たま のほほん日記

私が歌手、演劇等のお仕事のなかでまた日常生活のなかで感じたことを日記形式で書いていきます。ぜひご覧ください。

いじめについて思うこと

2014-01-20 20:38:21 | 日記
2014年1月20日 月曜

山形で女子中学生が新幹線に身を投じ、自ら命を絶った。
原因はいじめである可能性が高いとのことである。
新聞記事を通してしか状況は把握できていないが
学校側は、いじめがあったかどうかに関するアンケート調査
を始めたということである。
女子学生に何らかの悩みがあったことは、担任も把握して
いたようである。

親の気持ちにあるといたたまれない。たまらないであろう。
救える可能性があった子どもなのに、学校に殺されたと
考えて当然であろう。

いじめ解決には、カウンセラー設置と早期発見と対応だという。
もちろん、早急に対応すべきことはあるであろう。
しかし、いじめがなぜ起きるのか。なぜ陰湿ないじめをする子どもに
成長するのか。否、成長させてしまうのか。ということを真剣に
考えていかなければ、根本的な解決しは繋がらない。
いじめをしようと思って、この世に誕生する赤ちゃんは誰ひとり
いないはずだ。いじめるという行為に走らせる原因は、それまで
子どもに関わってきた大人、もっといえば、大人も子どもも巻き込んで
いく日本の社会文化、教育文化にあるのだ。

いじめが起きるたびに、コメンテーターたちは口をそろえていう。
もっと早くに対応してあげていれば・・・学校は、担任は何をしていたのかと。
こういう学校社会を創り上げたしまった自分たち大人の責任を誰も口にしない。
自殺した子どもに対し、ほんとうに申し訳ないと言う大人は誰もいない。
大人ひとりひとりが、子どもひとりひとりに対して、向かいあっていない。
無責任過ぎるであろう。
もちろん、私もその無責任な大人の中の一人であるのだが。
では、どうすればいいのか。何ができるのか。

できることは自分と自分のまわりのことだけである。
職場だって、いじめはあるだろう。
なんとなく、ひとりの人間にうまくいかないことの原因や
職場全体のストレスを負わせる雰囲気はあるはずだ。
近所だって、地域だってある。
たいていは、反論できない弱者に集中する。
弱者いじめは至るところにある。
さらに、狡猾な要領のよい人間が得をする風潮もある。
原発問題も、沖縄もみな本質的には同じ問題であろう。

子どもたちは、大人のすることしかしない。
大人がすべてを教えている。
いじめは、見事に大人が教えてきてしまったことなのである。
それを、日本の大人たちが自覚していかない限り
おそらく、学校の陰湿ないじめはなくならないであろう。
何ができるのか。
私自身が、どんな人もいじめないことしかないだろう。
簡単なことのようだが、大変難しいことだ。
心情的にも、経済的にも、環境的にもまわりの人たちをいじめないこと。

学校のいじめ問題を、教育や学校という枠組みの中だけで
捉えている限りは、根絶できないだろう。
それは、日本社会の民主主義をどう実現するかということにも
深く関わっている問題であると思う。
少数意見や、差異を認めていく社会を築くことを大人が
毎日毎日の生活の中で努力していくしかないのだと思う。



2014!新年あけましておめでとうございます!

2014-01-06 14:26:30 | 日記
2014年1月6日 げつよん

もう、あきれるくらいずっとブログ書いてませんでした。
実はHP担当の方が、お身体の調子を悪くされて、更新できない
ままだったのです。私もばたばたしてたということも
ありまして・・・
1月中に、HPも新しくしますので、もう少し、冬眠させてくださいませ。

お正月休み、2本の映画を見た。
かぐや と 永遠の0

どちらも良かったが、ぐっと心に刻まれたのは
永遠の0だった。
この年齢になると、自分が生きていることの意味や
家族のことを考えることが多くなる。
だれしもそうであろう。
人生のラストに向かって、そうプログラムされているのかも
しれない。
ちょうど息子が帰省していたので、いっしょにいった。
ずっとお鼻ずるずるの母を、どう思ったのかはわからないが
彼も年老いていけば、きっともっと感じてくるだろう。
今、なぜ自分がここにいるのか・・・・

では、2014年が、皆様にとって心穏やかな1年でありますように・・・