長らく開店休業状態であった本ブログ、4年ぶりの更新です。
朝比奈隆のベートーヴェンについて書いていくつもりでしたが、2020年からの社会状況の変化、そして私自身の仕事や生活スタイルなどについて色々と考えるところがあり、やむなくこのブログを放置しておりました。
その間も一定数の方に閲覧していただいており、再開を希望する声もいただきながらも応えられないことを申し訳なく思う気持ちもありましたが、ようやく再開いたします。
実は昨年の秋に20年以上にわたる東京での生活に区切りをつけ、生まれ育った関西に帰ってきました。
生活の変化に伴って音楽の楽しみ方も変わってくるものと思っておりましたが、それ以前にこの数年の日本の音楽界には様々なことがありました。
飯守泰次郎の急逝、外山雄三の逝去、小澤征爾の逝去、井上道義の引退、そして秋山和慶の急逝…。
ブログ放置期間にもコンサートには足を運んでおりましたが、外来のオーケストラや指揮者にやはり大きな魅力を感じながらも、私は国内のオーケストラの充実ぶり、そして日本人指揮者の活躍にこそ注目しておりました。
私が最も楽しみにしていたコンサートは、飯守泰次郎、井上道義、上岡敏之らによるものでした。
それらはウィーン・フィルやベルリン・フィルの公演よりも私にとって遥かに重要なものだったのです。
飯守泰次郎については、私が聴き始めたのは2014年頃からで、ベートーヴェン、ワーグナー、ブルックナー、ブラームス、シューマンといったところを聴き続けていました。
注意して追っていたつもりではありましたが、コンサートの記録を見返すと、もっと聴いておくべきだったと思うものも沢山あります。
私が聴いた中ではやはりワーグナーが最も素晴らしく、間違いなく日本最高のワーグナー指揮者であったと言え、世界的に見てもクナッパーツブッシュやティーレマンと並べたくなるくらいの実力者であったと信じています。
それらを追体験したいのですが、彼のワーグナー録音はごく限られたものしか出ていないのが実に残念。オペラ全曲盤が一つもないのは大問題でしょう。彼が一時期芸術監督を務めていた新国立劇場には重要な映像が残っているようなので、なんとかソフト化していただけるよう願いたい。
ブルックナーも素晴らしかった。私が聴いたのは00・0・4・6・7・8・9番で、特に2023年の東京シティ・フィルとの4番・8番は強く印象に残っている。この2曲はCD化されているが未入手の為、いずれじっくりと大切に聴いてみたいと思う。
関西フィルとの00番・0番を聴けたのも嬉しかった。関西フィルとは全11曲のチクルスを完遂しており、これらの録音が残っているのならどうか発売してほしい。
また、シューマン全曲・ブラームス全曲を聴けたのも自分の宝となっている。王道的なスタイルであったが、風格がにじみ出ており、それが作品自体の魅力と強く結びついていた。
これまた録音が残っているのなら是非とも公開してほしいところです。
飯守泰次郎は、とにかく実力のわりに音盤が少なすぎる。
レコード会社の奮起に期待したい。
外山雄三については、私が実演に接したのはごく僅かです。
彼の最後の公演は、2023年の5月のパシフィックフィルハーモニア東京とのシューベルトで、プログラム前半の第5番は指揮者なしに変更、後半の「グレート」のみ外山が指揮したが、第4楽章の途中で指揮不能となり、スタッフが急ぎで退出させ、演奏はコンマスのリードにより途切れることなく最後まで行われました。
私はこの日、客席にいました。比較的ステージに近い席であったので、その生々しい光景をはっきりと目撃することとなりました。
第5番は仕方ないにしても「グレート」については最後まで指揮したかっただろうと思う。本人はさぞや悔しかったと思う。
老匠ならではの立派な造形を土台としながらも、むしろ若々しい瑞々しさが息づく見事な演奏であっただけに余計にその思いが残ります。
私は2020年の新日本フィルとの公演も聴いているのだが、自作の「交響曲」、そしてベートーヴェンの7番も独自の魅力を感じさせるものであった。
自作の交響曲についてはYoutubeで見ることが出来るが、やはり素晴らしい。
小澤征爾については、数年前からほとんど引退状態にあっただけに、訃報自体には驚きはなかったのだが、やはり寂しい。
私は特に良い聴き手ではなかったが、それでもかなりの数のディスクを持っているし、好きな演奏も少なくない。サイトウキネンオーケストラとの演奏についてはテレビでの放映をいつも楽しみにしていた。(もちろん松本で聴きたかったのが本音だが。)
