TAQ Re PUBLIC

DAY812:またまたドキュメンタリーラッシュ



ワシ、他人の行動とか生態を観察するのが結構好きな人間やからか、ドキュメンタリー番組とかも好きでよう観るんよな。


まぁ、ワシ自身時間がない人やから、録画してある程度溜まったら纏めて観る…


みたいな感じに毎回成るんやけど。


今回も私的番組予約表で気に成った?引っ掛かった?ドキュメンタリー番組を録画した中から何と今回は7本も纏めて観た(笑)


TV大阪(7ch)のノンフェイクションあなたは何故、逮捕されたんですか?」と…


BSフジ(181ch)の「テレビで会えない芸人」と…


毎日放送(4ch)の「存在しない人たち」と…


TV大阪(7ch)のノンフェイクション死の世界に魅せられた人」と…


同じくTV大阪(7ch)のノンフェイクション熟女セクシー女優とその家族」と…


関西TV(8ch)のザ・ドキュメントカノジョと私の家族のカタチ」と…


BSフジ(181ch)のザ・ノンフィクション特別編ボクらの丁稚物語の7本(放送日順)。


あなたは何故、逮捕されたんですか?」は…


っちゅうか、ワシ今回ノンフェイクションっちゅう番組3本観てんねんけど、今回が観るの初めてで…


純粋なドキュメンタリー番組やのうて、毎回番組内で紹介するエピソードの中に1本、フェイクが混じってんねんな。


要らんわ~と1本目の「あなたは何故、逮捕されたんですか?」も観た時想うてんけど、全てが全て嘘やないっちゅう事から結局今回録画した分(3本)を全部観たんやが…


あなたは何故、逮捕されたんですか?」では3本のエピソードがあって、1つ目のエピソードから衝撃的な内容やったんやけど、結果この1本目がフェイクやった(笑)


2つ目と3つ目のエピソードはホンマモンで、2つ目がオレオレ詐欺に知らぬ間に加担して逮捕されたのと…


3つ目はバイク便のアルバイトをしたら、実はその運んだモノが犯罪に遣われてたモノで、それで裁判に成って数年人生無駄に成ったっちゅうエピソード。


じゃあ、この2つだけで十分成立するやん?ホンマなんやから…


って想うたんが一番の感想かの?(笑)


フェイクは要らんわ。


同じノンフェイクションで云うと続く「死の世界に魅せられた人」も同じ番組スタイルで2エピソード。


1人目は事故物件に棲みたがる人間に密着したモノと…


2人目は樹海探索する事を趣味でやる人間に密着したモノ。


こう云う番組スタイルなんを知ると純粋にドキュメンタリー番組として愉しめない部分があって…


フェイクを捜してまう方向に気が向いてまうんよな?


粗捜し?


で、どっちも怪しい部分があって…


事故物件の方はエピソード内に事故物件専門の不動産屋が紹介されてて、初めこれはないな…


と、1つ目が嘘(フェイク)やと想うてたワシやが…


続いて2つ目のエピソードに行ったら、これまた樹海探索の中で、放置しっ放しの遺体があるからそれを今から観に行きます…


っちゅう言葉があって…


いやいや、それはないやろ?って成ったら、どっちがフェイクなん?って成ったんやが…


結果、1つ目のエピソードがフェイクやと成ってんけど、その時に実際に番組の中で出て来た(事故物件専門の)不動産は実際にあります…


っちゅう紹介がされてて、衝撃的やった「死の世界に魅せられた人」回。


もう1本のノンフェイクション熟女セクシー女優とその家族」は特別編っちゅう事でエピソード1つ。


詰まりはフェイクなしの普通のドキュメンタリー番組やったんやけど…


タイトルから想像するワシが想うモノと全然違うくて…


ある意味ビビったわな(笑)


56歳のAV女優っちゅうから、どんな人なんやろ…?


56歳でもAV業界の需要ってあるんかいな?


と想うて観たら、まぁ、色んな意味で衝撃的(笑)


逆にこれこそフェイクであってくれと想う位のエピソードやったわ(笑)


まぁ、内容としてはドキュメンタリー、ドキュメンタリーしてたんやけどな。


末期癌の旦那を支える為にAVの世界に入り…


旦那の弟と3人で生活する中で、旦那の弟に恋心を抱き…


そして旦那が亡くなる…


この話しだけ観ると、ドキュメンタリー要素が不断に盛り込まれてんねんけど…


何かワシが想うてたのと違うて話しが全然入ってけぇへんかったわな(笑)


