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カオスの世紀

カオスとは「混沌」、そしてこの21世紀に生きる自分の混沌とした日常を気ままに書き綴っていきます。

のだめカンタービレ#18(ネタバレ注意)

2007-06-16 | 文学
どうなる!って全然変わりません。いやますます、千秋はのだめの変態の森に嵌っていくようで・・・
新しい千秋の部屋は一応ペットも飼えるようだけど、もちろん、のだめを住まわせる気は無し(既にペット扱い)。
まあそんな中でも、のだめはあの夏のサン・マロでのリサイタル(モーツアルトフリークの主人のせいで仮装大会状態)で、チャンスを掴んで、初のパリでのサロン・コンサートにデビュー!しかしまだコンクールにも出てないのに・・・

さて、千秋がまだ引越準備中だと言うのに、千秋ママのマダム征子の登場で勝手に(本人そっちのけで)引越祝い状態。
ここでこのアパルトマンの幽霊学生登場!なんと作曲科ヤドヴィガ。不気味な、いや、かわいい?17歳のハンガリーの少女です。いやあ、本当に幽霊みたい・・・でも作曲やってそうな感じってのは勝手なイメージですかね。
しかも、作曲したのはあのテルミンとピアノとの小品集。いやああのテルミンの音色は何か不気味なような、それでいて何だかほのぼのするような?そんな楽器(一応世界初の電子楽器。作ったのはなんと物理学者?!)とピアノで協演するのは、すっかりいい奴(のだめのオタク仲間)フランク
しかし、みんなからは”ホラー”だの言われてたけど、マダム征子からは癒しの音楽?と絶賛。う~ん聞いてみたい、ヤドヴィガのテルミンとピアノのための小品集
とまあまた一人妙な(いやかわいい?)登場人物が加わって、コミックもますます賑やかです。

今回は途中からは主役は孫Rui。そう、のだめを差し置いて?最初に千秋とピアノ協奏曲を上海で行った人物です。人をやたらと振り回し、今回も千秋を呼び出して食事をたかってましたが、その事がきっかけで、またもや千秋とRuiの協演がパリで実現しそう!(しかも千秋の常任のルー・マルレ・オケではなく、千秋がコンクールで振ったウィルトール・オケで。テオ残念でした)
さて、どの曲で協演するのか?!これは楽しみ。個人的にはパリでしかも地元オケでの協演という事で、ラベル「ピアノ協奏曲」をぜひやってもらいたいところですが、まあピアコンの名曲は一杯あるわけで・・・。でも結構、千秋はラヴェルをやってるんでよねえ。
特にあの美しい第2楽章・・・ぜひ、千秋とRuiの(きっとRuiの恋する叙情たっぷりの演奏で・・・)ぜひ聴きたい!

ラヴェル:ピアノ協奏曲
アルゲリッチ(マルタ), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ラヴェル, アバド(クラウディオ)
ユニバーサルクラシック

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さて、最後はのだめのパリでの初サロン・コンサート。千秋も来てくれるという事で、気合いの入った化粧・・・は執事さんにダメだしされましたが、気合いの入った演奏を聴かせました。しかしながら千秋はなんとバスの中で恩師ヴィエラ先生に出会ってしまって、そのままヴィエラ先生のオケのリハについて行ってしまってついに顔を見せず・・・それでももう動揺せずにコンサートを見事に最後までやり切ったのだめも成長しました。最後は千秋ではなく、執事さんとしっかり抱き合ってコンサート終了。でも「むきゃあああああ!」と走り出したのだめの胸中は一体・・・(というか転けて終わりかい!)。
しかし、ここでまた気になるのが、ヴィエラ先生が振るのが、グスタフ・マーラー。実はマーラーは未だコミックでは、演奏されていない作曲家。確かにマーラーの演奏を取り上げるとなると結構なパワーがいるかも。でもぜひやって欲しい!
もちろん交響曲でしょうが、やはり比較的ポピュラーな1番「巨人」か、第4楽章のアダージェットが美しい第5番あたりでしょうか。
でも個人的には感動的なシンフォニーの個人的ベスト5に入る第2番「復活」をぜひやって欲しいです。あっ、かつてR☆Sオケで(何か懐かしい)が、叫んでいて千秋にあっさりダメだしされた第8番「千人の交響曲」なんかもいいんですが、千秋はまだまだ無理かな?
確かヴィエラ先生は振った事があるはず。

