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どんぐりうさぎのタンポポ野原2

犬がいた季節 / 伊吹有喜 を読みました。


陶で拵えた犬を添えてみました

ひょんなことから
昭和の終わりから
平成までの12年間を
高校で暮らすことになった犬と
その時々の生徒たちの物語です。

サリン事件や震災、はやりもの
ノストラダムスの大予言
その時々に放送された
連続ドラマや歌などが出てくるので
リアリティがあり
個人的には
ブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」が
使われていたのがグッときました♪

青春小説でもあり
家族小説でもあるので
自分の学生時代を思い返したり
当時の家族のことを
思ったりしながら読みました。

歳月は時に残酷で
ずっと同じではいられないこと
それでも
昨日より今日、今日より明日
佳いものになると
信じてゆくほかないのだと
身につまされたり
元気をいただいたり…

時折はさまれる
犬側からの視点で書かれる場面に
いっそう温かな気持ちになる
素敵な物語でした。

ほんとうに この本に
出合うことができてよかったです。



小説のなかに桜並木の場面があります。
そこで、昨年の今頃(9日)撮影した
伊豆の河津桜の写真を添えてみました。
埼玉県人のわたし
今年はゆけそうにありません(涙)

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