あまりの快晴に気持ちよくなって、気付けば余裕で高速をクリアしていました。別にあれしきのこと、不安がることでも何でもないね、はは。ってな感じで、僕はまた一つステップアップ。

タローはスキル「高速道路」を覚えた！

…まぁ、肝心の仕事はアレだったんだけど。
あぁ～、負けたくないや！　自分にも仕事にも!!



さて、もらったアサリはどうやって食べようか。
やっぱ酒蒸し？　それともバター焼き？

インコからの出題です

彼氏がインコを衝動買いしたらしい。小さい頃、飼っていた鳥が原因で小児喘息を患った僕としては、彼氏の家で再発しないかがちょっと心配。ま、再発するほど長期間居座ることもないだろうから、心配は杞憂に終わると思われますが。
そのインコ、ペットショップで甘やかされたために、人の手からしか餌を食べないらしい。どんだけ甘やかされてんだよ？　と思うけれど、それもまた愛くるしいに違いない。「世話がかかる！」と言う彼氏の声は、何となく嬉しそうだった。

さて、ここで問題。
以下のうちで実際にあったやりとりはどれでしょう？


その１
「インコって焼き鳥にしたら、おいしいのかなぁ？」
「ん～、食べられる部位が少なそうだよね」

その２
「彼氏に構う暇はなくてもインコに構う時間はあるんだ？」
「だって、インコの方が素直に甘えるんだもん」

その３
「インコに言葉覚えさせたら楽しそうだよね」
「『あぁ～ん、ダメ、イク！』って(笑)？」

その４
「それ、インコって名前の男じゃないの？」
「お金出して買ってきちゃった、あは！」


ちなみに正解したところで何も出ませんのであしからず。

きちんとチキン

2008年4月19日(土)

9時半 起床。
いや、本当はもっと早く起きてたんだけど、「10時起床って決めてたし！」と思いながら布団の中でうとうとしてました。それにも飽きて起きたのが9時半。で、カフェオレとポッキーが朝食になりました。朝っぱらからポッキー。朝勃ちです(意味不明)。

11時 外出。
予定通りに家を出る。久し振りに運転する車は気持ちよくて、あてもなくドライブしたいとも思う。でも、とりあえず予定だけはこなして、ふらっと本屋を覗いたりして、12時を少し回った頃に家に戻る。あぁ、計画に多少のズレが！

13時 昼食。
まぁ、適当にカップヌードルなんかを食す。その後は部屋の掃除なんかするつもりにもならず、無目的にネットの海にダイブ。ちょびっとムラッとしたから、ちょびっとヌいてみたりもして(照)。

15時半 外出。
どんどん時間がズレていることも、徐々にどうでもよくなってきた。目的はシンプルなんだもの。時間が余る方が困るし。タワレコでランクヘッドの新譜をゲット。本屋で気になる漫画をゲット。他にもいろいろと衝動買い。

19時 美容院。
すっきりさっぱりとした髪型にしてもらっちゃった♪　早くも夏仕様です！

21時 友達と夕食。
ダメもとで誘ってみた友達からＯＫが出たので、一緒にごはんを食べることに(マックじゃなくてカレーになったけど)。ええ、一人で飲み屋なんか行けないチキンですけど何か？　友達から何だか説教を受ける。あー、人に叱られるのって久し振り。

22時　友達宅にて。
食後は例のごとく、友達の家でまったりＤＶＤ鑑賞。シャワーも借りる。ってか、友達の誕生日が三月末にあったんだけれど、この日までプレゼントを渡す機会がなくて。ようやく渡すと、一応喜んでくれたみたいでよかった。

25時 就寝。
先に眠った友達を横目に、一人でＤＶＤを観続けていた僕(笑)。一区切りついたところで寝る。

以上、昨日の結果。まぁ、そこそこ予定通りになったのでは。



今、僕の身体からは友達の匂いがする。いや、別に何もやましいことをした訳ではないけれど、借りた寝巻きからか隣り合わせて眠った布団からか、移り香はほんのりとエロティックだ(笑)。隣に誰かがいてくれるということが、言いようもなく安心感を与えてくれるのだと改めて思い知る。ささやかな寝息が、最近の張り詰めていた心をほんの少し柔らかくしてくれた。