続いて観たのが「存在しない人たち」。


これは無戸籍で生きる人達にフォーカスした内容のドキュメント。


番組の冒頭で国が把握している日本の無戸籍者が800人に対して実際は1万人居るっちゅうナレーションが衝撃的やったが…


そもそも無戸籍で日本で生きて行けるのか?と個人的には疑問を感じ、興味を持ってこれを録画しよう想うたんやが、想うた以上に多く居てビックリ。


出生届けを出してへん=身分証明が出来ひん…と成ると生きてく上で困る事だらけと云うか…


逆にどうやって生きて来たん?と成るわな。


この番組内で紹介された無戸籍者は3人。


戸籍がないまんま2人の子供を産んだシングルマザー、戸籍がなく学校にも行けずに育った男性、そして戸籍がなくて結婚が出来ひん女性。


シングルマザーは産んだ子供2人も無戸籍っちゅうか、出生届けが役所に受理して貰えず、苦悩。


戸籍がない男性は学校教育が受けられず、30歳を過ぎた現在でも読み描きや計算が出来ず、社会生活が出来ひんと、苦悩。


そして最期の女性は結婚が出来ず、役所に戸籍取得の相談に行ったが、元々親がタイ人やった事もあって、役所が親身に成ってくれんと苦悩する状況を紹介。


素人眼にも戸籍がないと社会的なサーヴィス全般が受けられない事は判ってたが…


進学、就職、結婚、出産、病院に掛かる事さえ出来ひん辛さは想像を遥かに超えるモンやった。


それと同時にこう云う時の役所の対応の事務的さや無責任さには自分の事の様に腹立ったわな。


ワシが当事者やったり身内やったらキレてるわ(笑)


成人年齢引き下げる様なしょうもない法案通す暇あるんやったら、こう云う問題を議題に上げて法改正せぇ!


と感じたドキュメンタリー番組やった。


続いて観たのは「カノジョと私の家族のカタチ」。


今回観た7本の中で個人的には一番考えるトコがあり、一番想い入れを強く感じたドキュメンタリー。


扱うテーマは「同性愛」っちゅうデリケートなモノ。


今回は女性同士の同性愛者2組が中心の話しで…


1組は日本人同士で、2人の間に精子バンクから提供受けて互いに妊娠、出産した子供が1人ずつ居るカップル。


もう1組は日本人とアメリカ人のカップル。


共に同性愛者同士の結婚をこの国でしたいと云う願望があり…


話しの中心も同性愛の結婚がメインやったんやが…


これまた国が障害に成ってて…


VTRに出て来た岸田ちゃん(総理)の同性婚に対しての言葉での「我が国の家族の在り方の根幹に関わる問題」には腹立ったな。


我が国?ってそれ誰が決めたん?


誰を代弁してるつもりなん?と。


ワシ自身は同性愛者に対して、特に偏見もなければ、お互いが善ければ周りがとやかく云う必要性はないっちゅう、スタンス。


家族の形に関しても、同性、異性の問題がある前に血の繋がりとかの問題もあったやん?


結局同じやん。


じゃあ家族の正しい形って何なん?と。


それは他人や国(行政)が型にハメる様な事なんか?と観てて憤りを感じたな。


別にワシ自身は同性愛者ではないが、そこで差別や偏見持ってもしゃあないやろ、と。


番組の中でも日本人とアメリカ人のカップルが云うてたけど…


じゃあ、自分が関わらんトコで同性愛者同士が結婚して、貴方に何の不利益な事があるんですか?


同性婚を認めた事で国に不利益に成る事があるんですか?と。


ワシはその言葉に激しく同意したな。


本人同士が善ければ、それを妨げる権利は誰にもない。


この人等の何が凄いって、メンタルが強いのも凄いけど、この番組内で殆んどが顔出ししてるトコ。


鎖国文化の少数派を認めない日本っちゅう狭い社会の中で、顔を隠さず自己主張する姿、勇気は称賛に値する。


同性愛の当事者だけならともかく、その家族も顔出ししてる凄さは圧巻やった。


観てるこっちも熱く成る様な情熱的なドキュメンタリーやったな。


続いて観た「テレビで会えない芸人」もエエ意味でワシの期待を裏切ってくれたドキュメンタリー番組。


ザ・ニュースペーパー松元ヒロに密着した番組やったんやが…


正直ワシ、ザ・ニュースペーパーは知ってるし、初期の頃のザ・ニュースペーパーもTVで観た事はあったと想うねんけど…


松元ヒロっちゅう芸人の記憶がなかった。


で、この人の考え方に共感する部分がめっさあって…


インタヴューの中で、何故TVに出ぇへんのか…?っちゅう話しに成った時…


元々、社会風刺や時事ネタを主とする芸人っちゅう事もあって、TVでは放送コードに引っ掛かる事が結構あるから舞台に成らざるを得なかったっちゅう前提があった上で…


TVに遣われるか、これは駄目かを考えて迄TVに出たなくなった」っちゅう言葉に心打たれたワシ。


格好エエわな。


また番組の中盤位に、元号が平成から令和に変わった話しの中で…


政治的な問題等で平成時代に解決してへん問題が山程あったにも関わらず、元号が令和に変わるどさくさに紛れて、元号が変わる=リセットする世の風潮に水を差そうとメディアとかに云うと、メディアは当たり障りのない事に描き換える(編集する)」のが嫌だとも語ってて…


