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【東方】各作品の独自システムについて

2017-07-01 17:55:00 | 東方project

今年8月に本編新作である『東方天空璋』がプレイできるようになるわけですが(体験版は例大祭で既に出てる)、
この作品のシステムがカスタマイズ性が高くまた面白いシステムなわけでして。

今まで東方関連の記事はいくつか書きましたが、システム面に深く触れた内容はないなと思って各作品独自のシステムに触れようと思います。久しぶりに東方の記事です。

どの作品も一貫してSTGとしてのシステムは同じですが、
東方の場合それにプラスして作品ごとに異なる独自のシステムというものがあります。
それらを最新作である天空璋も含めてどんなものか書いておきたいと思います。
例によって旧作は無しでWindowsシリーズのみです。


◆東方紅魔郷

・独自システムなし

Windows作品一作目なので独自のシステムはなし。




◆東方妖々夢

・「桜点」システム

「桜点」は画面左下に表示される数値のこと。点アイテムの最大点を表している。
本作では敵を倒したり弾消しを行うと「桜アイテム」に変換される。
桜アイテムは取得すると桜点が増加していく。
桜点はミスしたりボムを使うことで減ってしまう。
また桜点の上に表示されている桜点+という数値も桜点と同様の条件で上昇していく。
これは「どれだけ最大点に桜点を加算したか」の数値で、後述する「森羅結界」を発動するたびに0に戻る。
(桜点+はミスやボムでは減少しない)

・「森羅結界」システム

桜点+が一定の数値に到達すると森羅結界と呼ばれるバリアが自機の周りに展開する。
この状態では被弾しても一度だけ被弾扱いにはならず、画面上の弾を消した上で森羅結界が終了する。
また、ボムボタンを押すことで任意に結界を解除することが可能で、この場合も画面上の弾を消せる。
なお被弾も任意解除も使用せずに結界を維持して終了させるとボーナス点が加算される。
結界発動中はアイテムが自動回収され、グレイズすると桜点の最大値が増える。




◆東方永夜抄

・「時刻」システム

本作の「夜が止まる」という異変は自機側がある異変を解決するために起こしている異変。
そのため、夜明けが訪れるとバッドエンドとなってしまう。
ステージクリア、コンティニュー(残機を失った状態で被弾し、同じステージに再挑戦)で時刻が進み、夜明け前に異変を解決しなければなならない。
ステージクリアでの時刻の進みは避けられないものであるが、ステージ中に登場する刻符というアイテムをステージごとに決められたノルマ数取得してクリアすると時刻の進みを少なく抑えることができる。
また、刻符のノルマを達成した状態でそのステージのボスを倒すと…?

・「妖率度」システム

本作は妖怪と人間が2人一組で自機になっている。(※)
ステージ中で高速では人間、低速では妖怪に切り替わるのだが、
どちらを操作しているかで画面左下の「妖率度ゲージ」が変動する。
-100%~100%までがあり(※2)、-100%に近いほど人間率が、100%に近いほど妖怪率が高い。
どちらも一定以上人間または妖怪に近づく(-80%以下か80%以上)と「逢魔が時」となりボーナスが発生する。

人間率ボーナス:ショットを敵に当てると刻符が発生する
妖怪率ボーナス:グレイズすると刻符が発生する

また共通するボーナスとしてゲージを一定以上に維持している間何もしなくても点数が徐々に入る「走行ボーナス」が付与される。

(※:条件を満たせばタッグではなく単体で出撃できる。
その場合、妖率ゲージは人間キャラの場合-100%~20%、妖怪キャラの場合-20%~100%のみになる。
必然的に反対側の逢魔が時は使用できない。
ただし妖夢のみ-50%~100%で人間側の逢魔が時も-30%で発動する)

(※2:幽々子と妖夢のタッグのみ-50%~100%。人間側の逢魔が時は-30%から発動する)



◆東方風神録

・「信仰ポイント」システム

画面左下に「信仰ポイント」と呼ばれる数値が表示されている。
これは点アイテムやスペルカードボーナスの得点に関わる数値で、高ければこれらの得点が上昇する。
最大値は信仰アイテムを取ることで増える。
信仰ポイントは白いゲージが無くなると減少が開始する。
種類問わずアイテムを取るか、敵を倒すことでゲージが回復し、減少を抑えることができる。
またミスをすると大幅にポイントが減少する。
得点のみに絡むシステムだが、本作は得点で残機が増えるスコアエクステンド形式のため、攻略にも重要な要素となっている。

本作の独自システムはこれのみで非常にシンプル。
というのも本作は本来旧作→紅魔郷のようにキャラクターや世界観をリセットするつもりだったかだとか。
結果的にリセットはされなかったが、エンジンやUIも一新し本作から新たな東方として再出発した作品なのは間違いない。




◆東方地霊殿

・「支援妖怪」システム

自機選択時に支援する妖怪を選択するシステム。
選んだ妖怪によってオプションのショット、ボムが変わり、ストーリーも異なるものになる。

・「交信強度」システム

地上との交信強度を表すパラメータ。画面左下に携帯の電波強度のようなアイコンがあり、点アイテム取得時の倍率補正に関わる。
グレイズすることで交信強度のゲージが上がっていき、ゲージが多いほど点アイテム取得時の倍率補正が上がる。
ゲージが最大だとアイテムが自動回収もされ、少しの間だけ最大が維持される。
グレイズしないでいると徐々にゲージが減っていく。
アイテム回収ラインより上にいると一瞬でゲージが最大まで達するが、グレイズ時のように最大が維持されることはない。
(ようは最大得点+自動回収で従来のアイテム回収ラインと変わらない)