それでも、僕の場所はそこじゃないんだよね。

空の青さ

見上げた空は青くて、
泣きそうになる。
鼻先を掠めた春に、
いつも負けてしまう。

街の雑踏に紛れても、
そこに僕の居場所はない。
鼓膜を刺す音に痺れても、
鼓動の音はいつもの通りだ。
いつかの記憶を頼っても、
それはとうに過ぎ去ったもの。

恋人がいたと知って、
努めて冷静な振りをしてみせた。



「僕はどこへ行けばいい？」



どこに行っても一人、
言われなくても分かってる。
それでも呼吸は続くんだ。

見上げた空は青過ぎて、
僕はまた泣きそうになる。

今日の予定表

2008年4月19日(土)

10時　起床。
顔を洗って、カフェオレやゼリーなんかを腹におさめることにする。二度寝したいところだけれど、ここはグッとこらえて頭を覚醒させることに努める。朝刊にざっと目を通せたら尚よい。素敵な記事を発見できたら上出来。せっかくの休日、甘い顔を見せたらズルズルと予定が崩れていくに決まっている。厳しくいくぜ。

11時　外出。
そうそう、一昨日が給料日だったので、通帳に記帳しなければ。ついでに家に納める分と、別の口座に貯金する分のお金を引き出す。さらについでに、いくらか遊べるだけの資本金を。コンビニで気紛れにお菓子を買いたい。でも、なるべく悩まずスマートに。

12時　昼食。
適当に食べる。でも、しっかり時間をかけて食べたいとも思う。早食いはやっぱり苦手だ。食べ終わったら、少し部屋の片付けをしよう。最近、ちょっと怠け過ぎたせいか、久し振りに荒れ放題。されど、必要最小限に止める。

14時　外出。
いつも通りバスと地下鉄を乗り継いで、栄の辺りまで足を伸ばす。タワレコでランクヘッドの新譜を買わねば。他にも絶対欲しくなるだろなぁ…でも、我慢すべし(涙)。服も調達したいところだけれど、この間も買ったし、まぁいっか。あ、自分用にアクセサリーなんぞ買ってみようか。ひとしきり買い物を済ませたら、お気に入りのカフェへ行こう。

19時　美容院。
そこまで長い訳ではない髪を、そこまで短くない感じに切ってもらう。アシメな感じでもいいかもね。とりあえず、「あ、髪切ったね」と周囲に気付いてもらえるくらい切ってくれたら合格ライン。んで、ワックスも忘れずに買わなきゃ。

20時　夕食。
髪を切ってさっぱりしたところで、すっからかんな腹に食物を与える。でも、一人でたいそうなものを食べる気も起こらないので、ファストフードな感じで。最近はめっきりマックも行ってないから、それでいいかも。ポテトやナゲット、シェイクもいかがですか。いいんじゃない？

21時　飲み屋。
せっかくオシャレしてるんだから誰かに見せなきゃ！　っつーことで、行きつけのバーへ突撃。でも、やっぱり一人だから強気にもなれず。周りの様子を窺いながら、適度に店子に気を遣われながら酒をちびちびと飲む。そろそろボトル入れようかなぁ。知らない人と話せたらグッショブ。人見知りのくせによくやったと誉めてつかわす。

25時　帰宅。
とっくに施錠されている玄関を開けて王の帰還。おそらくはまだ起きている母親に「うわ、酒くさっ」とか言われる(笑)。眠たくて下り始めている瞼をなだめつつ、歯を磨き、風呂に入る。湯船に浸かりながら考え事をして、少しだけうとうとする。風呂から出たら、切ったばかりの髪の毛を鏡で見ながら乾かす。それから、眠る。



全ては予定。未来の話。
遂行可能性は30％ってとこ。
めんどくさがりな僕だし。

あぁあ。

早く寝なきゃ、明日の10時に起きられない！

捨てられる

風邪気味のせいか、飲んだ薬のせいか、今日は一日中ふわふわと浮いたような感覚の中にいた。ふっと気を弛めると、頭のてっぺんから何かが抜け出して、本当に飛んでいってしまいそうな(苦笑)。人と話をしていても自分の声が遠く聞こえて、パソコンのキーボードを叩いていても指先の感覚が鈍くて、どこか存在が定まらなくて困った。何だか、今日は全く働いた気がしないや。給料泥棒、ここにあり。

