有志の方が作成した、『カスタムメイド3D2』に独自の撮影モードを導入できるプラグイン、
「複数メイド撮影プラグイン」の使い方、操作についてコメントがあったので、自分へのメモも兼ねてそちらの解説をしていこうと思います。
このプラグイン、非常に多機能でかゆいところまで手が届きかなり便利ですが、それ故に操作が複雑になっています。
すべての機能を記述するとかなりの長さになってしまうので、SS撮影と関係ない部分や他の機能で代用できる部分は記述しないつもりでいたのですが、
せっかくなので全て記述します。
複数メイド撮影プラグインの起動方法:
待機画面、またはエディット画面でF7を押す
◆UIで操作できる機能
マウスで操作できます。
右クリックでカメラ操作、ホイールクリックでカメラ移動という部分は本編と操作は変わりません。
メイド撮影プラグインのUIで表示されている部分はマウス操作だけで完結します。
UIはこの画像のように、配置、操作、表情、環境のタブに大まかに分類されています。
それぞれ何ができるのか解説します。
配置:
作ったキャラを選んで配置する。この時選んだ順番で番号が振られる(重要)。
V字、〇字、M字、^字、W字の形で整列して配置することも可能。
配置したいキャラのサムネイルをクリックで選択したあと、「呼び出す」で画面に呼び出す。
選択状態でクリックすると非選択状態となり、もう一度「呼び出す」を押すとそのキャラが画面から消える。
(注:非選択状態にした時点で番号が振られていないことになっているので、同プラグイン上では画面に出ていても「いない」扱いになるのか、「非選択状態で別タブで該当キャラを選ぶ」とUIが操作不能になる。キャラを画面から消したい場合は必ず非選択状態にしてから「呼び出す」を押すこと)
操作:
キャラの身につけている服、アクセサリーの着脱、操作、ポーズ、持たせるアイテムなどが設定できる。
スカートの挙動の固定、手の形、ボイス再生などもできる。
IK機能による自由なポーズ編集が一番使われることが多いと思われる
(記事内で解説します)
表情:
眼の開度、口の開き、歯や顔の赤らみなども含めて顔関連の操作はここで行う。
首の向きや視線移動もできる。
予め用意されている表情も選択できる
(記事内で解説します)
環境:
背景の切り替え、オブジェクトの配置や光源の向き、色、照明タイプ、明るさ、
更に画面のブラーやカメラ絞り、焦点合わせなどキャラクター以外の撮影に関する効果を操作するタブ
(記事内で解説します)
環境2:
「環境」タブを選択しているときのみ現れるタブ。
エディットアイテムを単体で配置することなどができる。(筆者の環境では現在環境2タブが機能しないので記述しません)
◆IK機能によるポーズ編集(操作タブ)
「操作」タブでIK機能を有効にしていると、マウス操作で手足をドラッグし、自由に体を動かすことができます。
キーボードと併用することで最大限に活用することができます。
また、A+キャラの胴体クリックで該当キャラの操作タブを開くことも可能です。
「ボーン」にチェックを入れると画像のように青い〇が表示され、ドラッグするポイントがわかりやすくなります。
真ん中の四角はキャラクターの向きを360°操作できるボックスとなります。
shiftを押しながらドラッグすることで、Y軸のみの操作をすることができます。
ctrlを押しながらドラッグすることで、X軸のみの操作をすることができます。
altを押しっぱなしにしている間、手首、足首の向きをドラッグ操作できるモードに切り替わります
更にaltとctrlを同時押ししている間、肘、膝関節の向きを操作できるモードに切り替わります。
更に更にaltとshiftを同時押ししている間、肩、股関節の向きを操作できるモードに切り替わります。
spaceを押している間、指関節の向きをドラッグで操作できるモードに切り替わります。
space+shiftで、指の第二関節を左右にドラッグできるモードに切り替わります。
下の方にある項目は、それぞれの手の形のパターン、スカート固定、
