趣味に生きる老人桜楓庵が発信するブログです。

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世界のコロナ感染者数が激減しています。

2021-10-13 18:51:00 | 意見
WHOのweekly reportによると 世界全体でのコロナ感染者数は、欧州を除き先週と比べて今週は、9%も減少しているそうです。今年8月から減少が続いているそうですが、特に減少の著しいのは、ワクチンの接種が進んでいないアフリカだそうで、ワクチンが原因だとは言えないようです。ただの専門家も何故減少しているかは、明確には分からないと言っています。

政府は要請などの明確な根拠を示すべき 新型コロナウイルス

2020-05-05 12:57:00 | 意見
 新型コロナに関して政府及び専門家会議の言うことにエビデンスつまり根拠がない、或いは不明瞭なことが頻繁に見られる。

 国民への給付金のお粗末
 国民に給付する給付金が一定条件下30万円からあっと言う間に10万円一律に変わった。 なぜ30万円に決めたか、理由は何なのか。閣僚からどんな反応があったのか??? なにも詳しい説明がない。 これでは誰もが不信感を持つ、持たないほうがおかしい。与党の公明党に言われたからというのが本音のようだが、これではいきあたりばったり感を否めない。

 専門家会議が求める接触率の根拠
 政府の専門家会議は、人ー人の接触率を70%減少させる、できれば80%接触を断つことを求めた。しかし、80%とは具体的にいかなる状態なのか。 %であるから割合である。割合なら分母が何で分子が何か?何も説明がない。
 もちろん大まかには、人に出歩くな、と言っていることぐらいは分かるが、具体的な意味はまったく不明瞭であり、これでは何を目標に、どこまで頑張ればよいのか全く分からない。 
 人が出歩かないということは経済活動を押さえろということであり、経済の受ける打撃は計り知れない。統計的にはこの1か月で数10万人の失業者が出て、その何割かは自殺せざるとえないと言われている。 
 一説によると ニューヨークにおける接触率でも70%代と言う話がある。 規制力のない要請レベルでそもそも80%ができるのか。ないものねだりではないか? できない目標を設定して、結局感染が収まらなかった時のために、国民であるあなた方が頑張らなかったからだと、国民に責任を押し付けるための論理のように思われて仕方がない。
 そもそも80%を提言した北大の西浦教授は、80%は言ったが70とは言ってないと書いている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakamegumi/20200330-00170464/
「70%、できれば80%」はどこから出てきたのか。何を根拠とする数字か。意味が分からないから頑張り様がない。

 布マスクの根拠
 布マスクを採用する根拠も不明である。
洗って使えると言うが、最初から面積が小さい、洗ったらますます小さくなる。こんなものでマスクの遮蔽性が達成されるのか。
それでも大丈夫を言うことの実証が行われたのか?
洗ったら、遮蔽性が落ちるなど、マスクとしての効果も疑問である。
何を信じたら良いのか?
ただの思いつき?それが400億円?
首相は、洗って使ったことがあるのか?何回か洗ったらどうなったのか報告を受けているのか?
400億円も国民の税金を使うのなら、キチンとした説明があって当然である。

国民は政府を信頼してついて行きたいはずである。
しかし、政府が公表するあらゆることに明確な根拠がなく、信用できない状態が続いている。
これで経済の疲弊を我慢して、自殺もあり得る困難を排してまでついて来てほしいというほうが無理である。

BCG接種が新型コロナウイルスを退治する説の科学的根拠を科学的に説明する

2020-04-20 12:41:48 | 意見
BCG接種の新型コロナウイルスによる肺炎の死亡率への影響に関する科学的検討
202/004/16
弁理士 本庄武男
1.本稿の目的
 BCG接種の国別特性が新型コロナウイルスによる肺炎(以下、covid-19という)の死亡者数に影響するか否かについて科学的に考察すること。

2.結論
 現時点のデータでは、BCG接種の国別特性がcovid-19の死亡者数に影響するとは言えない。今後科学的根拠に基づく考察をすることは不可能ではないので、科学的根拠に基づく検討をし、covid-19からの脱出に役立てるべきである。

