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日記、日々の想い 

秋の終わり、陽だまり

秋も、終わりの頃は
朝は、少し凍える
でも、日差しが
溢れ始めると
みるみると、暖かくなる
やがて、庭中に
光は、燦々と
降り注いで
溢れ返る
でも、日陰もあって
陽だまりが、ある
なんとなく、気づく
陽が、溜まってるって
あったかいな
なんか、気持ち迄
少し、あったかくなる
あんなに、真夏には
灼きつく日差しが
鬱陶しかったのにね
秋の長雨になって
日差しが、弱まっても
もう、この歳になると
あの真夏の
ぎらぎらの日差しを
思い出してしまうから
その少し暗い
涼しさが、楽で良い
ただ、やがて
また、秋晴れになるけど
抜ける蒼天から
降り注ぐ、日差しは
あくまでも、澄み切って
心地良い暖かさで
様々な実りたちや
枯葉に色付く木々を
透き通る美しさで
眩しく、輝かしている
とにかく、気持ちが良い
なんか、良い季節だ
多分、べっとりと汗ばむ
暑苦しい、いのちの営みが
ずっと、衰えていて
おまえに、纏わりつかない
そんなことかも、知れない
それは、万物のいのちが
安息へと向かう
死の季節の、予兆なのにね
そして、日々上り沈む
恵みでもある陽光は
その光り輝く時を
みるみると、縮め始める
移ろいゆく日向は
薄ら寒い日陰とともに
大地に、刻まれている
そして、陽光が
その大地を支配し始める
そんな時に
日向の日差しは
溢れ、溢れ返り
あの、陽だまりとなった
でも、指先は
まだ、凍えているけど…





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