Photo Diary

Tamino Hiroyuki

小さな水彩画 道東編

2023-10-18 | art

 

春の道東旅4日めは尾岱沼を後にして我が第ニの故郷、美幌に向かう。まだ知床横断道路は雪で開通してないのでR244ルートで斜里へ。尾岱沼を出発して間もなく見えて来る雪を被った知床連山が美しくて、途中何度も車を止めてスケッチしたり写真を撮ったり。

 

R244をどんどん進んで斜里町が近づいて来ると、今度は斜里岳が見えて来る!この山は良ちゃんが大好きな山で、僕も影響を受けて道東に行く度に斜里岳を描くようになった。雪が残る斜里岳を見たのは今回が初めて。清里の側からも見たかったが時間の都合で今回は断念。

 

4点ともはがきサイズ。絵の具はディーラー アンド ラウニーのハーフパン。

 


小さな水彩画 道東編

2023-10-08 | art

春の道東旅3日めは野付半島へ。途中、鶴居村を通り過ぎるときに、車の真ん前を丹頂鶴が低空飛行で横切って行った。さすが鶴居村!この辺じゃ毎日あんなでかい鳥が頭上を飛んでいるのかと思うと、ちょっと不思議な気分。

夕方前に尾岱沼に到着。今夜は「尾岱沼温泉シーサイドホテル」泊。海側の部屋からは野付湾が一望できるのですが、「どうせすぐ暗くなって何も見えなくなる。」と、おともが言うので、山側の部屋に決定。(海側よりかなり安い!) 一休みしてから、フロントで野付半島(ネイチャーセンター)までの行き方を訪ねると道を教えてくれて、「今から出たら、ちょうど夕食の時間までに戻って来られる・・・」とのことで、すぐに出発!

  

国道から野付湾の道に入ると、車の両側がすぐ海!ここを愛車・三菱ワゴンRで疾走するのが今回の旅のメインイベント。ネイチャーセンターからさらに少し進んだところに道道950号線の起点があり、一般車両の立ち入りはここまで。少し先に野付埼灯台が見える。

 


小さな水彩画 道東編

2023-10-05 | art

人生初の釧路。ついにおともが生まれた街にやって来た! 駅前の「スーパーホテル」泊。(釧路はホテルが安い!何故だろう?)

夕食は釧路名物「炉端」には行かず(どうも僕達は、ガイドブックに載っているような店をわざわざ外す傾向がある)この日も普通に地元の人だけで盛り上がっている小さな居酒屋の暖簾をくぐって乾杯〜翌日はおとものご先祖の墓参りをしてから、釧網線に乗って釧路湿原を見に行く。

列車はガラガラ。線路の繋ぎ目の振動が心地よい。そのときの車窓からのスケッチを元に描き直したのがこちらです。

watercolor on paper 10,0×14,8cm  標茶まで行って、折り返しの列車の時間まで近くの温泉でひと風呂浴びて、釧路に戻る頃は陽が沈み始めていました。

この日もスーパーホテル泊。翌朝は早めに出発して根室で納沙布岬灯台を取材してから今回の旅のメイン野付半島を目指す!

納沙布岬灯台 watercolor on paper 10,0×14,8cm   日本最東端の灯台。「日本の灯台の父」と言われているスコットランド人のリチャード・ブラントンの設計。この人、明治時代に日本にやって来て、灯台を26も作ったそうです。

続く・・・

 

おまけ

 


小さな水彩画 道東編

2023-10-03 | art

入院したのは春の終わりと夏の始まりのちょうど中間くらいで最高の季節。心地良さそうな外の様子を眺めながらベッドの上で絵を描いたり、本を読んだり。病室内は常に室温が26℃前後に保たれ、湿度も一定。毎日同じ。窓の遮暖、遮音は凄まじいもので、この病院にやって来る救急車のサイレンすら聞こえない。もちろん雨音、風の音、鳥の声など全く聞こえません。あまりに管理された環境に、初めは恐怖すら感じたものの、数日経つとすっかり慣れてしまい、このままでいくとその日の天気や季節の移り変わりも気にしない、何かとても大切なものが欠けた人間になってしまうんじゃないかと心配。

7月の初め頃、窓から見える空ばかり描いているのもなんなので、iPhoneに入っている旅の写真を見て、その時の記憶を蘇らせて画面を自分なりに再構成して描いてみようと思い、「旅の風景シリーズ、ポストカードサイズともうちょっと大きいの」を始めることにしました。

  

  

(画像をクリックすると大きくなります)

今年の春の道東旅行。襟裳岬から釧路に向かう国道336号線。初めて走る道。(何しろ免許を取ってからまだ5年めですから、初めての道だらけ。)程よいカーブと緩やかなアップダウンが道幅とマッチしていて、すっかり気に入ってしまいました。

続く