こういう時に考えることは、暗いことばかり。

難しいことを考え過ぎると、いろいろなものが煩わしくなって、捨ててしまいたいと思ったバスの中。携帯のメモリを全て消してしまおうか、なんて。そうやってしか、自分の存在を確認できないなんてバカみたいだ。失くしてみなければ分からないなんて、本当にバカみたいだ。

少し冷たい夜風に吹かれて、ようやく覚めていく頭。



僕は手の中にあるものを捨てられる。
そうだ、そうだ、
捨てられるものがあることの、有難さ。

友達の憧憬

僕はとかく昔を振り返りがちで、記憶に翻弄されることもしばしば。

かつて、僕はただ一人の理解者になりたくて、なれやしないのになったつもりでいて、結局は現実を知って泣いた。それは恋愛だっただろうし、友情でもあったのだと思う。冷めた瞳の奥に映るものを抱き締めたくて、呆れる程に「好きだ」と繰り返した。
君の友達がどんどん増えて、恋人もできたと知った時、僕はそこに自分の居場所を見つけられなかった。僕がいなくても、君は何一つ困りはしない。僕が笑わせてあげられなくても、他の誰かが笑顔にするだろう。そう思えば、僕は君にとって不必要だった。



どうして、今更連絡なんかしたの？
君にとって、僕の存在は何？

あれから、ずっと考えてるんだよ。

君は今でも、僕のことを友達だと思ってくれているのかな。何だかほうっておけないと心配してくれているのかな。たくさんの友達がいる中で、それでも僕を気にかけてくれることを、どう捉えればいいのか分からない。そんな必要はないのに。めんどくさいだけなのに。いつまでも素直に「友達」と呼べない僕なのに。



もう一度会えたら、何か変わるのだろうか。
一体、何が変わると期待すればいい？

「ともだちぼしゅう」

こんにちはー。
名古屋住みの社会人二年目です！
あんまりこっちの友達いないので、
春の陽気に便乗して友達募集します(笑)。
同年代で邦楽ロック、カフェでまったり、
とかが好きな人だと話も合うかも。
あ、ちなみにプロフは164*52*25です。
っていうことで、
気になったらどんどんメールください(*^▽^)/♪

＊＊＊＊＊

↑今の気持ちはこんな感じ。先週末、花見客でごった返す鶴舞公園に一人で桜を見に行ったのが失敗か。やたらと孤独感を覚えてしまったではないか(苦笑)。ふだんは一人でいることに何の苦痛も感じないのになぁ。

「あー、友達少ないな」

…と、時々思う。いや、友達は人数じゃないって分かってるし、大事な友達は既に僕にはもったいないくらいいるし、これ以上望んだらバチが当たりそうなんだけれど。でも、何かさ、昔から「友達いない」ってのはコンプレックスの一つで。それが未だに僕の胸の奥に根を張って、時折心をキリキリと締めつける。何ていうか、「自分はここにいない」とか「誰にも望まれていない」とか、そんなことを考えていた頃を思い出してしまう。

はい、ここで問題。
「なぜタローには友達ができないのか？」

①性格が面倒くさい。
②自分から動いてないだけ。
③ノリが悪い。
④人見知りだから。
⑤そもそも人間不信。

おそらくはどれもこれも正解。ってか、こうやって、とても建設的じゃないことを考えるから友達ができないんだと思う(笑)。あまつさえ、それを日記につらつら綴るのも間違いで。きっと僕は、数少ない友達を大切にして生きるんだろう。僕の手は人よりも小さく、抱えていられるものも少ない。「友達100人できるかな♪」って、できたとしても全員と分け隔てなく付き合うのは無理だから、そういう性格では所詮仕方のない話。
そんなこんなで、風邪気味のくせして今夜は友達と飲みに行く予定。鼻水出るし、頭は痛いし、ちょっと乗り切れるか不安…。でも、もう一年近く会ってない友達だし、会いたいんだよね。向こうも同じく友達少ない派だし。よし、頑張るべ！



あ、冒頭のは半分マジですから(笑)。