たま のほほん日記

私が歌手、演劇等のお仕事のなかでまた日常生活のなかで感じたことを日記形式で書いていきます。ぜひご覧ください。

パリから愛を込めて PART9

2008-12-23 22:14:05 | 日記
12月23日 火曜 Joyeux Noel ! (ウムラウトの点がうまく打てないの!)    

これは、かの有名なラファイエットデパートの様子・・・
すっごくきれいでした!!!
オペラガルニエのすぐ近く。昨日Ramonaを観る前にパチリ!

さてさて、クリスマス前に大変なことが起こった。
愚息がアメリカでクレジットカードを偽造されていた!
なんと東京ですばらしく高価なブランドものを彼が買っていたことになっていた!
カード会社がおかしいと判断し連絡してくれて判明!
日本の姉にすべてをお願いして何もできなかった私・・・
心から助け合える姉妹に育ててくれた母に感謝・・・
皆さんもネットでのカード使用はくれぐれもご注意を!

さて、15日に観てきたベジャールのステージ、Hommage a Mourice Belart
題名通り、モーリス・ベジャールへの追悼公演なわけだが
ベジャールの振り付けというのは、ほんとうにベジャール以外の何ものでも
ないというのを痛感!
ベジャールとの最初の出会いは、やはり私もボレロだった。
その鮮烈な印象は今でも焦ることなく、眼から鱗状態だった。
今回は全員のダンスシーンが多く、ダンサーの個性というより
ベジャールの意志をついていくというメッセージが強くでていた。
ミザンスがすばらしい!!!
一糸乱れぬメンバーの踊りにうーむ・・・とうなってしまった。

その数日後、 Thetre de Bastille でCaterina Sagnaのコンテンポラリーを観る。
映像と真白の布をうまく使った演出。男性3人のバックに少女、女、老女と3人の女性
が映像の中で語りかけ、踊る。
ただ、最後まで男性3人が絡み合いのダンスが多く、途中はっきり言って嫌気がさして
きた。いいかげん、離れて自立しろよ!って言いたくなってしまった!
これって、私個人の感性の問題?それとも日本人の感性の問題?
最後、ひとりずつにもどって、踊り終えてほしかった・・・きっと今の私が
男性にそれを望んでいるんだろうなあと、バスティイユの賑やかな街を歩きながら
思った。
 では、皆様に心温まるクリスマスが訪れまるように・・・

パリから愛をこめて PART8

2008-12-18 21:48:07 | 日記
2008  17 Decembre

寒い!ともかく底冷えのパリ!
外に長時間したら凍えてしまいそう・・・
街の人たも朝は表情が硬い。
午後から少しずつ、柔らかくなり
メトロの中でも話し声が響く
朝はし~~ん。誰も声すら出さない・・・

日本でのコンサートを無事終えて
12月9日にまたCDGに戻ってきた
桑山哲也さんとのジョイント
あいち子ども芸術大学ワークショップ
そして、金井りつさんの詩のコンサート
と、立て続けのコンサートだった。
準備不足もあり、反省点も多々あるが
よくぞこの短期間にこれほど内容の違うものをやったと
我ながら振り返ってあきれている
まわりの人たちに助けてもらいながらの本番だったが
パリに戻ってきてから1週間経ち、やっと疲れがでてきた。
Noel前の華やいだ雰囲気のパリだが
どうもそんな気持ちになれない。

2日に一回のペースでダンスやオペラの舞台を観ている。
ChateletにあるTheatre de la Ville がコンテンポラリーダンスの拠点になっている。
13日にまずはEmio Grecoを観てきた。オーケストラとソプラノとのコラボ。
よくあるパターンだが、何よりの劇場に感激!とても観やすい。
円形劇場を4分の一カットいたような形。しかも1500らいの席は満席!
年齢層もいろいろ。コンテンポラリーをご高齢の方々がたくさん観てることに驚き!
お義理ではなく、ものすごい集中力でみんな観てる!
Emioのダンスは自己顕示と自己陶酔の塊といった感じだった。
どこかでセーブしていけば、もっと深い表現ができるのにと思ったが、
これは日本人の謙虚好きにすぎないのかなあ。。。
「秘すれば花なり」の必要性をたいていどの舞台でも感じる。
昨夜17日はオペラバスティーユでBejart .これはまた次回に感想を!