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よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

豚園

2021-01-26 22:26:07 | グルメ

近所のスーパーで廉売されていた商品。

カップ麺やら袋入りのインスタントラーメンが並ぶなか、箱入りでちょっと豪華そうに見えた。

色は目立つ黄色。

そして何よりも目立つのが、極太のゴシック体で書かれた商品名。

“豚園(ぶたぞの)”。

 

 

 

なんだこれ!?

思わず手に取り、パッケージをまじまじと見る。

箱なのも加わり、パっと見た目はとてもラーメンだとは思えない。

ドでかい商品名に加え、中央にはふてぶてしいというかなんというか、

やたら態度の悪い嫌な感じの豚のイラスト。

なぜか目を隠すように、“Butazono”の文字。

昔の男性誌のあやしい開運グッズの広告に、

美女両脇に万札風呂に浸かった、こんなブサイク野郎が載ってたっけ。

パッケージの嫌な豚を見て、あれを思い出した。

 

 

販売元は日清。

あの日清がこんなの出していたなんて。

どうやら、豚の背脂とニンニクで超こってりタイプのラーメンなよう。

もやし一袋を別に用意するように書いてある。

二郎系ラーメンっていうんだっけ?

首都圏で人気のこってりラーメン、あれっぽいやつなのかな?

 

 

二郎系ラーメン、福岡じゃ馴染みがないが、あれに似たのは食べたことがある。

飯塚にある割と人気の麺が自慢のお店。

山盛りの野菜に、たっぷりのニンニクと背脂。

極太のもっちり麺。

魚介系のしょうゆとんこつ。

おいしいとは思ったが、やっぱり純粋なとんこつの方が好き。

福岡市内で一杯400円代で食えるのに対し、

平気で1,200円超える価格に、「ラーメンの値段かよ!」って突っ込みたくなった。

まあ、あれだけのボリュームあれば価格相応だとは思うんだけどね。

 

背脂の小袋に、「温めないでください」の注意書き。

温めると分解してしまって、ただのラードになるのかね?

カップ麺だと思わず温めてしまうかも。

 

二郎系ラーメンはおいといて、この豚園。

美味しそうだとは思えど、それよりなによりこの豚のイラストが嫌。

音楽CDや小説もジャケ買いするくらいに、

自分はパッケージデザインも重視するので、ここは躊躇するところ。

本来ならば購入せずに、そっと戻すところだが、

148円くらいで廉売されていたので、購入してみることに。

この手のラーメンでこの価格はやっぱり安いもの。

もちろん、もやしも忘れずに。

 

 

さっそく調理する。

相変わらず嫌な豚。

早く開梱して、この嫌な豚とおさらばしたい。

しかし、箱を開けるとまたそこに嫌な豚が・・・。

麺の袋にも、スープの小袋にもこの嫌な豚が描かれている。

しかも、ご丁寧にどれもポーズが異なるのだ。

日清、どんだけこの嫌な豚を推してるのよ。

 

 

この言葉使いもいちいち嫌。

 

日清といえば、最近やたらおかしなCMばかり流してるよなあ。

カップヌードルしかり、U.F.Oしかり、チキンラーメンしかり。

さすが関西の企業である。

思い出してみれば、シュワちゃんのやかん体操なんてのもあったし、

昔から日清のCMは変わってるといえば変わっていたかもしれない。

 

 

作り方はふつうの袋麺と同じ。

鍋でラーメンを茹で、そのなかにスープも投入して完成させてしまうタイプ。

なるほど、麺が生麺ではない。

別に茹でる生麺タイプよりはラクでいい。

もやしは別に茹でる必要があるようだ。

鍋ふたつは面倒なので、お湯が沸騰したら先にもやしをさっと茹でて取り出し、

その後、ラーメンを調理することに。

 

 

できあがったラーメンをどんぶりに移し、

先に茹でていたもやしを乗っけて、最後に背脂とニンニクを入れる。

背脂たっぷりで見た目こってりの、美味そうな醤油ラーメンのできあがり。

 

食べてみたが。

うーん・・・ふつうかな。

ニンニクも背脂も思ったほどパンチがない。

スープの味は悪くないが、思ったほどこってりしていない。

もやしが加えられているから緩和されているというものでもない。

 

 

それよりもなによりも、麺がいただけない。

自分はやっぱり、インスタントの太麺だけは美味しいと思えない。

ここはかつてのラ王のように、生麺で再現すべきだったかもしれない。

インスタントで太麺の食感だけはどうにもならない。 

生麺や冷凍麺のようにはいかない。

そうすると製造工程がひとつ増えてしまうし、消費期限の兼ね合いもある。

いろいろ考えて、インスタント麺にしたのだろう。

 

 

それしても・・・何を思ってこんな嫌な感じの豚のイラストにしたのか?

本当に謎。

これ、どこかの有名店のイメージキャラクターとか?

そういや“豚園”って商品名も、もしかしたら店名?

・・・とか思ったけれど、検索してみたが、そんなお店は存在しないようだった。

 

最近の若者にゃ、こういうのがウケるのかもしれないな・・・。

なんて思っていたら、うちのお母んが、この嫌な感じの豚を見てひとこと。

「かわいいやん!」

「その袋とっちょって!」

ウソやろ・・・!

 

嫌な豚といえばこのひと。

スターフォックスシリーズに登場する、ピグマ・デンガー。

豚なのに、ヒトのような きれいな五本指であることも注目。

チャームポイントはアブドーラ・ザ・ブッチャーのような額の傷。

元々スターフォックス側だったのに、金で簡単に裏切ってアンドルフ軍に所属。

フォックスの父、ジェームズが死んだのもこいつの裏切りのせい。

関西弁のセリフもまた嫌なキャラクターだった。

 

そんなピグマさんも、スマブラスペシャルでは、

アドベンチャモード、灯火の星のオープニングで目立って登場!

後ろに居るアネモさんと一緒に一瞬で死ぬけどね。

 

「うぇーい」なんて言うやつは、ビンタしたくなる。

 



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