私が実演に接したのはたった一度のみ。1993年のウィーン・フィルとの来日公演(大阪)であった。
その時にいただいたサイン色紙は今も手元にある。
最近は彼の演奏を少しずつ聴き直しているところで、この指揮者の魅力と本質を自分なりに改めて確認したいと思っている。
井上道義については、何と言ってもショスタコーヴィチが最高に素晴らしい。
私は2007年の日比谷でのショスタコチクルスが行われているのを知りながら当時一度も聴きに行かなかったのだが、その後の2016年の東京フィルとの「レニングラード」を聴いて、遅まきながらこの人の凄さにはっきりと気づいた。
それからは彼の日本中のコンサートを聴きに行った。
大阪フィルとの4番から始まった名演の数々はそのほとんどが録音されているとのことで、全15曲が発売される予定(一部は既出)であり、それらを聴ける日を心待ちにしている。(同一指揮者で複数のショスタコ全集というのは世界初の偉業でしょう。)
彼の演奏で全15曲の演奏に接することが出来たのは本当に幸いで、そのいずれにも超一流の強烈なインパクトがあったのは本当に驚くべきことでした。
「レコード会社の要請で、馴染みのない曲も振ってなんとか全集を完成させた」というような大方の指揮者とは全く違う。京響との最後のショスタコにわざわざ第2番を持ってくるような人なのです。全15曲、いや協奏曲なども含めてこの作曲家とこれほど一体になった指揮者は他にはいまい。
その意味で私はムラヴィンスキーをも超える世界一のショスタコ指揮者であったと断言したい。朝比奈隆のブルックナーと同じかそれ以上かもしれない。
私は12月のラストコンサートを残念ながら聴けていないのだが、「ボエーム」とブルックナーの8番を京都で聴き、大阪でのラストコンサート(ベートーヴェンの5・6番)を聴くことが出来た。
まだ活動できそうにも見える中での引退は実に残念で本当に惜しいが、身体のコンディションについてはご本人にしか分からない辛さがあるのだろう。
秋山和慶については、誰もが驚いただろう。
それほど大きな病気をしたことがないような印象の人であったし、昨年の大晦日まで元気にステージに立っていた。
それが今年の元日に自宅で転倒し、打ち所が悪かったようで、まさかの引退発表。そして数日後の訃報。
あまりに突然のことで、呆然とするしかなかった。
私が実演に接したのは限られていて4回くらいである。
第九、ブラ1などどれもストレートで、さらに深い掘り下げを求めたいと思ったりもしたが、統率力は抜群でレパートリーも広大。
そして、日本全国のオーケストラの成長に彼ほど尽力した指揮者はいないかもしれない。
今年で84歳ということで、さらに進化するのではと私は期待しており、これからはもっと聴くようにしたいと思っていたところの悲報。
残念というしかない。
残る長老格・大家は小林研一郎、尾高忠明、小泉和裕である。
これまで以上に積極的に聴くようにしたい。
尾高忠明は近年の充実ぶりが素晴らしく、特に大阪フィルとの演奏は注目だ。私はこの人の演奏でエルガーに開眼した。ブルックナーもなかなか良い。
小泉和裕についても目が離せない。数年前まで手兵であった名フィルとの公演を聴くために私は何度も名古屋まで足を運んだ。
小林研一郎は大晦日のベートーヴェン全曲を一度聴いたことがあるが、その体力には本当に感心する。
中堅ではなんといってもやはり上岡敏之。
しかし近年、聴けるのが僅かな機会しかないのが残念だ。
かつて音楽監督を務めた新日本フィルの今シーズンの定期公演には上岡の名前がなく、見つけられるのは8月のサマーミューザでの1公演のみ。
ほかに二期会の「さまよえるオランダ人」と来年2月には読響の公演で聴けるが後者はプログラムがちょっと微妙…。
共演歴がないオケもどうか彼に声をかけてほしい。(京響が来シーズンで初共演予定。)
他には絶対にいない個性派の中の個性派であるから聴く人の好悪を分けるだろうが、ハマった時の物凄さは往年の大巨匠にも比肩する。
広上淳一、大野和士、高関健については部分的には感心しつつも満足した経験はあまりない。
沼尻竜典はおそらく晩成型のような気がする。6月の神奈川フィル定期での「ラインの黄金」は予想以上の秀演で、今後少しずつ存在感を増していきそうで、密かに期待している。
佐渡裕は10年くらい前はうるさいだけの印象があったが、最近はどうなのだろう?
