先日の休みに藤の花で有名なお寺、福智町にある定禅寺(じょうぜんじ)へ行ってきた。
境内に樹齢500年を超える見事な藤があり、
地元の人からは、定禅寺ではなく、"藤寺"と呼ばれ親しまれている。
数年前に初めて行ったときには、藤の花は半分が散ってしおれて終わり頃、
昨年行ったときは逆で、まだ五分咲きくらいで早過ぎた。
なかなかタイミングが合わず、今年はベストタイミングを狙って行ってみた。
定禅寺の鐘楼。
お寺には車が数台しか止められない。
お寺の道路向かいにため池があり、その対岸に病院の駐車場があり、
藤のシーズンになると、そこも臨時駐車場として開放される。
今回は、お寺の駐車場はもちろん、臨時駐車場もいっぱいで路駐している車もたくさん。
そんななか、観光バスまで来る始末。
バスには"雲仙観光"なんて書いていて、もちろん長崎ナンバー。
おいおい、わざわざ長崎からこんな田舎まで藤を見に来なくても・・・。
樹齢500年以上と推定される定禅寺の藤は県指定の天然記念物。
その幹を見れば年季が入っているのが判る。
臨時駐車場に、一台停められるスペースを発見。
縦列駐車じゃなきゃ止められず、誰も止めようとしないから、しめた!とそこへ車を潜り込ませる。
昔取った杵柄、縦列駐車は得意なのよ。
そこから歩いて、藤寺を目指す。
わずか150mくらいなので、特に苦にならない。
もう既に見事な藤の花が見えている。
境内に入ると、人でごった返していた。
さして広くもない寺、境内は藤の花で埋め尽くされており、正面からは本堂が見えない状態。
藤の花を観賞してもらうよう、境内の隅っこにはテーブルやイスが用意され、
さらに出店なんかもあって、観光客が飲食できるようになっている。
・・・が、いかんせん狭くって、そこへ人が後から後から詰めかけるものだから、
もうゆっくりと藤の花を観賞する余裕もない。
出店も今年は二店だけしかない。
昨年はもっとあったと思うのだけど、狭いから出店を制限したのか?
藤の花にはマルハナバチ。
人ごみを気にせずに、じっくりと藤の花を観賞する。
県指定の天然記念物となっている、定禅寺の藤。
例年よりもなんとなく密度が薄いというか、やや花房が少ないように思えた。
これだと丸山公園の藤の方がボリュームがあるように見える。
藤で隠れて正面からは本堂が見えない。
ここ定禅寺の見物は、もうひとつ。
珍しい八重咲きの藤がある。
自分は八重咲きの藤は、ここ以外では見たことがない。
藤の花はマメ科のそれらしい花を、房状にたくさん咲かせるのだが、
この八重咲きの藤は、バラというかストックというか、
ふつうの八重咲きの草花のような花を房につける。
近寄らないと判らないが、とても見応えがある。
八重咲きの藤。
白花の藤もあったが、こちらはもう花が終わっていた。
本堂の左脇には納骨堂があり、その後方のスロープを登ってゆくと、
小規模だけどツツジ園がある。
藤の花のこの時期は、ちょうどツツジも見頃。
せっかくなので、このツツジ園にも立ち寄ってみた。
本当に小規模なので、さらっと通るくらいの感覚で。
ツツジの方は、まだまだ咲き揃っていなくて、若干早かったかな。
どこの町にも藤の名所ってのはあると思う。
自分の住んでいるとこで最寄りも名所といえば、
前述した丸山公園と、そしてこの藤寺こと定禅寺。
日本じゅう、福岡県内でも、もっと凄い藤の名所はあると思うが、
桜と同じく、藤の鑑賞も近場でいい。
桜が終わり、藤が終わって、次は花菖蒲かアジサイだな。
境内には他にも花がたくさん。
これはシャガ。
駐車場脇の立派なクスノキ。
裏の竹林にはタケノコも!
藤のなかに吊るされていた提灯には、
藤寺へ寄付というか協賛しているのか、地元の商店や企業の名前が入っていた。
この、でかいケツってのは何の店?
もしかしてフーゾク?
いやいや、お寺にそれはないか。
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