損切り無用!月足チャートでスロー投資

元金2,000万円 → 2024年7月下旬現在、ほほ1億円(21年以降の配当含む)

銘柄に惚れても会社に惚れるな(グッドウィル・NOVA騒動から)

2007-06-14 07:02:02 | 筆者の投資格言
 筆者は、昔から「銘柄なんか、なんだっていい。どう見ても、つぶれそうにない会社の株が、歴史的に見て安くなったら買いだ」とのスタンスで投資対象を選んでいる。

 ただし値動きのよさを見て、その銘柄に惚れることはよくある。とはいえ、すぐに手を出すことはない。大相場が終わって何年か経って、十分に値下がりしてから買うのである。「夢よ、もう一度」とばかりに。

 つまり、筆者が惚れるのはチャートが示す“過去の値動き”なのである。もちろん、会社の業容に惚れることもあるが、会社自体や、ましてや経営者に惚れることは絶対にあり得ない。

 なぜなら、会社も経営者も信用していないからである。上場企業には何千、何万もの社員がいて、なかには悪い人間が必ずいる。こういう輩(やから)が何かの間違いで出世すると不祥事につながる。ましてや、トップになってしまったら、会社存亡の危機に……。

 それに今、会社に優秀なトップと社員がそろっていたとしても、時が経てば、ころころ入れ替わる。基本的に信用できない人間の集合体が会社なのだから、会社および経営者に惚れて株を買い、裏切られないほうが珍しい。

 結論として、会社の信用度は企業規模と上場年月の長さ(過去の実績の積み重ね)で推し量るしかないのである。

 だから、

「新日鉄や松下電器なら多少は信用できるが、グッドウィルやNOVAなど、まるで信用できない」。

 株式投資においては、会社や経営者に惚れこむことが、最も怖いのだ。

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