よろず戯言

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チロルチョコカレー

2019-10-17 22:49:54 | グルメ

昨年だったろうか、もう二年くらい前だろうか?

地元で衝撃の商品が誕生した。

チロルチョコの発祥の地である福岡県田川市。

そのチロルチョコがカレーになった!

 

新聞の地域記事でそのニュースを知るより先に、

最寄りの道の駅で売られているのを見つけて、即 購入したのは言うまでもない。

パッケージはチロルチョコそのもので、

よくあるレトルトカレーの標準サイズの紙箱入り。

コーヒーヌガー味と、生クリーム味の二種。

味はあまり期待せずにこれを食べてみた。

 

 

 

まずはコーヒーヌガー味。

パッケージには、ほろにがコーヒーヌガーとある。

チロルチョコとけこむカレー。

カレールーの隠し味にチョコレートというのはよく聞く話。

湯煎して、皿に盛ったごはんの脇にカレーを注ぐ。

 

かすかにチョコレートの香りがする。

色もそれっぽく、通常のカレーよりもかなり黒い。

ルーはとろみが少なくサラサラめ。

さっそく食べてみる。

 

・・・。

甘っ!

隠し味どころじゃないくらい、チョコレートが含まれているのか?

カカオ成分だけならいいのだろうが、糖分もがっつり入れられちゃっている模様。

これは・・・おいしくないっ!

自分は香辛料たっぷり、ガラムマサラの効いたスパイシーなカレーを好むので、

これはまったく合わなかった・・・。

さらに、具もほとんど入っていない・・・。

大きめのゴロゴロ具材が好きなので、その点でもこのカレーは合わなかった。

 

 

 

こうなると生クリーム味の方も期待できない。

そもそも生クリーム入りとか、ホワイトソース入りのカレーはあまり好きじゃないし。

こっちもやはり、甘い。

だが、不思議とコーヒーヌガー味よりは甘味が弱めに感じた。

でもやっぱり、具は少なめだし、サラサラめだし、自分の好むカレーではなかった。

ううむ・・・話のネタ用の商品だな。

 

だが、今年になって、チロルチョコカレーに新しいラインナップが登場した。

衝撃のその商品が、きなこもち味。

 

 

 

何を血迷ったか、きなこもち味のカレーだ。

しかもトッピングにきな粉が付いているという、もうイロモノネタとしか思えない商品。

いや、カレーやシチューに豆乳を入れてみたり、

おからパウダーを溶かしこんでみたりと、昨今の大豆健康ブームは知っているけれど、

きなこもちをカレーに入れるかね?

などと思いつつ、これまたさっそく購入して食べてみる。

 

 

色はこれまでにないほどにクリーミー。

ココナッツミルクの入ったカレーっぽい色合い。

そしてまたもや、サラサラめで具の少ない寂しい状態だ。

だが、このきなこもち味の凄いところは、トッピングのきな粉。

カレー用にあつられられたものとか、そんなわけじゃなく、

ごくふつうの きな粉の小袋が入っているのだ。

 

 

 

 

このきな粉、オススメは小袋の半分で、お好みの量を入れてくださいとなっていたが、

残しても仕方がないので、思い切って全部投入してやった。

これをルーに混ぜて、溶かし込むのが正解なのだろうが、

子どもの頃に食べた、きな粉ご飯の要領で、振りかけられたそのまんまの状態で食べてやった。

 

 

 

きな粉の味やね・・・。

甘い。

香ばしい。

ほんのりカレー。

・・・・

!?

あれ?

意外とおいしいかもしれない。

少なくとも前に食べた二つよりは美味しいと思った。

見た目がそうだから錯覚してしまったのか?

不思議とカレーが、ココナッツミルクベースのタイのカレーのような味がしないでもない。

 

食べ終わって気付く。

あれ?

きなこ“もち”は?

餅はどこいった?

 

 

 

 

パッケージ裏面には、炭坑の町、田川市の紹介が記載されている。

 

チロルチョコを使ったレトルトカレー。

地元びいきにみても、美味しいとは思えない商品だった。

ただ、ネタ商品として、おみやげとしてはウケるに違いない商品。

田川へ来た時には、ぜひ買って帰ってもらいたい。

ただし、そう安い商品じゃない(ひとつ4~500円くらいだった)ので、

ネタにお金を出せるひとのみオススメする。

 

チロルチョコはそのまんま食べるのが一番おいしい。

当たり前だけどね。

 

 

 

 



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