多摩爺の「時のつれづれ(睦月の46)」
モヤッとする自国第一主義
特になにがどうってことじゃなく、
自分は自分で、人は人でだから、なにが正しくて、なにが間違ってるということではないが、
心の隙間に・・・ ちょっとした違和感が残っている。
能登半島地震の支援に、政府は来年度予算の予備費を倍増するらしい。
想定外の天災に対応するお金だから・・・ 予備費を活用するというのは間違ってないと思う。
また、金額の大小については、状況を見て対応すれば良いと思ってるので、
そこんところに違和感があるわけではない。
違和感があるのは・・・ ウクライナを訪れた外務大臣が、多額の支援を約束したり、
総理が会議や外遊などで、途上国を訪れた際、多額の支援を約束したりすることを引き合いに、
他国に対して支援するお金があるんだったら、
自国民のために、もっとお金を使えといった声が、大きくなっていることである。
こういった事象は、いま世界で起こっていて、
コロナ禍、ウクライナ侵略、異常気象、物価(エネルギー、食料など)の高騰など、
世情の不安を発端に・・・ 経済が悪化すると、
国民のストレスが、自国第一主義へと変化するのは、ある意味仕方のないことかもしれない。
さらに、総理や大臣などが口にしているお金が、
一般会計からではなく、特別会計などに貯まっている、使途の予定がない余剰金であったとしても、
自国のために使えといった声は・・・ 尤もであり、けっして間違ってるとも思ってはいない。
そこら辺りに屯している草臥れた爺さんが、偉そうなことを言うつもりはないものの、
然は然り乍ら(さはさりながら)、グーローバルな社会における、先進国の先進国たる矜持は、
いったい、どこに行ってしまったのだろうか?
今秋行われる予定のアメリカ大統領選挙では・・・ 候補者を決める予備選挙が始まると、
多くの裁判を抱えているにも拘わらず、アメリカファースト(自国第一主義)を掲げた前職が、
恐ろしいほどに勢いを増しており、返り咲きに現実味が出てきている。
同盟国が捨てようとしている、先進国としての矜持を、
この国まで付き合う必要はないと思うが・・・ 如何なものだろうか?
余力(使えるお金)がないなら、ない袖は振れないってことになるが、
戦火に逃げ惑い、天災に襲われ、貧困に喘ぐ人々の姿が、リアルタイムで地球を駆け巡る時代に、
自国第一主義を掲げる為政者がいて、熱狂的に支持する国民感情があることについて、
けっして、間違ってるとは思わないものの・・・ 果たして、正しいことなんだろうか?
また、並べて論ずるのは、いささか無理があると思うものの、
大阪万博の費用が、想定外に膨らんていることを捉えて、
労働力を含めて、震災対策に充てるべきとの声も大きくなってきている。
そうでもしないと、震災支援のお金が足りないなら分からんでもないが、
なにもかもごちゃ混ぜにしてストレスをぶつけ、責任を転嫁しようとすることに、
そういった考えの方々の、内心を捉えてイチャモンを付けるつもりは、全くもってないものの、
私個人的には・・・ 心まで貧しくなって、いったいどうするんだとの思いがある。
私は年金暮らしであり・・・ 生活レベルはカツカツだが、
それでも、なにか楽しいことはないか、元気になることはないか、役に立つことはないかと、
少しばかり捻くれた、小難しい爺さんではあるが、
せめて社会を注視する視線ぐらいは、下げることがないようにと心掛けている。
あまり愚痴ると、私とは違った視点を持っておられるブロガーさんや、フォロワーさんを、
批判することになりかねないし、それはそれで本意ではないので、
これ以上タラタラと愚痴るのは止めておくが、
そんな年頃のようで申し訳ないが・・・ 最近ちょっと、モヤッとしている。
最後になって恐縮だが、ここに記したことは、あくまでも個人的な感情なので、
読んで不愉快になられた方がいらっしゃったら、
大変申し訳ないが・・・ 読み飛ばしていただけるとありがたい。
僕も同じですね。日本はGDPも4位に転落し、もはや大国ではない。だけど国際的には大国の振る舞い。モヤっとしますね。維新は身を切る改革言いながら、万博、カジノが好き。モヤっとします。
格差社会のアメリカも言っちゃ悪いが負け組の人達はトランプのアメリカファーストが好き。トランプは勝ち組なのに。今、一番ヤキモキしてるのはゼレンスキーでしょうね。
自分は自分、他人は他人で構わないと思うし、
そうした声が挙げられるのは、民主的な証拠で悪いことではないと思っていますが、
なんかモヤッとする年頃のようです。
私もいつも同じ事を思います。今の日本は世界に大盤振る舞いする立場ではないなと、寂しく感じています。韓国ドラマを見ていても、十年以上前と比べて、随所に凄い経済的成長を感じます。
落ち着いていつかまた「ジャパン アズ ナンバー ワン」と言って貰えるようになってから、出来るだけの支援をすればと思います。なおと
震災対策は一般会計から捻出するのが筋で、海外への支援は一般会計に予算化されてないのでどこかから捻出しなきゃなりません。
それについて文句を言うつもりはありませんが、特別会計に海外支援が出来る余剰金があるとすれば、これこそが埋蔵金だと思います。
埋蔵金をガラス張りにしたら、国際貢献も出来なくなるといえばそれまでですが、
それが予備費に充当できれば良いのではと思っています。
ただ・・・ 特別会計の余剰金が一般会計に組み込まれる仕組みは、単年度で決算される一般会計にはそぐわないと思いますので、
だれか頭の良い人に検討してもらう必要があると思います。
なにを言ってるか分かりませんが、私も頭の中がこんがらがっています。
地球外からの侵略を受けない限り国家間の戦争は無くならないと昔思った事がありました。
国同士、地域同士、隣人家族同士、個人個人と殺戮の対象は大きさが変わるだけで、所詮個人に帰着すると思った事がありました。
他国に支援できる日本は本当に幸せだとおもいます。
戦火に苛まれる人々、飢えに苦しむ人々を思い援助する気持ちを持ち続けたいです。
能登地方もですが、国家の枠を取っ払った援助が出来る世であればと思っています。
仰るとおりです。
他国に支援出来るなんて素晴らしい国だと思います。
そういった矜持だけは持ち続けて欲しいし、耐えうるだけの財政であってほしいと願っています。