3.詳論
3-1.現在報告されている内容
 現在BCG接種の国別特性がcovid-19の死亡者数に影響するのではないかという報告がネット上に多数見られる。主なものを下に紹介する。
20200405 yahoo news  covid-19とBCGの相関関係について免疫学の宮坂先生の話
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200405-00171556/
https://www.scmp.com/news/china/article/3080096/could-existing-vaccines-help-fight-covid-19-researchers-are-trying-find
https://www.livescience.com/coronavirus-protection-using-tuberculosis-vaccine.html
https://news.abplive.com/health/coronavirus-treatment-vaccine-countries-with-bcg-vaccine-have-lower-deaths-from-covid-19-1191699
 これらの記事ないし報告の要旨は、「covid-19による死者が少ない国は過去及び現在BCG接種を国として義務付けしている。日本は1948年から一時を除いて継続的にBCG接種を行っている。従って、日本についてはcovid-19による死者は出にくいと思われる」但し、いずれの報告もcovid-19による死者数とBCG接種の間には相関関係はあるが因果関係は確認されていない、というものである。
 
3-2 covid-19による死者数についての更なる検討
 これらの記事或いは報告の基礎となっているcovid-19による死者数は、100万人当たりの死者数であり、その国の人口に左右されない点で、有意義な数字と思われる。下のスライド1という表(https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200405-00171556/
のスライド1)は、上記した最近のcovid-19による死者数とBCG接種の間の関係を示すものとして紙上(dot.asahi.com)に2020/0407に掲載されたなものであり、代表的な記事と思われる。
 この記事の中に、次のようなことが書かれている。「下のスライド1における100万人当たりの死亡者数が10以下の国が7カ国(赤字)あり、そのうちの6カ国が広範なBCG接種を現在行っていました(表中、赤字のyes/presentとは広範な接種が現在行われているという意味。yes/pastとは広範な接種が過去に行われていた。noはほとんど行われていないという意味)」


「その6カ国のうち、3カ国がBCGワクチンの日本株、2カ国が旧ソ連株を使っていました。」
「一方、これまで広範なBCG接種をやっていなかったアメリカ、イタリアは人口100万人当たりの死亡率は高い傾向があります(アメリカは人口100万人当たりの死亡率がイタリアよりかなり低いのですが、今後もっと急激に増えるでしょう)」
 「欧州諸国は、ポルトガル以外は広範なBCG接種はかなり前に止めていて、これらの国では軒並み死亡率が高い傾向があります」
 多くの記事は概ねこのような論調になっている。

 このように、これらBCGの効果を述べた記事や報告では、BCG接種がcovid-19による死亡率を低くする効き目があったと、報告している。
 更に、オランダ、オーストラリア、アメリカ、台湾など多くの国で、BCGワクチンのcovid-19への対抗性についての研究が進められているとする記事もある。
https://www.statnews.com/2020/04/14/decades-old-tb-vaccine-attracts-attention-and-skepticism-as-a-potential-weapon-against-covid-19/
 日本のことを自慢したい日本人は沢山いて、この記事に飛びつくことであろう。

3-2-1 データの採取時点についての問題点
 しかしながら、感染症は、その初期時点では、ゆっくりと死亡者数を伸ばし、ある時点で急激に死亡者数が増加し、やがて多くの国民に抗体が生じることで死亡者数の増加度は緩やかとなり、最終的に感染が終結する。このように死亡者数は時々刻々変わるものであり、ある時点での各国の死者数を比較しても、covid-19の国毎の特性と死亡率との一義的な因果関係を立証したことにならないという問題がある。
 分かりやすく言うと、感染症の死者数は成長するタケノコの背丈に例えられよう。
また、感染症の死亡率を左右するBCGといった国特性は、タケノコの種類そのものに例えられる。
 例えば、タケノコの種類AとBの成長性を比較するのに、Aのタケノコは、発芽から1週間後の背丈を測り、Bは1か月後を測ったとすると、タケノコは成長が早く1週間後と、1か月後では同じ種類のタケノコでも背丈は全く異なるから、それらの異なる時点での背丈を比較しても、タケノコの種類による成長性は判断できない。つまり、A、B共に同じ時期に発芽したものについて、発芽から同じ期間経過したタケノコにおける背丈を測らなければ、タケノコの種類とタケノコの成長性との間の因果関係は判断できないのである。(実際には、後記するように、肥料や日照、水はけといった要素も、同一にしなければならない。)