現在のポーズの反転、ボイス再生ができる。
以上を覚えていればキャラのポーズ編集は大体使いこなせます。
また、ポーズ編集は全てキーボードでも操作することができます。(後述)
◆オブジェクトの配置、光源、画面効果(環境タブ)
背景変更はゲーム中に用意されているすべての背景を矢印またはプルダウンから選択して変更できます。
BGMも変更できますが、動画を撮影しない限りは気分転換に使うのがいいかも。
オブジェクトの配置:
「大道具」の矢印かプルダウンから選んで配置する。
(キーボードから呼び出したオブジェクトとは別枠扱い)
キューブ表示にチェックを入れた状態でZ、X、C+マウス操作でそれぞれ、背景、キャラ、大道具の移動、回転、拡大縮小ができる。
光源の操作:
「照明」の項目から操作できる
・光源の追加
デフォルトで「メイン」の光源が点灯されているが、「追加」で光源を増やせる。
・照明の種類
「通常」:通常の照明(画像参照)
「spot」:特定の範囲だけを照らす。範囲を操作できるスライダーがある
「point」:特定のオブジェクトやキャラだけ照らす。範囲を指定できるスライダーがある
「単色」:光の透過を除き、単色にする。透過しないので背景は表示されない。
・各種スライダー
「向きX」:光源の向きをX軸に回転させる
「向きY」:光源の向きをY軸に回転させる
「明るさ」:光源の明るさ。右に行くほど明るい
「影」:影の濃さ。右に行くほど濃い
「赤」「青」「緑」:光源の色を指定する。
画面効果
様々な特殊な効果を画面に付与できる
どの項目もチェックを入れて有効になる
・ブルーム
光が広がる処理の詳細を設定できる。
発光するオブジェクトやアイテム、当たって反射した光も一律で調整する
強さ、広さなどを設定できる
・深度
焦点の深度を設定できる。
焦点を合わせる位置、範囲、焦点の外のボカシが設定できる
・光学
画面自体にに光や影を落とす。ブレや広さなども設定可能
・フォグ
霧のようなモヤを出して表示されない範囲を決められる。位置、色などが設定できる。
その他
・セピア
画面全体をセピア色にする。回想風のスクリーンショットに
・ぼかし
画面全体をぼかす
・髪の揺れ
スライダーを右に動かすほど髪の固定率が少なくなる(リアルな髪の挙動に近くなる)
◆顔の操作(表情タブ)
テンプレで用意されているものと、スライダーと項目で自由に設定できる項目で表情を変えることができます。
「詳細」にチェックを入れるとさらに細かい項目が現れます。
また、A+キャラの顔クリックで該当キャラの表情タブを開くことも可能です
◆キーボードによる操作
一部の機能はキーボード操作で代用できるほか、キーボードでしか操作できない機能もあるので、詳しく解説します。
・キャラ(単体)のキーボード操作:
基本的には、「操作したいキャラクターに振られた番号の数字キー(以下キャラ数字キー)+キー」で操作します。
1~7まで対応しており、8~12を使うにはctrl+1~5が8~12になります。
・キャラクターを上下に移動
「キャラ数字キー」+「0」=キャラを上に動かす
「キャラ数字キー」+「P」=キャラを下に動かす
・キャラクターを前後左右に移動(カメラ正面から見て)
「キャラ数字キー」+「I」=キャラを奥に動かす
「キャラ数字キー」+「K」=キャラを手前に動かす
「キャラ数字キー」+「L」=キャラを右に動かす
「キャラ数字キー」+「J」=キャラを左に動かす
・キャラクターを回転
「キャラ数字キー」+「-」=キャラの向きを左回転
「キャラ数字キー」+「^」=キャラの向きを右回転
「キャラ数字キー」+「-」+「shift」=キャラを奥にX軸回転
「キャラ数字キー」+「^」+「shift」=キャラを手前にX軸回転
「キャラ数字キー」+「U」=キャラを反時計回りにY軸回転
「キャラ数字キー」+「O」=キャラを時計回りにY軸回転
・キャラクターの顔の向きを変える
「キャラ数字キー」+「@」=キャラの顔の向き変更
・キャラクターの大きさを変える
「キャラ数字キー」+「E」=キャラを拡大
「キャラ数字キー」+「D」=キャラを縮小