◆東方星蓮船

・「ベントラー」システム

特定の敵を倒すとベントラーアイテムと呼ばれるUFOの形をしたアイテムが画面内を反射しながら漂う。一定時間経つかボスとの会話が始まると画面外に飛んでいく。
きまぐれ(赤青緑に一定間隔で色が変わる)の四種類が存在し、
取ると画面左下のストックに2つまで保持できる。
同じ色3つか、すべて違う色でそろえると、そろえた色に応じた色のUFOが出現し、画面内のアイテムを吸い始める。
UFOを撃破すれば特典がもらえ、吸ったアイテムが全部戻ってくる。色によって特性、特典が異なる。
また、UFOのゲージが満タンになるまでアイテムを吸わせると吸わせた時点でスペシャル特典がもらえる。

レッドUFO:赤のベントラーアイテムを3つそろえると出現。
吸ったPアイテムが点アイテムに変換される特性を持つ。
撃破特典は残機の欠片。スペシャル特典も残機の欠片。

ブルーUFO:青のベントラーアイテムを3つそろえると出現。
撃破すると吸った点アイテムが2~6倍になって返ってくる特性を持つ。
スペシャル特典は撃破時に返ってくる点アイテムの倍率が8倍になる。
撃破特典はなし。

グリーンUFO:緑のベントラーアイテムを3つそろえると出現。
撃破すると吸った点アイテムが2倍になって返ってくる特性を持つ。
撃破特典はボムの欠片、スペシャル特典もボムの欠片。

レインボーUFO:すべて違う色のベントラーアイテムをそろえると出現。
吸ったPアイテムは2~3倍の補正がかかった点アイテムに変換、
吸った点アイテムはPアイテムに変換されて返ってくる特性を持つ。
撃破特典はきまぐれベントラーアイテム、スペシャル特典もきまぐれベントラーアイテム。


なおどのUFOも共通の撃破特典としてきまぐれベントラーアイテムを落とす。
変化開始前の色はそれぞれのUFOの色に準ずる。
レインボーUFOの撃破特典とは別枠。
なお撃破時には画面内の敵弾を消す効果がある。




◆東方神霊廟

・「霊界トランス」システム

画面左下に3つの人魂のようなゲージがあり、ステージ中敵を素早く倒したり、ボスにダメージを与えるたりすることで出現する神霊を取ることで溜まっていく。
1ゲージ以上溜まっている状態で被弾すると「霊界トランス」状態へと移行。
霊界トランス状態ではゲージが徐々に減少し、ゲージがなくなるまで無敵になり強力なショットが撃てるようになる。またステージのBGMも「裏BGM」とでもいうようなものに変化する。
トランス終了後に被弾扱いになり残機が減り、神霊をある程度放出して終了する。
ゲージが3つMax溜まっているときのみ、トランスボタンで任意に霊界トランスへと移行できる。
この場合終了後ももちろん被弾扱いにはならない。
会話やボス戦終了後などで強制的に霊界トランスが終了した場合、終了時の残りゲージから-1ゲージ分が残る。




◆東方輝針城

・「上部回収ボーナス」システム

アイテムを上部回収した際、一定数以上回収できると回収した数に応じて倍率が表示され、
その時回収したアイテムの総得点×倍率の追加得点が入る。
回収したアイテムの得点自体に倍率がかかるわけではなく、追加として別枠で入る。
倍率に関わらずボーナスを出せば欠片アイテムが出現する。
0.5~1.6の倍率ではボムの欠片、
最大倍率の2.0で回収できれば残機の欠片が出現する。
また、ステージ中で倍率関わらずボーナスを一定数出すことでもその時のボーナスが残機の欠片に変わる。

・撃ち込みのよるアイテム取得

高速で撃ち込むとPアイテムが、
低速で撃ち込むと最大得点が伸びる緑アイテムが取得できる




◆東方紺珠伝

・「チャプター」システム

ステージの要所に「チャプター」が設けられており、
完全無欠モードで遊んでいるときに限り、
被弾した場合被弾したチャプターの開始時からやり直すシステム。
本作は非常に難易度が高く、従来の東方作品とは異なり完全無欠モードでトライ&エラーを繰り返すこと前提の難易度設計になっている。そのためこのモードでは残機という概念自体がない。
次のチャプターへ移行時に、チャプター内でのグレイズ数を元にした得点を撃破率でスコアに換算、一定値以上だとボムの欠片がもらえる(従来作品と同じルールで遊ぶレガシーモードだと残機の欠片になる)




◆東方天空璋

・「季節装備」システム

それぞれの自機キャラクターで春夏秋冬に準じたショットを固定で持っているが。
サブ季節を選んで装備することで、ほかの自機キャラのショットをオプションで撃つことができる。
サブ季節オプションは自機オプションとは別枠で、季節アイテムを取ることで画面左下の季節ゲージが溜まりパワーアップしていく。
季節ゲージを消費して疑似ボムである季節解放を撃てば敵弾を消したりすることもでき、
この季節解放もサブ季節によって内容が異なる。

この季節装備により4×4の16パターン、東方本編史上最大の自機バリエーションを自由に組み替えて遊ぶことができる。
(最も自機キャラクターが多い永夜抄でもタッグ4組+単体8人の12パターンだった。なお花映塚は対戦型STGという特殊な作品なのでカウントしていない)

東方作品は「自機キャラが少なければオプションが選べて1キャラごとのバリエーションが多い」、「自機キャラが多ければオプションは固定」という傾向があったため、
天空璋の形態は非常に珍しい。

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