
平成29年、2017年がスタートした。
例年どおり大晦日31日までみっちりと仕事。
帰宅して これまた例年どおり、ガキの使いの絶対に笑ってはいけないを観ながら年越し。
いやあ今回は びっくりするほど面白くなかった・・・。
紅白観るんだった。
でも紅白もねえ、SNF歌謡祭みたく、MCそこそこでどんどん歌ってくれりゃ観るんだけど、
合間合間の寸劇というか、しょうもないトークや茶番がクソつまんないのよね。
あれのせいで興ざめというか、観る気が失せてしまう。
なので、観たいアーティストのとこだけ狙って観るのだけど、
今回はPuffyと宇多田ヒカルのとこだけ観ようと思っていたのに、見事に両方とも見逃してしまう。
新年とともに箸を新調。
前の箸、さかなのイラストがあしらわれていたけれど、ほとんど剥げて見えない。
年越しそばを食べて、おもしろ荘を観て遅い風呂。
時計を見ると、午前3時を回っていた。
毎年のことながら夜更かしをしてしまう。
今年は早く寝ようと思っていたのに。
急いで布団に入り、速攻で眠ってしまった。
元日の朝、すなわち元旦。
6時半、休みだけど、いつもどおりの時間に起床。
今年は何を思ったか、初日の出を拝みたくなり、
昨夜遅くまで起きていたにも関わらず、起きて着替えて支度する。
ところが寒いのと頭が重いのとで、ダラダラしていたら時間を食ってしまう。
さっきまで真っ暗だった外が、だんだんと明るくなってきた!
いかん!
ぼやぼやしていたら、太陽が完全に出てきてしまう!
丸山公園の一番人気遊具、大きなカメの滑り台。
本当は益富城址のあった、嘉麻市のあの山の頂上から初日の出を拝もうと思っていた。
だが車で20分くらいかかってしまう。
これだけ明るくなっていたんじゃ、そこに到着する前に太陽出てしまう・・・。
急遽行き先を変更する。
近場で小高い場所・・・。
そうして車で5分ちょいくらいの、田川市にある丸山公園に行くことに。
丸山公園は桜の名所だが、この巨大な藤の木も名物。
5月のシーズンになると、見事な藤が見られる。
誰も居ない寒々とした丸山公園。
空気が澄んでいて、冷たさと静けさも相まって なんとも心地いい。
誰も居ない静寂の公園。
チビッコに人気の大きなカメの滑り台も、巨大な藤の木も静かにたたずんでいる。
真っ白なサザンカの花、膨らんだツバキのつぼみ、狂い咲きしたツツジの花。
途中、スイセンがたくさん咲いている斜面を発見。
道を逸れて斜面を下り、澄んだ空気の混じりっ気なしのスイセンの香りを楽しむ。
早朝の公園で日中とは違う見え方のする草木や花を愉しみながら、
公園の一番高いところにある神社を目指す。
白バラのようなサザンカ。
サザンカに次いでツバキが開花目前。
スイセンがたくさん咲いていた。
狂い咲きしたツツジ。
十二祖神社。
公園になっている小高い丘の頂上にある、無人の小さな神社。
そこで初詣をし、さっき買ったホットコーヒーを飲みながら、いざ日の出を待つ。
ところが、だいぶ明るくなっているにも関わらず、
前方に見える山々から太陽が昇ってくるような気配がない。
!
もしかしてこっち側は東じゃない!?
神社の裏側は浄水場というか、水処理施設みたいなのがあり、
直接そちら側には行けない。
いったん神社の境内を出て、雑木林の散策ルートを歩きながら裏側へと周る。
すると・・・ひときわ明るい一角が見えた!
あそこが東だったか!!
だがそこは、手前が木々に囲まれて視界が悪いうえに、
日の出が拝めるであろう、明るく輝いている場所は墓地のある小さな丘の斜面ときた。
なんというシチュエーション・・・。
丸山公園の敷地内にある十二祖神社。
小さな無人の神社。
今さら場所の変更なんてできやしない。
しょうがないので この場所で日の出を待つ。
木々の隙間から洩れてくる眩しい光が、じわじわと昇っていくのが判る。
そして・・・!!
キターーーー!!!
燦々と輝く太陽が姿を見せた。
なんと神々しい・・・。
人生初の初日の出。
いや、初日の出に限らず、日の出自体 観るの初めてかもしれない。
日の出とともに、いっせいに照らされる周りの木々や草。
薄暗いなか、くすんで見えていた植物たちが、
陽の光を浴びて一斉に色鮮やかになり、生気を帯びたように見える。
寒さで付着していた霜の表面が、にわかに溶けて輝きだす。
なんともいえない感動。
早起きした甲斐があったというもの。
若い頃は初日の出を拝みに行くひとたちが理解できなかったが、
なるほど、日の出だけではなく、こういうのが観られるのなら、
そりゃ正月早々、早く起きて寒いなか山に登るなあと思う。
朝日に照らされて一気に色づく木々や草花。
こうやって見ると太陽って進むのが速い。
みるみるうちに全体が見えてきて、向こうの丘から完全に抜け出た。
周りもすっかり明るくなっていて、さっきまで静寂だったのに、
あちこちから聞こえてくる鳥のさえずり、
遠から響いてくるうるさいバイクの音、電車の走る音、
そこいらの住宅から聞こえてくる雨戸や玄関を開ける音など、生活音も聞こえていた。
さっきまで無人だった公園にも、ちらほらと散歩をしている人が。
2017年1月1日の朝がきた。
かぶっていた霜がじんわり溶けて、なんだか美しい草たち。
ホトケノザ(左)とヨモギ(右)。
ハコベラが霜かぶると、ラムズイヤーみたいだ。
帰宅して寝ようかと思ったが、
なんだかもったいなくて、そのまま昼寝することなく過ごした。
早起きして初日の出を拝み、なんとなくいい年になりそうな気がした。
一年の計は元旦にあり!
・・・でも、計画はおろか、なんの抱負も抱いてないや。
もうこの歳になると、なすがまま惰性で日々過ごしているような感じ。
こんなんじゃいかんのだろうけど、なかなかね。
さて今年は、どんな年になるだろうか。
本年もよろしくお願いします。
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