5月13日(土)レクレセンターで、玉野灘崎子ども劇場の例会がありました。
若駒さんの『ずっこけ狂言』ばなし 第4弾
~ すってんオヒャヒャーおきゃ~がり~
「鬼が出るから行かない」って、言ってるという声を聞きました。始まってから、どうかな?と思いながら子どもたちの様子を見ていると....
『おに』ということばだけで、固まる、お母さんの後ろにかくれる、ザワザワする....と様々な反応。鬼との微妙な距離感。と、ホールにただよう緊張感。
そして、鬼がこわくない?大丈夫?と思ってからは、口元に笑みがうかび、体もふにゃりと力がぬける。だんだん、鬼にツッコミをいれるわ、話しかけはじめるわで。そしたら、鬼も負けじとうまいこと返す。(さすがプロ!)
もう、会場ごと楽しいんです♪子どもの反応もおもしろい!!
小さい子たち、怖いけど、お母さんのそばや、顔を知ってるみんなと見ること。安心できる、守ってくれる人がそばにいること。だから、乗り越えられるし、自信になる。自信をいっぱい積み重ねることができる。
友だちがいるからちょっぴり格好もつけないといけないしね( ´∀`)
(全然怖くない鬼でしたが、後ろ姿で登場した時は迫力あったね)
若駒さんの『節分』『二人大名』は原作をちょっといじって、狂言を初めて観る子にも見やすいものにしてある。そんな話をみんなでしていて、「プロだからアレンジができる!」と、先輩母さんが言った。確かに、基本があるからさらに先にすすめるんだなぁと気づく。
ただ、子ども騙しじゃなく、しっかりした歴史や基本がある。
そして、本当に表情が豊かで、何日かたっても思い出したらじわじわ笑えてくる。
狂言の笑い声。笑う声って、聞いたら本当に楽しくなる。よく笑う人の笑顔は自然で美しかった。
笑っているのがおもしろくて、笑ってしまったと中学生の感想があった。笑いは連鎖するね。
観賞前のご挨拶。
舞台、客席作りの様子です。