時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

スポーツは希望の力

2020年07月25日 | 時のつれづれ・文月 

多摩爺の「時のつれづれ(文月の13)」
スポーツは希望の力(いま、再び始まったカウントダウン)

世が世なら・・・ 昨夜は盛大に東京2020のオープニングセレモニー(開会式)が行われ、
今日からは、世界のトップクラスのアスリートたちが、
競技を通してしのぎを削る戦いに大拍手を送るはずだった。

残念ながら、感染拡大が治まらない新型コロナウイルスの影響により1年延期にとなったが、
そのコストは約3,000憶円もかかるらしく、
今朝のニュースではIOCを含めてその分担をどうするのか。
これがけっこう悩ましいらしい。

無理を承知で言わせてもらうと・・・ いっそのことIOCから、
感染拡大の引き金を引いた中国とWHOに、そのコストを請求してみたら、いかがなものだろう。
感染源がどうのこうというのではない、
人から人への感染を隠蔽し、多くの自国民を春節で海外へ送り込んだ中国
「人の交流を止めるべき事態ではない。」とまで言い切ったWHO
せめて半額ぐらいは、お支払いしていただいても・・・ バチは当たらないんじゃなかろうか?

そして、いま再び始まった「東京オリンピック・パラリンピック」へのカウントダウン
白血病から競技への復帰を目指す、競泳女子の池江璃花子選手が、
23日の夜、国立競技場から聖火の入ったランタンを掲げ、
世界に向けて感動的なメッセージを発信したので、ここに記しておきたい。

「メッセージ全文」

 池江璃花子です。
 今日は、1人のアスリートとして、そして1人の人間として、少しお話しさせてください。

 本当なら、明日の今ごろ、この国立競技場では「TOKYO2020」の開会式が、
 華やかに行われているはずでした。
 私も、この大会に出るのが夢でした。

 オリンピックやパラリンピックは、アスリートにとって特別なものです。
 その大きな目標が目の前から、突然消えてしまったことは、
 アスリートたちにとって、言葉にできないほどの喪失感だったと思います。

 私も、白血病という大きな病気をしたから、よくわかります。
 思っていた未来が、一夜にして別世界のように変わる。
 それは、とてもキツい経験でした。

 そんな中でも、救いになったのはお医者さん、看護婦さんなど、
 たくさんの医療従事者の方に支えていただいたことです。
 身近で見ていて、いかに大変なお仕事をされているのか実感しました。
 
 しかも今は、コロナという新たな敵とも戦っている。
 本当に感謝しかありません。
 ありがとうございます。

 2020年という、特別な年を経験したことで、
 スポーツが、決してアスリートだけでできるものではない、ということを学びました。
 さまざまな人の支えの上に、スポーツは存在する。
 本当に、そう思います。

 今から、1年後
 オリンピックやパラリンピックができる世界になっていたら、どんなにすてきだろうと思います。
 今は、一喜一憂することも多い毎日ですが、
 一日でも早く、平和な日常が戻ってきてほしいと、心から願っています。

 スポーツは、人に勇気や、絆をくれるものだと思います。
 私も闘病中、仲間のアスリートの頑張りにたくさんの力をもらいました。

 今だって、そうです。
 練習でみんなに追いつけない。
 悔しい。
 そういう思いも含めて、前に進む力になっています。

 「TOKYO2020」
 今日、ここから始まる1年を、単なる1年の延期ではなく「プラス1」と考える。
 それはとても、未来志向で前向きな考え方だと思いました。
 もちろん、世の中がこんな大変な時期に、
 スポーツの話をすること自体、否定的な声があることもよくわかります。

 ただ、一方で思うのは、逆境からはい上がっていく時には、
 どうしても、希望の力が必要だということです。
 希望が、遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても、前を向いて頑張れる。

 私の場合、もう1度プールに戻りたい。
 その一心で、つらい治療を乗り越えることができました。

 世界中のアスリートと、アスリートから勇気をもらっているすべての人のために
 1年後の今日、この場所で、希望の炎が、輝いていてほしいと思います。

 競泳選手 池江璃花子
 本日はありがとうございました。


そして、昨日からは、待ちに待ったメジャーリーグも始まった。
BS放送で観戦できるので・・・ 溜息をつきながら見ていた、
辛気くさいワイドショーからやっと解放され、
少しは精神衛生的にも良い、落ち着いた日が過ごせるかもしれない。

今年は60試合という、超短期決戦となってしまったメジャーリーグ
秋山翔吾選手や、筒香嘉智選手など、新たに挑戦する日本人選手に加えて、
二刀流の復活を目指す大谷翔平選手など、多くの日本人選手の活躍に期待するが、
なにせ60試合だから・・・ 見逃さないようにせねばならない。

「GoToトラベルキャンペーン」から外れ、都知事からは外出自粛の強い要請があったり、
踏んだり蹴ったりのような、東京都民だが、
楽しもうと思えば、プロ野球があるし、大相撲もある。
高校野球だってあるんだから、スポーツ観戦で巣籠生活を楽しもうじゃないか!

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