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定禅寺

2017-05-04 23:49:15 | 旅行・まち歩き

先日の休みに藤の花で有名なお寺、福智町にある定禅寺(じょうぜんじ)へ行ってきた。

境内に樹齢500年を超える見事な藤があり、

地元の人からは、定禅寺ではなく、"藤寺"と呼ばれ親しまれている。

数年前に初めて行ったときには、藤の花は半分が散ってしおれて終わり頃、

昨年行ったときは逆で、まだ五分咲きくらいで早過ぎた。

なかなかタイミングが合わず、今年はベストタイミングを狙って行ってみた。

 

 

定禅寺の鐘楼。

 

お寺には車が数台しか止められない。

お寺の道路向かいにため池があり、その対岸に病院の駐車場があり、

藤のシーズンになると、そこも臨時駐車場として開放される。

今回は、お寺の駐車場はもちろん、臨時駐車場もいっぱいで路駐している車もたくさん。

そんななか、観光バスまで来る始末。

バスには"雲仙観光"なんて書いていて、もちろん長崎ナンバー。

おいおい、わざわざ長崎からこんな田舎まで藤を見に来なくても・・・。

 

 

樹齢500年以上と推定される定禅寺の藤は県指定の天然記念物。

その幹を見れば年季が入っているのが判る。

 

臨時駐車場に、一台停められるスペースを発見。

縦列駐車じゃなきゃ止められず、誰も止めようとしないから、しめた!とそこへ車を潜り込ませる。

昔取った杵柄、縦列駐車は得意なのよ。

そこから歩いて、藤寺を目指す。

わずか150mくらいなので、特に苦にならない。

もう既に見事な藤の花が見えている。

 

 

境内に入ると、人でごった返していた。

さして広くもない寺、境内は藤の花で埋め尽くされており、正面からは本堂が見えない状態。

藤の花を観賞してもらうよう、境内の隅っこにはテーブルやイスが用意され、

さらに出店なんかもあって、観光客が飲食できるようになっている。

・・・が、いかんせん狭くって、そこへ人が後から後から詰めかけるものだから、

もうゆっくりと藤の花を観賞する余裕もない。

出店も今年は二店だけしかない。

昨年はもっとあったと思うのだけど、狭いから出店を制限したのか?

 

 

藤の花にはマルハナバチ。

 

人ごみを気にせずに、じっくりと藤の花を観賞する。

県指定の天然記念物となっている、定禅寺の藤。

例年よりもなんとなく密度が薄いというか、やや花房が少ないように思えた。

これだと丸山公園の藤の方がボリュームがあるように見える。

 

藤で隠れて正面からは本堂が見えない。

 

ここ定禅寺の見物は、もうひとつ。

珍しい八重咲きの藤がある。

自分は八重咲きの藤は、ここ以外では見たことがない。

藤の花はマメ科のそれらしい花を、房状にたくさん咲かせるのだが、

この八重咲きの藤は、バラというかストックというか、

ふつうの八重咲きの草花のような花を房につける。

近寄らないと判らないが、とても見応えがある。

 

 

八重咲きの藤。

 

白花の藤もあったが、こちらはもう花が終わっていた。

 

本堂の左脇には納骨堂があり、その後方のスロープを登ってゆくと、

小規模だけどツツジ園がある。

藤の花のこの時期は、ちょうどツツジも見頃。

せっかくなので、このツツジ園にも立ち寄ってみた。

本当に小規模なので、さらっと通るくらいの感覚で。

ツツジの方は、まだまだ咲き揃っていなくて、若干早かったかな。

 

 

 

どこの町にも藤の名所ってのはあると思う。

自分の住んでいるとこで最寄りも名所といえば、

前述した丸山公園と、そしてこの藤寺こと定禅寺。

日本じゅう、福岡県内でも、もっと凄い藤の名所はあると思うが、

桜と同じく、藤の鑑賞も近場でいい。

桜が終わり、藤が終わって、次は花菖蒲かアジサイだな。

 

境内には他にも花がたくさん。

これはシャガ。

 

駐車場脇の立派なクスノキ。

 

 

裏の竹林にはタケノコも!

 

藤のなかに吊るされていた提灯には、

藤寺へ寄付というか協賛しているのか、地元の商店や企業の名前が入っていた。

この、でかいケツってのは何の店?

もしかしてフーゾク?

いやいや、お寺にそれはないか。

 



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