 covid-19による死亡者の数の比較も同様であり、ウイルスの感染初期、中期、後期で、感染速度はゆるやかであったり、爆発的であったり著しく変化する。
 従って、例えばX国とY国の国毎の特性に基づく死亡率の差異を観測したければ、感染の発生から同じ時間を経た(例えば1年後など)時点でのX国とY国の死亡者数((100万人当たり)を比較しなければ、X国とY国の国毎の特性に基づく死亡率の因果関係は立証できない。例えば感染発生初期の死亡者数と、感染発生から数か月も経った時点での死亡者数を比較しても、その観測は全く無意味なことは自明である。
 前記した種々の記事や報告(スライド1も含む)には多くの国毎の死亡者数を比較することによって国毎の特性(BCG接種による死亡者数への寄与度が測定されているが、いずれも死亡測定の時点(感染発生から何か月目といった時点)が統一されておらず、その判断は信頼性に欠けるといわざるを得ない。
 もちろん、発生から収束まで数年かかる感染症についてのこのような実験は極めて困難である。このような実験は地球規模での実験となり、新型コロナについて同じ時点での測定結果を比較するというのは無理難題ということは極めて困難であるが、だからと言って信頼性の乏しい観測結果に基づいて感染症対策を行うことは極めて危険であることは理解しなければならない。

3-2-2  covid-19による死亡原因に基づく検討
 感染症による死亡者数については、上記した感染の発生から経過した時間の他に、下に記載するようないくつかの重要な要因が存在する。
①BCGといった国特性によるもの
②人口密度
③医療資源の貧弱さ(充実度)
④検査数の多さ
 なお、「人口」も、死亡者の数に大きい影響があるが、ここでは100万人当たりの死亡者数を扱うため、この点の影響は無視しうるので、ここでは省略する。

 特に上記3つ要因②、③、④の影響が大きいことは、これまでの感染症の歴史から誰もが理解していると思われる。これらはタケノコの成長を例にとれば、次の通りである。即ち、タケノコの成長にはタケノコの種類とは別に、肥料、日当たり、雨の量といった事項が重要な要素であり、もしタケノコの種類ごとに成長性に有意差があるかどうかを検討するのであれば、これらの要素(肥料、日当たり、雨の量)を同一にした上でのタケノコの成長度合いを比較しなければ、タケノコの種類とタケノコの成長性との因果関係を見ることにはならないことは、自明である。このような因果関係に基づかない関係(単なる相関関係)を調べても科学的な根拠に基づく検証とは言えない。
 covid-19による死亡原因についても、3-2-1で説明した死亡データの取得時期と同様、これら②、③、④の要素を分離(同一に)して死亡者数を観測しなければ、科学的根拠を伴う判断とならないが、上記の従来の記事や報告に用いられている死亡者数については、これらのことが全く無視されているので、これらの記事や報告に信頼性があり得るはずがない。