下野竜也はまだまだこれからの気がする。(広上もそうだが、彼は音楽が健康的すぎるのと、テンポ設定に緊迫感が不足する。)
ベルリン・フィル定期へのデビューを果たした山田和樹は、キャラというか雰囲気が私は少し苦手なのだが注目はしている。
しかし、それよりも原田慶太楼、川瀬賢太郎、坂入健司郎、出口大地、そして沖澤のどかに期待したい。
そしてもう一人、松本宗利音は未聴なのだが大いに気になっている。大フィルのポストにも就いたので注視しておこう。
さて、次回更新は明日(7月9日=朝比奈隆の誕生日)の予定で、ここからブログ本題に戻ります。
まずは今年に新発売となった朝比奈のブルックナーの7番(78年都響)のレビューを。
その後は朝比奈のベートーヴェンを再開しますが、せっかくなのでブラームスも含めて進めることにします。
更新の頻度についてはお約束は難しくて、場合によっては1週間以上の空白が生じることもあると思いますが、なんとか続けていくつもりです。
ちなみにこのブログはGooブログなのですが、なんと今年の11月で終了してしまうとのことで別の場所に移行せざるをえないことに。
移行先については決まり次第お知らせいたします。
朝比奈隆のベートーヴェンについて書いていくつもりでしたが、2020年からの社会状況の変化、そして私自身の仕事や生活スタイルなどについて色々と考えるところがあり、やむなくこのブログを放置しておりました。
その間も一定数の方に閲覧していただいており、再開を希望する声もいただきながらも応えられないことを申し訳なく思う気持ちもありましたが、ようやく再開いたします。
実は昨年の秋に20年以上にわたる東京での生活に区切りをつけ、生まれ育った関西に帰ってきました。
生活の変化に伴って音楽の楽しみ方も変わってくるものと思っておりましたが、それ以前にこの数年の日本の音楽界には様々なことがありました。
飯守泰次郎の急逝、外山雄三の逝去、小澤征爾の逝去、井上道義の引退、そして秋山和慶の急逝…。
ブログ放置期間にもコンサートには足を運んでおりましたが、外来のオーケストラや指揮者にやはり大きな魅力を感じながらも、私は国内のオーケストラの充実ぶり、そして日本人指揮者の活躍にこそ注目しておりました。
私が最も楽しみにしていたコンサートは、飯守泰次郎、井上道義、上岡敏之らによるものでした。
それらはウィーン・フィルやベルリン・フィルの公演よりも私にとって遥かに重要なものだったのです。
飯守泰次郎については、私が聴き始めたのは2014年頃からで、ベートーヴェン、ワーグナー、ブルックナー、ブラームス、シューマンといったところを聴き続けていました。
注意して追っていたつもりではありましたが、コンサートの記録を見返すと、もっと聴いておくべきだったと思うものも沢山あります。
私が聴いた中ではやはりワーグナーが最も素晴らしく、間違いなく日本最高のワーグナー指揮者であったと言え、世界的に見てもクナッパーツブッシュやティーレマンと並べたくなるくらいの実力者であったと信じています。
それらを追体験したいのですが、彼のワーグナー録音はごく限られたものしか出ていないのが実に残念。オペラ全曲盤が一つもないのは大問題でしょう。彼が一時期芸術監督を務めていた新国立劇場には重要な映像が残っているようなので、なんとかソフト化していただけるよう願いたい。
ブルックナーも素晴らしかった。私が聴いたのは00・0・4・6・7・8・9番で、特に2023年の東京シティ・フィルとの4番・8番は強く印象に残っている。この2曲はCD化されているが未入手の為、いずれじっくりと大切に聴いてみたいと思う。
関西フィルとの00番・0番を聴けたのも嬉しかった。関西フィルとは全11曲のチクルスを完遂しており、これらの録音が残っているのならどうか発売してほしい。
