珈琲待夢をご一緒に

何やようわからんけど、言うてもええか?

トイレの話

2018-03-13 | 日記

何回かタイに行ったけど、トイレの話が、喋る私も聞いてくれる友達も一番テンションが上がるので、調子に乗ってここでも書いてみる。

飛行機を降りて入国手続きが終わると、娘が迎えに来てくれる3番出口のすぐ近くにあるトイレに入るのが、タイの休日スタートのお決まりになってしまってます。1人で飛行機に乗る緊張感と、落ちなかったという安堵感と、無愛想なタイ人の入国審査員からの解放感。ちょっと色っぽいタイ語のアナウンスで得る高揚感。大げさじゃなくって本当にそうなんです。「一人で海外に出かけられるのよ、私」って、内心ビビっていても、めっちゃドヤ顔してスーツケース引っ張りながら肩で風切って歩いてます。

だからか、個室に入って鍵をかけ済ませた途端、そういう物がヒューンを飛んで行って、無。一瞬で、抜け殻。京都駅ではるかに乗ってから、ここまでの道中で燃え尽きた?「紙は流したらあかんで」と、毎回も言われてるのに、そんな状態で思い出すわけがない。

ポイ!っとしてしまってから、アッ!と我に返るのだけど、もう遅い。流れますように・・・と小心者なので祈るように、トイレットペーパーが見えなくなるまで便座の中を見ることになってしまいます。さっきまでのドヤ顔の私はどこへ行ったんだ。タイは汚水のパイプが細く、トイレットパーパーの質も悪いので、よく詰まるそうなんです。実際に詰まって、溢れているようなトイレには、幸運にも出会ったことはありませんが。

どぉぉぉん!!なんじゃこりゃぁ?と思いましたが、トイレットペーパーです。これが便座の横の壁に付いてます。空港のトイレでこれを見ると、ああ、タイに来たんだわ・・・と思います。このトイレットペーパーが横の壁についてるのって、すごく使いにくいんです。中のロールが大きいからか、引き出すのに力がいるし、日本みたいにカラカラカラって両手で巻きつけてミシン目でピッて切り取ることが出来ないんです。右左右左・・・ゴロ、ゴロ、ゴロ・・・て感じで引き出して、切ると言うより力でちぎる。ミシン目もないし、ちょっと硬いからなかなか上手くちぎれない。なぜか右側の壁にあることが多いから、体を横にひねってちぎる。腰に悪いわ。で、一回ちぎっても、このタイプのトイレットペーパーは、シングルで日本の物より幅が狭いんです。なので、もう一回、追加でゴロゴロゴロ、ちぎる。

そして使用後のトイレットペーパーは、流してはいけません。備え付けのゴミ箱に捨てるのです。このゴミ箱が視界に入るところにあれば気づくけど、空港のは何故か後ろに置いてあるんです。だからうっかり流しちゃうんですよ。でもね、便座に座った状態で、右手に使用後のトイレットペーパー、後ろにある、足でペダルを踏んで蓋を開けるごみ箱にどうやって捨てるんですか?無理やっちゅーねん!!

公共の場所、デパートやショッピングセンターでも、このタイプのトイレットペーパーが多いのですが、苦手です。さすがにホテルや流行りのカフェでは、日本と同じトイレットペーパーですが。

ここまでは、序章で・・・。これからいよいよタイ式トイレの登場です。

きれいな話ではないので、興味のない方はもうこの辺で・・・。

ドアを開けた途端、見なかったことにしよう!と閉めたくなるトイレ。この画像はまだマシです。ちょっと田舎の方に行くと、こんなトイレが多いです。遠出をしたとき、ドライバーさんがトイレ休憩にセブンイレブンに寄ってくれたのが、このタイ式トイレでした。これは便器に高さがありますが、ペタンコ(日本の和式トイレの前のドーム部分がない感じ)の物もあります。息子と行った時、このペタンコのタイ式手動水洗トイレ初体験。

何の疑いもなくドア側に背中を向けて使用したのですが、後で聞くと、それ反対向きでした。お腹を壊していた息子は、モノが流れていく穴の部分に狙って出したかったので、敢えて反対向きにしゃがんだら、それが正解。個室にトイレットペーパーはありません。入る前に忘れずに、入り口でゴロゴロとトイレットペーパーをちぎって持って入ります。追加で欲しくなったらどうするんやろか・・・。

使用後は、バケツの水をひしゃくですくって自分で流します。だから、床がびちゃびちゃ。流行りのガウチョパンツでは、恐ろしくてできませんよ。タイ語でトイレのことをホングナームと言いますが、ホング(部屋)、ナーム(水)。水の部屋、名前の通り。

チェンマイから、山岳民族の村に観光に行った時のトイレも、ペタンコタイ式トイレでした。あの時は衝撃的過ぎて、使えなかったわ。

とにかくタイでは、どこでもトイレを見て使えそうだったら済ませておかないと、次に使えるトイレにいつ巡り合えるかわかりません。日本だと、駅にはトイレは付きものですが、ないですねぇ。お店も電車もタクシーも、冷房が効きすぎてるので、すぐに行きたくなるし冷えてお腹が痛くなるんで困ります。

たまに有料のトイレもあります。国鉄のファランポーン駅。お金を払うんだからどんなにきれいなのかと期待したら・・・。チェンマイ近くのあるお寺で、ガイドさんが「ここのトイレはキンキラで綺麗なので有名」というので入ってみたけど・・・。

ショッピングセンターのトイレに入ったら、中からおっさんが出てきたことがありました。ビックリして二度見したけど、やっぱり男。トイレ入り口の男女マークが、どっちも黒色なんですよ。女性用は赤なのに慣れてるから、よく見ないと間違えそうになるんです。だから私が間違えたんかと思ったけど、他の人はみんな女。でも、誰も騒がないの。誰も知らん顔してるので、娘に言ったら「心が女だったら、えーんちゃう?」と言う返事。騒いでるのは私だけか。ところで、ニューハーフが多い国。いつから入る方を変えるのか、気になるなぁ。取ってしまうと立ってできないから、線を引くならそのあたりか。あのおっさん、まんま男だったけど・・・。あまり、考えんとこ。

これを書くために適当な画像がないかなと探していたら、タイ人はひしゃくの水でお尻を洗うと書いてありました。トイレの床どころか、服までもびちゃびちゃになりそうな気がします。

たまに、TOTOのトイレを見つけるとホッとします。あ、TOTOだ!と思ったのに、よく見るとCOTTOだったということはよくあります。これはパクリじゃなくて、元々TOTOと関係があった会社らしいです。今は独り立ちしているようです。必要ないと思いますが、日本と同じシャワートイレは見たことないです。タイ人と結婚した人が、チェンマイで家を建てるのに日本からシャワートイレ持って行ってましたね。トイレとお風呂は、日本式を譲れないって。

ああ、やっぱり日本のトイレは世界一!!

 

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