損切り無用!月足チャートでスロー投資

元金2,000万円 → 2024年7月下旬現在、ほほ1億円(21年以降の配当含む)

万年弱気!(筆者の投資格言より)

2007-10-30 09:06:18 | 筆者の投資格言
 拙著1冊目「スロー投資~」だったか、2冊目「月足チャート~」だったか忘れたが、「万年弱気!」との原稿の一部分を編集者にボツにされた。

 本が売れなくなるから、との理由だったが、「万年弱気!」でないとトータルで儲からないことは、過去の投資家たちが証明している。

 世の株式・経済評論家、それも10年、20年を超えて自ら相場を張っている人たちで、トータルで儲けている例など皆無に等しい。いや、私は一人として儲けた実例を知らない。

 おそらく全員が相場で損をして、評論活動で儲けて(食べて)いるのである。あるいは、まともな評論家は「個人的な感情が入るから」との理由で、自らは相場を張らない。

 世の中、そういうものなのである。

 金になる評論は、ほとんどが短期・中期の相場の予測だ。で、それを一般の個人投資家たち(もちろん私も含めて)が求めてしまうからビジネスになる。

 しかしながら、予測を信じて売買を行っても、多少は当たって小金を稼ぐことができるにせよ、トータルでは絶対に! といっていいくらい儲からない。

 世の中、そういうものなのである。

 そもそも相場の予測は、予測の記事を売るために、株価が上がることが絶対的な前提となる。つまり「万年強気!」だ。

 だが、「上がって強気、下がって強気」だと、株価がボックス圏で動く限り(上値・下値が限られている相場を想定)、トータルで儲かるはずがないことは小学生でもわかりそうなものである。

 したがって素直に考えれば、「上がって弱気、下がって強気」の逆張りを行わない限り、結果としてトータルとしては絶対に儲からないのである。

 私が、相場や株価を予測する株式・経済評論家を思いっきりバカにしている理由は、ここにある。

 で、筆者の投資格言だが、「万年弱気!」は「上がって弱気」はともかく、「下がっても弱気」であり、「下がって下がって下がって、そこで初めてちょっと強気……」という意味なのである。

 22歳で相場の世界に入ったから、投資歴はやっと30年の筆者だが(もちろん、間にまったく売買を行わなかった数年のブランクはあるが)、これだけ相場を張っていられるのは、常に万年弱気! だからにほかならない。

 

  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サブタイトル、変えました | トップ | 予定通りのマルハ買い »

コメントを投稿

筆者の投資格言」カテゴリの最新記事