佇んでいた不意に、気づいた雨音湧き上がってくるまるで、地の底から深い夜、深い闇密やかな、息づきそうだ、今夜は雨になるそんな話だったでも、気づかなかかったそうか夜の洗面台こうして、窓際にいるから佇んでいる気怠く寝み支度をしていたんだよなでも、あれこれおまえのいつもをただ、ぼんやりとそんな時気づいたんだよね雨音仄かな、その気配耳を、澄ませる雨音はおまえのこころで少しだけ、大きく確かに、雨音密やかな、息づき気がついたおまえ佇んでいた…