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風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

女郎仏に思う

2020-05-05 12:17:26 | 日記

 石神(川口)の女郎仏を観る

 江戸のころ あらしの夜  若く気品卑しからぬ女性が病に苦しんでいた

 村人の手厚い介抱のかいもなく 数日後に息を引き取ったという それを哀れんで

 この地に葬ったと伝わる 不憫な話に感動し 参拝してみた

 
 

女郎は「遊女」「遊び女」と考えがちだが辞書によると「女性一般」を指すともある

この方の「女性」だったのであろう   勝手にこんな女性を 思い描く

       

鈴木晴信描くところの 錦絵に描かれた 痩身・柳腰の美人

多分こんな女性であっただろう そうあってほしい薄幸であればなおいい

手前勝手なこんな空想をしては 不自由な 春の一日の気晴らしをする