「キャラ数字キー」+「C」=キャラの大きさを元に戻す
・その他操作
「キャラ数字キー」+「Z」=ランダムでセリフを喋る
「キャラ数字キー」+「Z」+「shift」=ランダムでセリフを継続して喋る
「キャラ数字キー」+「X」=ランダムでHなセリフを喋る
「キャラ数字キー」+「X」+「shift」=ランダムでHなセリフを継続して喋る
「キャラ数字キー」+「V」=指定キャラの表情タグを開く
「キャラ数字キー」+「H」=ランダムに服を着脱
「キャラ数字キー」+「alt(左)」=ポーズパターンをひとつ戻す
「キャラ数字キー」+「alt(右)」=ポーズパターンをひとつ進める
「キャラ数字キー」+「M」=持たせるアイテムを変更
「キャラ数字キー」=番号に対応したキャラのポーズパターンを進める
「キャラ数字キー」+「shift」=変えたポーズを戻す
「shift」+「手首or足首をクリック」=該当箇所の捻れを修正する
・キャラ(複数)の操作:
「Esc」or「Tab」=メニュー非表示(エディット画面ではEscのみ有効)
「Enter」+「数字キー」=数字キーに対応したダンスを全員で踊る
「Enter」+「U」=DLC(『かのつく2』)のダンスを踊る
「C」=全員の頬染めと涙のパターンをひとつ進める
「V」=全員の表情のパターンをひとつ進める
「B」=全員を時計回りに回転させる
「B」+「shift」=全員を反時計回りに回転させる
「N」=全員のポーズパターンをひとつ進める
「N」+「shift」=全員のポーズを元に戻す
「,」=全員の配置、ポーズ、顔の向きをランダムに入れ替え
「,」+「shift」=入れ替わった配置、ポーズ、顔の向きを元に戻す
「H」=全員の着衣パターンをひとつ進める
「alt(右)」=全員のポーズパターンをひとつ進める
「alt(左)」=全員のポーズパターンをひとつ戻す
・背景、オブジェクト(大道具)、画面効果、撮影関連:
「Q」=画面効果を切り替える
・大道具の配置
「W」=大道具を配置、押すごとにひとつ進めて選択する
「W」+「shift」=大道具の選択をひとつ戻す
「W」+「@」=大道具を消す
・カメラリセット
「Q」+「R」=カメラ位置リセット
・背景変更
「V」=背景をひとつ進める
「V」+「shift」=背景をひとつ戻す
・カメラ回転
「Q」+「U」=カメラを反時計回りに回転
「Q」+「O」=カメラを時計回りに回転
「Q」+「@」=カメラの回転を元に戻す
・背景移動、回転
「V」+「I」=背景を奥に移動
「V」+「K」=背景を手前に移動
「V」+「L」=背景を右に移動
「V」+「J」=背景を左に移動
「V」+「0」=背景を上に移動
「V」+「P」=背景を下に移動
「V」+「U」=背景を反時計回りにY軸回転
「V」+「O」=背景を時計回りにY軸回転
・大道具の移動、回転(Wで呼び出した大道具のみ対応。UIから呼び出した大道具では使えません)
「W」+「I」=大道具を奥に移動
「W」+「K」=大道具を手前に移動
「W」+「L」=大道具を左に移動
「W」+「J」=大道具を右に移動
「W」+「0」=大道具を上に移動
「W」+「P」=大道具を下に移動
「W」+「U」=大道具を反時計回りにY軸回転
「W」+「O」=大道具を時計回りにY軸回転
「W」+「-」=大道具の向きを左回転
「W」+「^」=大道具の向きを右回転
「W」+「-」+「shift」=大道具を後ろにX軸回転
「W」+「^」+「shift」=大道具を手前にX軸回転
・背景の大きさを変える
「V」+「E」=背景を拡大
「V」+「D」=背景を縮小
「V」+「C」=背景の大きさを元に戻す
・大道具の大きさを変える
「W」+「E」=大道具を拡大
「W」+「D」=大道具を縮小
「W」+「C」=大道具の大きさを元に戻す
・重力操作
「A」+「I」=重力を奥に移動
「A」+「K」=重力を手前に移動
「A」+「L」=重力を右に移動
「A」+「J」=重力を左に移動
「A」+「0」=重力を上に移動
「A」+「P」=重力を下に移動
・テキストボックスを編集