また、シューマン全曲・ブラームス全曲を聴けたのも自分の宝となっている。王道的なスタイルであったが、風格がにじみ出ており、それが作品自体の魅力と強く結びついていた。
これまた録音が残っているのなら是非とも公開してほしいところです。
飯守泰次郎は、とにかく実力のわりに音盤が少なすぎる。
レコード会社の奮起に期待したい。
外山雄三については、私が実演に接したのはごく僅かです。
彼の最後の公演は、2023年の5月のパシフィックフィルハーモニア東京とのシューベルトで、プログラム前半の第5番は指揮者なしに変更、後半の「グレート」のみ外山が指揮したが、第4楽章の途中で指揮不能となり、スタッフが急ぎで退出させ、演奏はコンマスのリードにより途切れることなく最後まで行われました。
私はこの日、客席にいました。比較的ステージに近い席であったので、その生々しい光景をはっきりと目撃することとなりました。
第5番は仕方ないにしても「グレート」については最後まで指揮したかっただろうと思う。本人はさぞや悔しかったと思う。
老匠ならではの立派な造形を土台としながらも、むしろ若々しい瑞々しさが息づく見事な演奏であっただけに余計にその思いが残ります。
私は2020年の新日本フィルとの公演も聴いているのだが、自作の「交響曲」、そしてベートーヴェンの7番も独自の魅力を感じさせるものであった。
自作の交響曲についてはYoutubeで見ることが出来るが、やはり素晴らしい。
小澤征爾については、数年前からほとんど引退状態にあっただけに、訃報自体には驚きはなかったのだが、やはり寂しい。
私は特に良い聴き手ではなかったが、それでもかなりの数のディスクを持っているし、好きな演奏も少なくない。サイトウキネンオーケストラとの演奏についてはテレビでの放映をいつも楽しみにしていた。(もちろん松本で聴きたかったのが本音だが。)
私が実演に接したのはたった一度のみ。1993年のウィーン・フィルとの来日公演(大阪)であった。
その時にいただいたサイン色紙は今も手元にある。
最近は彼の演奏を少しずつ聴き直しているところで、この指揮者の魅力と本質を自分なりに改めて確認したいと思っている。
井上道義については、何と言ってもショスタコーヴィチが最高に素晴らしい。
私は2007年の日比谷でのショスタコチクルスが行われているのを知りながら当時一度も聴きに行かなかったのだが、その後の2016年の東京フィルとの「レニングラード」を聴いて、遅まきながらこの人の凄さにはっきりと気づいた。
それからは彼の日本中のコンサートを聴きに行った。
大阪フィルとの4番から始まった名演の数々はそのほとんどが録音されているとのことで、全15曲が発売される予定(一部は既出)であり、それらを聴ける日を心待ちにしている。(同一指揮者で複数のショスタコ全集というのは世界初の偉業でしょう。)
彼の演奏で全15曲の演奏に接することが出来たのは本当に幸いで、そのいずれにも超一流の強烈なインパクトがあったのは本当に驚くべきことでした。
「レコード会社の要請で、馴染みのない曲も振ってなんとか全集を完成させた」というような大方の指揮者とは全く違う。京響との最後のショスタコにわざわざ第2番を持ってくるような人なのです。全15曲、いや協奏曲なども含めてこの作曲家とこれほど一体になった指揮者は他にはいまい。
その意味で私はムラヴィンスキーをも超える世界一のショスタコ指揮者であったと断言したい。朝比奈隆のブルックナーと同じかそれ以上かもしれない。
私は12月のラストコンサートを残念ながら聴けていないのだが、「ボエーム」とブルックナーの8番を京都で聴き、大阪でのラストコンサート(ベートーヴェンの5・6番)を聴くことが出来た。
