たのしいまじょ


空を見たり、
歩いたり、
なんとなく、笑ったりすることが、


“まほう”になるの。

プリンセス雅と、クレヨン王国の話。

2020年03月26日 23時32分00秒 | ひごろのこと

なんだか色々、大変なことになってきましたね・・・。

いや、もうずっと前から、世界のあちこちで(日本のあちこちでも)、大変なことにはなっていたのだけれど、
なんて言うか、ついに目の前まで、大きな恐怖が来たというか。


いや、こんな暗い話をしようと思ったのではなくって!

そう、毎日暗い話ばっかりで、明るいニュースなんか全然なくなっちゃって、
それで、昨日、
「ああもう何か、明るい話が読みたいわぁ!」
と、とても思って、
取り出したクレヨン王国の話をしようと思ったんです。





最近、玉川上水では、野鳥のさえずりがとてもにぎやかです。

でも私は、声を聞いても、姿を見ても、野鳥の名前なんて、全然わかりません。

で、そんな時いつも、まゆみさんを想い出すのです。
私の中では、野鳥といったら、まゆみさん。
まゆみさんは、野鳥クラブの部員ですから。



「読みたい!」と思って開いたのは、『クレヨン王国 月のたまご PART2』のラスト、湖畔での再会のシーン。

今まで、何べんも何べんも読んだけれども、何度読んでも、いつも、とても、胸がいっぱいになる場面です。




咲き乱れる、白い、コブシの花。
霧に隠れる、湖面。

箱根の芦ノ湖に居たまゆみさんが、
ふいに、
いや、必然に、
おもかげ池に、つながるシーン。

『なにもかわってはいないようですが、なにかがかわっているのです。』

雪景色かのような、満開の、コブシの花。
その落花で、真っ白の道。
そこに小さく現れる、あの、ふざけた二匹(←愛を込めて。)

「そいつは愚行だぞ。」
「ぐこう?」
「おろかな、おこない。」

もう、このあまりの彼ららしさに、読んでいる方も、懐かしさと再会に胸がいっぱいです。

「ま、待って  待って  まゆみ、まゆみよ!あたし。」


満開の、白いコブシの花の中。

その再会は、何度読んでも、泣けてしまうシーンです。






そうやって、胸がいっぱいになるものを読むと、気持ちが明るくなれて。

ああやっぱり、こんな暗い時は、自分のすきなお話を、あらためて読みたいなぁと思います。







プリンセス雅と、と言ったのは、明るい花の写真が撮れたので、それも載せようかと。
あ、インスタにはとっくに上げたのですが。

先週の土曜日に、玉川上水で出会いました。






雅子様の御成婚記念の桜だそうです。
初めは『プリンセス雅子』だったのが、今は『プリンセス雅(みやび)』というそうです。





















色がとてもきれいです。





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