私がこの本を手に取ったのは
沖縄が好きだったのと
庭に宮古馬が現れて… とあったので
ファンタジーかな? と思ったからです
実際はファンタジーではありません
入館者をとらない郷土資料館で
資料整理と オンラインで
世界中の知らない人達に向けて
一対一のクイズを出題する
「孤独な業務従事者への
定期的な通信による精神的ケアと
知性の共有」
というのが主人公の仕事で
特殊な環境…宇宙に 海底に
戦時中のシェルターに
…いる方たちが対象です
資料館が壊される前に 最後のクイズとして
「にくじゃが まよう からし」
を出題します
本にはこの答えはありませんでしたが
スマホによる検索で
種明かしを見つけました
スマホの地図中の ある場所を示すのに
3つの言葉で その場所を
特定することができる……というものです
what 3 words といい このクイズの場合
答えは「首里城」になるそうです
その答えがテーマというわけでは
ありませんが スマホを使用しないと
ほんとうの意味での
物語が理解できないのかな…と 🐴
What 3 words の認知度は
どのくらいなのでしょうか?
疎い私は 思いがけなく
この本を読むことで
知ることになりましたが…
私の場合 自力では
この本について
ほんとうには理解できなかったようです
ただ じわじわとしずかに余韻の残る
素晴らしい小説であることは
間違いありません
*あとの2冊は
ヤマザキマリさんの
お国柄でコロナ対策他が違うことが
興味深いエッセイと
「ベルサイユのばら」の
池田理代子さんの初めての短歌集です🌹