まだ活動できそうにも見える中での引退は実に残念で本当に惜しいが、身体のコンディションについてはご本人にしか分からない辛さがあるのだろう。
秋山和慶については、誰もが驚いただろう。
それほど大きな病気をしたことがないような印象の人であったし、昨年の大晦日まで元気にステージに立っていた。
それが今年の元日に自宅で転倒し、打ち所が悪かったようで、まさかの引退発表。そして数日後の訃報。
あまりに突然のことで、呆然とするしかなかった。
私が実演に接したのは限られていて4回くらいである。
第九、ブラ1などどれもストレートで、さらに深い掘り下げを求めたいと思ったりもしたが、統率力は抜群でレパートリーも広大。
そして、日本全国のオーケストラの成長に彼ほど尽力した指揮者はいないかもしれない。
今年で84歳ということで、さらに進化するのではと私は期待しており、これからはもっと聴くようにしたいと思っていたところの悲報。
残念というしかない。
残る長老格・大家は小林研一郎、尾高忠明、小泉和裕である。
これまで以上に積極的に聴くようにしたい。
尾高忠明は近年の充実ぶりが素晴らしく、特に大阪フィルとの演奏は注目だ。私はこの人の演奏でエルガーに開眼した。ブルックナーもなかなか良い。
小泉和裕についても目が離せない。数年前まで手兵であった名フィルとの公演を聴くために私は何度も名古屋まで足を運んだ。
小林研一郎は大晦日のベートーヴェン全曲を一度聴いたことがあるが、その体力には本当に感心する。
中堅ではなんといってもやはり上岡敏之。
しかし近年、聴けるのが僅かな機会しかないのが残念だ。
かつて音楽監督を務めた新日本フィルの今シーズンの定期公演には上岡の名前がなく、見つけられるのは8月のサマーミューザでの1公演のみ。
ほかに二期会の「さまよえるオランダ人」と来年2月には読響の公演で聴けるが後者はプログラムがちょっと微妙…。
共演歴がないオケもどうか彼に声をかけてほしい。(京響が来シーズンで初共演予定。)
他には絶対にいない個性派の中の個性派であるから聴く人の好悪を分けるだろうが、ハマった時の物凄さは往年の大巨匠にも比肩する。
広上淳一、大野和士、高関健については部分的には感心しつつも満足した経験はあまりない。
沼尻竜典はおそらく晩成型のような気がする。6月の神奈川フィル定期での「ラインの黄金」は予想以上の秀演で、今後少しずつ存在感を増していきそうで、密かに期待している。
佐渡裕は10年くらい前はうるさいだけの印象があったが、最近はどうなのだろう?
下野竜也はまだまだこれからの気がする。(広上もそうだが、彼は音楽が健康的すぎるのと、テンポ設定に緊迫感が不足する。)
ベルリン・フィル定期へのデビューを果たした山田和樹は、キャラというか雰囲気が私は少し苦手なのだが注目はしている。
しかし、それよりも原田慶太楼、川瀬賢太郎、坂入健司郎、出口大地、そして沖澤のどかに期待したい。
そしてもう一人、松本宗利音は未聴なのだが大いに気になっている。大フィルのポストにも就いたので注視しておこう。
さて、次回更新は明日(7月9日=朝比奈隆の誕生日)の予定で、ここからブログ本題に戻ります。
まずは今年に新発売となった朝比奈のブルックナーの7番(78年都響)のレビューを。
その後は朝比奈のベートーヴェンを再開しますが、せっかくなのでブラームスも含めて進めることにします。
更新の頻度についてはお約束は難しくて、場合によっては1週間以上の空白が生じることもあると思いますが、なんとか続けていくつもりです。
ちなみにこのブログはGooブログなのですが、なんと今年の11月で終了してしまうとのことで別の場所に移行せざるをえないことに。
移行先については決まり次第お知らせいたします。