よろず戯言

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ボンネットにカマキリの卵

2019-10-09 23:03:59 | 日記・エッセイ・コラム

先日の休み。

台風一過でマイカーに葉っぱや小枝などがこびり付き、

ひどく汚れていたので久しぶりに洗車することに。

 

正しい洗車の順番は分らないが、まずは天井を洗い、

次いで四方の窓ガラス、そしてボンネットへと続く。

風呂で体を洗うのと同様、上から順に洗って行く。

ボンネットの隙間を見ると、何やら詰まっている。

葉っぱでもない、小枝でもない。

見た瞬間にそれが何だかは判った。

だが、まさかと思った。

 

 

カマキリの卵。

なんでまたこんなところに産んだんだ?

わずかな隙間から、それが確認できる。

表面の質感から、カマキリの卵で間違いないと思った。

 

これはマズイな。

もしボンネットとエンジンルーム、両方に卵がひっつくように産んでたら、

ボンネットを開けると卵が引き裂かれてしまう。

しかし・・・このままでも困る。

 

 

 

おそるおそるボンネットを開く。

ベリッ・・・。

何かが破れる音。

ああ、やっぱり・・・。

わずかだが、卵の表面が破れてしまった。

 

ボンネット側に卵を産みつけているが、

泡の一部がエンジンルームのフレームにひっついて固まったようで、

その部分が破れてしまっていた。

この程度なら、中の卵には影響はないかな?

 

 

それにしても、この卵を産んだカマキリ、

うまいところに目を付けたもんだ。

車のボンネットの中、雨風しのげて、卵を守るに絶好の場所といえる。

ただ、走行中にエンジンルームの温度が上昇し、

まだまだ早い時期に間違って孵化したりしないだろうか?

そんな心配もよぎる。

 

しかし昆虫ってヒト以上に季節に敏感だから、たぶん大丈夫だろう。

ただ、ワラワラと産まれてくるカマキリの赤ちゃんたちが、

エンジンルームに留まって、けっきょく焼け死んだりしないよう、

ちゃんと地面に降りてくれればいいのだが・・・それだけが心配だ。

 

春になったら、注視してないといけないな。

カマキリはその獰猛さと いかつい見た目から、悪者扱いされることが多いけれど、

立派な益虫なので、なるべく大切にしたい。

 

ブラックマンティスの方が、“マンティス”ってくらいだからカマキリなんだろうけど、

色合い的に、こっちのグリーンシザーの方がカマキリっぽい。

しかしどう見てもマシン系なのに、これでも虫系なのよね。

 

 



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