4.まとめ
 以上述べたように、従来のBCG接種の有無がcovid-19による死亡率に影響があるか否かを問題とした記事や報告は、covid-19による死亡率に大きく影響することが自明の感染発生から死亡者数観測の時期までの時間という要素はもちろん、上に記載の人口密度、医療資源の貧弱さ(充実度)、検査数の多さといった極めて重要な要素による影響を無視した観測データを用いているので、その信頼度は限りなく低いものと言わざるを得ない。
 もちろん、BCG接種の有無とcovid-19による死亡率との間に何らかの相関 がある可能性を否定するものではないが、ことは何万もの命にかかわる問題であるので、根拠のない相関をあてにすることなく、因果関係を立証する努力を行うべきである。当然ながら、為政者の場合には、キチンとした因果関係に基づく専門家の意見を重視するべきと思料する。
 よって、「2.結論」に記載の通り結論する。
5.余論
 NHKの記事https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012390271000.html?utm_int=news_contents_tokushu_004
によると、「ネテア教授のチームは、すでにオランダ国内の8つの病院で医療従事者を対象にした臨床研究を始めている。
1500人に接種して、接種していないグループとの間で感染の割合に違いが出るかなどを分析。最初の結果が出るまでには3か月から6か月かかる見込みだという。」とのことである。このような相当数の感染者にBCGワクチンを接種して、接種していないグループとの間で感染の割合に違いが出るかなどを分析する手法(実験)は、それなりに科学的ではあると考えられる。ただし、この方法ではBCGワクチンの有無と「感染の度合い」との因果関係を調べるにとどまり、死亡率との因果関係に迫るものではない。もちろんBCGワクチンの有無と感染の度合いとの因果関係を調べることも、全世界的にはそれなりに重要である。(感染しなければ死なないのであるから)が、最終目的は患者が死なないことであるので(特に日本の場合欧米諸国と異なり、死亡者数が少ないことが注目されたことであるので)、日本の場合には感染の度合いを調べることはあまり意味がない。
 このように最終目的である「死亡率を低下させる方法」を調べるということに関しては、前記したように極めて困難な実験を乗り越えなければならないであろう。

日本とポーランド

2019-05-08 09:26:48 | 意見
先月ポーランドに行きました。添乗員さんの話でポーランド人は、日本が大好きという話を聞きました。ここでは、その話をしてみたいと思います。

 ポーランド人が日本を好きな理由、その1。
日露戦争での大日本帝国の勝利が分割に苦しむポーランド人を勇気づける。
日ロ戦争は1904年(明治37年)2月8日から1905年(明治38年)9月5日にかけて行われた戦争であるが、それ以前、ポーランドは隣国であるロシア、プロイセン及びオーストリアにより3分割され、世界地図から姿を消すという屈辱の歴史があり、ポーランド人はロシアを心底憎んでいた経緯があった。そんな中、アジアの東の端の小国がロシアに勝利したということは、いずれロシアから独立するという熱い希望をポーランド人に与えるものとなった。

 ポーランド人が日本を好きな理由、その2。
シベリア抑留に苦しむポーランド人孤児を日赤などが救出
 1920年代初頭、ロシア革命直後の混乱の中で親を失ったポーランド人孤
児達(政治犯等で流刑となっていたポーランド人の子弟)は、シベリアに抑留された親と共に飢餓と疫病の中で悲惨な状態にあった。これら765名のシベリア孤児(1~16歳)を1920年と1922年の2度にわたり日本政府・日本赤十字が受け入れ、その後祖国ポーランドに移送した。
 この歴史もあって、2002年の天皇皇后両陛下のポーランドご訪問時に、天皇皇后両陛下は存命するシベリア孤児と会見されるということがあり、日本の暖かい行動は、ポーランド人の心に深く刻まれた。

 ポーランド人が日本を好きな理由、その3。
 杉原千畝領事代理による「命のビザ」発給
 第2次世界大戦中の1940年、リトアニアの首都カウナス(当時)で日本領事館の領事
代理であった杉原千畝氏(1900年~1986年)が、多くのユダヤ系ポーランド人等に日本
通過査証を発給。その結果、ナチスの迫害に遭った多くのユダヤ人が日本経由でアメリカ
等第三国に脱出することができた。救われたポーランド人を含むユダヤ人は6000人以上に上る。
 ポーランド政府は、杉原氏の人道的功績を称え、1996年に「功労勲章勲爵士十字章
」を授与した。また2007年には、カチンスキ大統領は、第二次世界大戦時のナチス占領
下のポーランドにて勇敢にユダヤ人を救ったポーランド人及び外国人計53名に叙勲を授
与。その際、杉原氏に1996年の勲章より上位の「ポーランド再生勲章勲爵士星付十字章
」を授与した。