さて、今回のコミックで出てきた曲ですが、管弦楽曲は無し。まずはテルミンですが、これはヤドヴィガの曲なので実在はしませんが、テルミンの曲を探してみると・・・

訪れざりし未来~Compositions for theremin
竹内正実
NEXT RECORDS

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世界的なテルミン奏者として有名な竹内正実氏のアルバムです。果たして癒されるのか。一度聞いてみたいですね。

後はのだめのサロン・コンサートでの曲。
まずはJ.Sバッハ「イタリア協奏曲」ヘ長調

バッハ:イタリア協奏曲&パルテ
グールド(グレン), バッハ
ソニーミュージックエンタテインメント

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バッハの名曲の一つですね。協奏曲と言っても、管弦楽との協奏曲では無く、複数のピアノ(当時はチェンバロ)での協奏を想定した曲のようです。のだめは情熱的に弾いていたようで、上にあるグレン・グールドの名演のような感じだったんでしょうか?

次はメンデルスゾーン「無言歌集」

メンデルスゾーン:無言歌集
田部京子, メンデルスゾーン
コロムビアミュージックエンタテインメント

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「甘い思い出」、「紡ぎ歌」、「胸さわぎ」が演奏されました。メンデルスゾーンの有名なピアノ小品集で、ロマンティックな曲が多いです。ただ、私は残念ながらあまり聴いて事はないです(何曲かはあるかも)。

次は有名なショパン「幻想ポロネーズ」

アーティスト・オブ・ザ・センチュリー~世紀の名演奏家1 ホロヴィッツ
ホロヴィッツ(ウラジミール), ショパン, スカルラッティ, ラフマニノフ
BMG JAPAN

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「英雄」とか「軍隊」とかのタイトルの付いたものも有名なショパンのポロネーズ(単にポロネーズというと「英雄」の事を指したりしますが)。オクレール先生も言っているように次々と転調する、ショパンらしい曲です。こののだめの演奏がもっとも絶賛されてましたね。

次はのだめの鬼門リスト「2つの伝説」(小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ)

奇蹟のカンパネラ
フジ子・ヘミング, リスト
ビクターエンタテインメント

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サン・マロで演奏した方は「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」。主人がモーツアルトの演奏が終わったので寝ようとしたんで、のだめがいきなりフォルティシモ!で演奏して、みんなをびっくりさせた曲ですね。どうものだめがリストを弾くときは何かあるようで・・・
でも今回は観客をさらに引き込ませていました。

最後はイサーク・アルベニス「イベリア組曲」?

火祭りの踊り~スパニッシュ・アルバム
ラベック姉妹, ファリャ, レクオーナ, アルベニス
ユニバーサルクラシック

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アルベニスはスペインの有名な民族音楽の作曲家。この曲も含めて、結構ギターで演奏される事の多い作品を書いてます。情熱的な演奏という事ではのだめらしいかも。

最後のアンコールの「そりすべり」って、ルロイ・アンダーソンのあの有名な曲ですよねえ。多分。ジャズ風に弾いたみたいですが、この曲がジャズっぽいですから。

という事でのだめのサロン・コンサートの選曲もまた何かいいですね。これで大成功!さあて、次はどんな曲が出てくるのか。

最後に、真澄ちゃんと熾烈な千秋争奪戦を繰り広げた、R☆Sオケの新しいコンマス、高橋紀之の事が出てましたねえ。ここでも黒木君がいぶし銀な一句。
いや、記事に一度は黒木君登場させたかったので・・・(今回は最後だけ登場)

のだめカンタービレ #18 (18)

講談社

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
18巻 (kn)
2007-06-17 17:40:29
出たんですね。
うちはダンナ様が買ってくれるのを待ちます。
それにしてもアニメはパリ編、やってくれないんでしょうか?
ドラマだと無理だから、期待してたんですが・・。
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パリ編面白いですよねえ (takeo)
2007-06-17 18:19:54
パリ編は結構楽しいですね。
アニメは次のクールも予定しているようなので、きっとパリ編まで行くのでは?と期待しています。先週やっとのだめがコンクールの練習をハリセンと始めたところですね。
それと秋にドラマが特番であるって情報が・・・
プラティニ国際指揮者コンクールあたりをやると面白いんですが・・・
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