TAOコンサル『もう一度シネマパラダイス』

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「見逃せないこの映画」・・仲間たちが選んだ作品の映画評

映画「シンデレラ」、映像も音楽も素晴らしく、大人も子供も楽しめる

2015年05月13日 | あなたの○○○な映画
 女友達から映画「シンデレラ」を見に行きたいとのお誘い。ええー?、孫娘とならともかく、いまさらデイズニー映画でもないのだが、そこは紳士〈笑)、レディーのお誘いとならばそうはいかない。二つ返事で、有楽町へ。だが、映画館に入って驚いた、子供より若い女性がワンサカ。本日、レディースデイとのこと。いいね、映画がつまらなくなったら周りをキョロキョロするか・・。


 素晴らしい映画であった。不良老年、年甲斐もなく感動してしまった。これはディズニー・アニメではなく実写映画である。我々が絵本で長く親しんで来た物語を忠実に映画化しているのだが、大人も十分楽しめる。特にシンデレラ役のリリー・ジェームズが清楚で美しく、継母役のケイト・ブランシェットの演技も秀逸で、見応え十分である。




 監督は「ヘンリー5世」などシェークスピア作品を手掛けてきたケネス・ブラナー。ストーリー展開も映像も音楽も見事と言う他ない。魔法使いが現われ、破れたドレスが魔法の力で美しいドレスに変えるシーンなど感動させるが、特にクライマックスとなるシンデレラが舞踏会に登場するシーンは優雅で美しく圧巻である。ヴィスコンティ作品「山猫」の舞踏会シーンを思い出してしまった。

 この映画が見る者を感動させるのは、そういう映像の美しさだけでなく、シンデレラが亡き母の教えを守り、如何なる苦難においても『勇気と人に対する優しさ』を失うことなく生きる姿に共感するからであろう。




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