「M」=テキスト編集を表示、もう一度押すと非表示、テキストボックス表示時に押すと非表示に
・スクリーンショットを撮る
「S」=UIなしのスクリーンショットを撮る(テキストボックスは写る)
・光源の種類の変更
「R」+「U」=押すごとに光源の種類4パターン(上述)を切り替える
・光源の移動、回転
「R」+「I」=光源を奥に移動
「R」+「K」=光源を手前に移動
「R」+「J」=光源を反時計回りに回転
「R」+「L」=光源を時計回りに回転
・光の範囲の変更
「R」+「9」=照らす範囲を拡大
「R」+「O」=照らす範囲を縮小
・光源の明るさを変える
「R」+「0」=明るくする
「R」+「P」=暗くする
・光源の色を変える
「R」+「-」=押すごとに赤のパラメータを下げる
「R」+「-」+「shift」=押すごとに赤のパラメータを上げる
「R」+「^」=押すごとに緑のパラメータを下げる
「R」+「^」+「shift」=押すごとに緑のパラメータを上げる
「R」+「[」=押すごとに青のパラメータを下げる
「R」+「[」+「shift」=押すごとに青のパラメータを上げる
「R」+「@」=光源効果を元に戻す
IK機能のキーボード操作:
・動かすキャラと部位を選択(選択は一度押せば話しても保持される)
「キャラ数字キー」+「Q」=IK機能を有効にし、該当キャラの右腕を選択
「キャラ数字キー」+「W」=IK機能を有効にし、該当キャラの左腕を選択
「キャラ数字キー」+「A」=IK機能を有効にし、該当キャラの右脚を選択
「キャラ数字キー」+「S」=IK機能を有効にし、該当キャラの左脚を選択
「space」+「Q W A S」=選択部位を左のキーの順から右腕、左腕、右脚、左脚に変更
「キャラ数字キー」+「space」=該当キャラのIK機能を解除する
・部位操作(部位選択後に有効。該当部位をクリックでも部位を選択できる)
「I K L J 0 P」=左から奥、手前、右、左、上、下、に部位を曲げる
「I K L J 0 P」+「shift」=腕の場合は肩関節、脚の場合は股関節のみ左のキーの順から奥、手前、右、左、上、下に曲げる
「I K L J 0 P」+「ctrl」=腕の場合は肘関節、脚の場合は膝関節のみ左のキーの順から奥、手前、右、左、上、下に曲げる
「I K L J 0 P」+「alt」=腕の場合は手首、脚の場合は足首のみ左のキーの順から奥、手前、右、左、上、下に曲げる
「U O」=腕の場合は肩関節、脚の場合は股関節を左のキーの順から反時計回り、時計回りに回転させる
「腕を選択時」+「shift」+「alt」=腕の操作時に鎖骨を連動させることができる
「space」+「ctrl」=脚の操作時に骨盤を連動させることができる
・持っているアイテムの操作
「腕を選択時」+「ctrl」+「alt」+「I K L J U O」
=持っているアイテムを左のキーから順に奥、手前、右、左、左上、右上に回転させる
・頭の操作(選択してる部位は関係なくIK機能を使用してるキャラが対象)
「space」+「I K L J」=左のキーから順に頭を奥、手前、右、左に曲げる
「space」+「U O」=左のキーから順に頭を反時計回り、時計回りに回転させる
・上半身の操作(操作対象は上と同じ)
「space」+「shift」+「I K L J」
=左のキーから順に上体を奥、手前、右、左に曲げる
「space」+「shift」+「U O」
=左のキーから順に上体を反時計回り、時計回りに回転させる
…以上が複数メイド撮影プラグインの操作となります。
キーボード操作に関してはすべてを覚えるのは大変なので、
キャラの移動と拡縮、重力操作、アイテムの回転、大道具と背景の配置、拡縮だけ覚えておけば操作には差し支えないと思います。
他はマウス操作で直感的に動かせるので、キー操作を無理に覚える必要はありません。
ただし、キーボード+マウスの操作は重要なものばかりですので、覚えておいた方が格段に便利です。
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