チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

闘うパジャマ

2009年09月14日 | 中咽頭がん 闘病
ダーリンひでの留守中に、次回の入院に備えて、パジャマを買いにあちこちまわりました。

昨年の放射線治療のため揃えた、ダーリンお気に入りのパジャマ達は、治療でただれた首の手当をしているうちに、薬でベトベトになり、何度洗ってもダメでした。

次の抗がん剤治療では、初夏向きで、手入れしやすい素材の『定番パジャマ』を何枚か揃えました。その時はおとなしく着ていたダーリンですが、「色と柄が、いかにも病人っぽくてイヤだ。」と今回持っていくのを拒否(^^;; 他のパジャマのパンツとTシャツを組み合わせて、持っていきました。

なるべく病人らしく見えないよう、ルームウェアに近いデザイン&色を選ぼうとしても、いざとなると、入院用のパジャマには制約が多いのです。
前回の針生検などでは、病院から「前開き」の指定があります。(初回の手術では、術後の数日間は浴衣の指定でした。)
今回のように、抗がん剤治療となると、腕に点滴の針が入り続けますから、袖口がしぼってあるのも×。利尿剤が入ると、数分おきにトイレに行くことになりますが、前開きでないパンツは、他の患者さんとトイレで会うことを考えると×かな…など。

デザイン、色、価格、素材が気に入っても、このような条件まで満たすものには、なかなか出会えません。
多くの紳士パジャマを買い支えているのは、入院患者さん達ではないでしょうか。好きなパジャマで過ごすことも、闘病意欲にはとても大切なことだと思うのです。

メーカーさんには、入院や介護を考慮しつつ、ファッション性の高い製品を提供してほしいものです。
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2 コメント

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ごくろうさま (仙台)
2009-09-18 09:26:25
5日間の1クールは終了ですね。ここ何日間の経過を拝見しまして大いに安心いたしました。何より、ターニャさんの情報収集力ですかね。諸先輩のお話が実績ですから心強いね。私も信じております。パジャマにしてもいろいろあってご用意が大変ですが、奮闘は報われることでしょう。周囲に沢山の応援団も付いていますから、あまり無理をなさらないようにして、ひでさんの身の回りをよろしくお願い申し上げます。(帰郷しながらの治療ですか、しばらくいったまま継続しての治療ですか?)
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>仙台ひでさん (ターニャ(管理人))
2009-09-19 02:59:54
こんばんは。
いつも応援ありがとうございます。

抗がん剤の点滴の針が抜けると、すぐに帰る準備をしているようです(笑)
でもねぇ…それが本当にいいのか分かりません。副作用が出るタイミングが、他の人とズレているようで、前の主治医も退院時の体重の記録を見て、次の診察で「あまり増えて(=戻って)いませんね。」と。退院してから↓↓下がりまくるんですってば。
本人にとって、精神的にはプラスなのでしょうが…。
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