 ポーランド人が日本人に好感を持つ理由はもっと沢山ありますが、上はその代表的なものです。
このような歴史により、ポーランドでは日本研究・日本語教育が極めて盛んです。
(1)ポーランドでは19世紀末から20世紀初頭にかけて、西欧経由で紹介された日本文化
が文学界や美術界において流行し、日露戦争等上のような歴史も相まってポーランド人の日本への関心
が高まった。1919年にはワルシャワ大学に日本語講座が開設された。1926年より第二
次世界大戦前までワルシャワ大学で教鞭を取っていた梅田良忠氏は、ポーランドにおいて
、最初の日本語講師として知られている。
(2)1956年、ワルシャワ大学中国学科に日本学科が併設された。1987年にはポズナン
のアダム・ミツキェヴィチ大学とクラクフのヤギエウォ大学に日本学科が設立された。200
8年には新たにトルンのコペルニクス大学に日本学科が設立され、現在4つの国立大学に
日本学科が存在しているほか、私立大学でも多くの日本学科が設立され、大学での日本
語教育は高い人気を誇っている。その一例として、2006年のワルシャワ大学日本学科の
倍率は30.25倍となり、これは全ての大学の学科における最高倍率だったことが挙げら
れる。
(3)1989年の体制転換以降は、大学だけでなく、青年海外協力隊員の日本語教師、民
間レベルでの日本語教師派遣、日本美術技術博物館(マンガ・センター)での日本語の授
業などを通じ日本語を学習する機会が増えている。2008年の時点において、ポーランド
では63の日本語教育機関において、約3000人が日本語を学習している。さらに2009
年1月から、日本文化発信プログラムにより6名のボランティアがポーランド各地に派遣さ
れ、日本語普及等の活動が行われている。また、インターネットを通じた日本研究・日本語
学習も人気を集めており、日本に関する掲示板等が着実に増え、意見交換・教育の場を
提供している
(4)2004年より、日本語能力試験がワルシャワで実施されるようになり、受験者総数が2
004年の83名から2008年の348名へと4倍以上増加していることからも日本語教育に
対する関心の高さが窺われる。

 以上、日本・ポーランド関係話題集 平成23年10月在ポーランド日本国大使館 
  https://www.pl.emb-japan.go.jp/relations/j_epizody.pdf
をご参照ください。

SNSの共有ボタンを押す前に確認を

2018-06-08 11:20:48 | 意見
インターネットには素晴らしい面が沢山ある。
特にプライベートなブログ、youtubeなど、素人でも自分の意見や作品などをインターネットを通じて沢山の人に見てもらえるというのはインターネットの素晴らしい恩恵であろう。

ただ仕込みとかやらせとか、フェイクニュースとか、もともとインターネットの無い時代からある信じてはいけない情報であるが、ネット社会になって増幅され、目を覆いたくなる悪い面も盛りだくさん出てきていることは、キチンと自覚すべきである。

こういう信じてはいけない情報の悪いところの1つは、たとえそれが善意に基づくものでも、そういうものを信じることで良い情報と良くない情報の見分けがつかなくなることかと思われる。
その見分けが出来なくなると、つまるところ、何を信じてよいかわからなくなり、見る者の精神状態が不安定になる。

これは精神病を誘発するし、社会全体を精神病に導くことになる。
すでに現在のネット社会は精神的に深く病んでいると感じる。
近年、信じられないような残忍、凶悪な犯行が後を絶たないのもこのようなネット社会の悪弊が及ぼすところが大きいのではないだろうか。
インターネットには素晴らしい面も沢山ある。
しかし、情報に感動したり共感する前に、その情報の出所を確認し、安心できるものであることを確認する用心深さがネット社会に生きるものとして必要かと考える次第である。
SNSで共有ボタンを押す前に、共有対象情報が本当に信じてよいものかどうか、出所がどこかを確認することにしたいものである。