オーレ 大宮アルディージャ

大宮アルディージャについて、ホーム+近場のアウェイ観戦の感想を中心に綴っていきます

2007年第10節浦和戦

2007-05-06 21:37:01 | Weblog
【2007年 5月6日 大宮対浦和 1対1で引き分け】

【選手の気持ちを感じた試合】
 今日は選手の集散が早く、ワンタッチ・ツータッチでボールが動き、セカンドボールも良く拾えていた。後半15分くらいまでは、すばらしい出来だったと思う。選手間の距離が短くなった(いつもよりも、サイドの選手が若干真ん中よりにポジションを取っていたと思う。)をおかげで、サイドの空いたスペースを有効に使えたのではないか。ボール際への執着も感じ、危ないシーンでのスライディングタックルも気持ちがこもっていたように感じた。
 後半途中以降、疲れのせいか、縦の間隔が空きはじめ、セカンドボールも拾えなくなり、尻すぼみに終わったのがちょっと残念。

【ロングボール戦術】
 浦和は後半途中から、トゥーリオがあがったままになり、パスで崩すことをあきらめ、ゴール前にロングボールを放り込むばかりの攻撃となった。大宮はCBを中心に良く跳ね返していたが、ワシントンとトゥーリオらの高さと強さの前に無失点を続けるのは難しかった。浦和に対して1失点はやむをえない、冨田を中心に守備は良くがんばったと思う。

【ホームジャック】
 試合内容では負けなかったと思うが、ファン・サポの人数は完敗。メインもバックも、ほぼ赤色に染まっていた。ゴール裏は浦和が9割以上埋めていたにも拘らず、大宮のゴール裏は6割くらいしかいなかったと思う(大宮のゴール裏に座っていたので、大宮ゴール裏の人数はあまり正確なイメージはつかめなかったが、ゴール裏上段はスカスカに近かった。)。J1リーク戦のダービーの過去2試合(ホーム)と比べると、一番、オレンジのシェアで負けていたと思う。天気が悪いせいだと思うが、浦和の人たちは、チケットを持っていたら天気が悪くても応援に行く人の割合が高く、大宮は低いということが如実に現れた日だと思う。一朝一夕にサポは根付かないということが良く分かった。

【監督は、今日がホームでダービーだと分かっているのか?】
 順位等に差があっても、(少なくとも大宮にとっては)ダービーは特別な試合だと思う。先に1点とって、どの様なゲーム運びをするのか興味を持ってみていたが、「2点目を取ろう」というメッセージは選手交代を見る限り感じられなかった。いくらホームジャックされたからといって、今日がアウエイとロバートは思っていたのだろうか・・・・。
 ① サーレスをなぜ引っ張る?
 前半から、サーレスは機能していなかった。ロングボールは競り勝てないし、足元に入ったパスも、満足にトラップできない。パスを止められないどころか、相手にダイレクトパスをしているようだった。足も遅いようでスペースにも入り込めない。1対1の場面でで、1度もDFを振り切れない。前半で交代させるのが妥当だったと思う(できれば、エニウトンを先発で使ってほしかった。)。

 ② 西村アウト、奥野インは何故?
 ホームだから、最後まで勝利にこだわってほしかった。西村を奥野に代えることで、ロングボールの競り合いに対しては効果があったかもしれないが、「もう攻める気は無く、引き分けを狙います」というメッセージしか感じなかった。中盤に元気な選手を入れて、ロングボールを上げる相手へのプレス、カウンターの起点等攻めの姿勢を見せてほしかった。

 ③ 3人目のカードを何故切らない?
 今日は、各選手ハードワークし、運動量が多かったと思う。後半途中からは運動量が落ちて、プレス、フォアチェックが出来なくなっていた。そういう場面でフレッシュな選手を投入するのは、自然なことと思う。

 ④ 小林大悟をメンバーに入れたのは何故?
 使わないなら、休養させ、腰痛を直すことに努めさせた方が良かったと思う。

【次のナビスコはターンオーバーで・・・】
 小林慶行、片岡など、ずっと出場している選手は疲れが溜まっているのではないか。現在、予選リーグトップで決勝トーナメントにいける可能性があるが、J1リーグ優先の発想を持ってほしい。長いリーグ戦は怪我や出場停止が避けられないので、島田、田中、西村(陽)など生え抜きの選手に、バックアップの能力があることを証明できる機会を与えてほしい。