忖度なしに誰かが水を差さなければ…


の言葉に共感を憶えたワシ。


ワシも忖度嫌いの永遠の反抗期を自負してるだけに、その気持ちは凄ぇ判る。


流してもエエモン、流したらアカンモンの分別が成されず、雰囲気や忖度、同調圧力で全てウヤムヤに成ってまう現代社会。


誰かが矢面に立ち、敢えて嫌われ者(悪者)に成らんとアカンと想うのはワシも常々想うてて…


彼のネタの中にこんな一節がある。


昔は理想と現実があったら、現実を理想に近付ける為に日々努力をしたモンやけど、現代は理想と現実があったら、理想を現実に近付けるやり方にする」と。


詰まり努力を怠る様に成った現代人への痛烈な皮肉であり、ネタを通しての警鐘。


こう云う芸人は好きや。


爆笑問題(太田)は大嫌いやけど(笑)


大阪で公演があるなら、観に行きたい位惚れ込んだ松元ヒロ


いや、エエドキュメンタリーやったわ。


最期は「ボクらの丁稚物語」。


これまたね~、観てて共感する部分があったっちゅうか、刺激に成ったエエドキュメンタリー番組やったな。


今日日、直ぐパワハラやの○○ハラと付けて無駄に騒ぐ御時世に、煙草恋愛禁止に…


携帯を持つ事も許されず、5年間丁稚(棲み込み)で働く家具職人の会社にスポットを当てたこのドキュメンタリー。


もうな、この昭和のスパルタ世代臭漂う時点で、ワシ俄然この番組に興味湧いたわな(笑)


で、2017年からスタートしてんけど、今日日の時代に合わなそうな、この戸塚ヨットスクール的な会社に毎年何故か新入社員が入って来るんよな?


今日日の自分に甘く、過保護当たり前で育った、根性とは無縁のゆとり教育世代の若いヤツ等がようこんな厳しい世界に身を投じるな…


と想うてたんやが、やっぱり1~2年で脱落して行くんよな?


でも、辞める理由も各々で、番組の中の離脱者の1人が仕事が出来るのにも関わらず、途中離脱して…


その理由が同期の5人が歳バラバラで、自分が仕事への情熱やったり、仕事に向かう姿勢に対して、他の同期がそこ迄やなく…


歳上の同期に対して、注意したら生意気やとか歳上に対してとケチを付けられた事で、この先このまま(8年間の修行を)やって行かれへん…と想うたと語った時…


判るわ~


って成ったワシ。


ワシも数々それに悩んで来たし、それが原因で会社を辞めて来た過去があるから、自分を観てる様やったわな。


出来るヤツと出来ひんヤツのそもそもの仕事に対しての着眼点やったり、入り方が違うくて、合わへんのよ。


それは同じ仕事を続けて行けば行く程、自分の中で他とのギャップがデカなって行くし、仕事自体がどうのこうの…


待遇や条件がどうのこうの…っちゅう問題やなくなって行くんよな?


働いてて、仕事をしてて純粋にオモんないっちゅうか、張り合いを感じひん。


そこに強く共感した。


またこの社長の理念や精神も時代錯誤と簡単にこの御時世片付けられそうやが、ワシには素晴らしく想えたな。


人間、飴(褒める)だけでは育たない


よう褒めたら伸びる子とか云うヤツは居るけど、それは勘違い。


褒めると調子に載るのは違う。


鞭(叱咤や怒られる事)がある中での飴があるからこそ、その飴を求めて(次の飴欲しさ)に人は頑張り、それが伸びる(成長)に繋がる


それがワシの持論。


現代の何でもかんでも甘やかし、過保護にし、○○ハラを恐れるが剰り、怒れない環境はワシには嘆きでしかないわな。


そこで職人と呼ばれる様な仕事師なんて生まれる筈がない。


挫折を知らん、怒られ馴れせぇへん現在のゆとり教育世代の若いヤツ等が根性出して耐え、続けられるとも想わんわな。


その中で、辞めんとこの家具会社に修行し続ける若いヤツ等には感心するし、パワハラとか安易に問題にする様なこの時代にこう云う場(厳しい世界)を残すこの会社や社長は立派やな~


と、熟感じたワシ。


ワシ、この人(秋山社長)口は悪いし、パワハラ丸出しの厳しい言葉を浴びせるけど、それだけじゃない信念がある芯の強さをかるから、好っきやな~


感受性が人一倍あるワシにはドキュメンタリー番組を観ると色々想う事あるし、教えられる事も多くて…


やっぱりドキュメンタリー番組は辞められませんな。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「TV」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事