以前にも書いたことがあるが、テレビに出てる大勢の出演者の「ら」抜き言葉。
いまや国民の半数以上?がしてるそうだが、字幕では「ら」は付けられている。
30年くらいで、日本語の表現は変化すると言うが。テレビが野放図に放送してるせい。
上京して俳優をしてた時、ドラマで「この台詞、関西弁でやりたい」と申し出て
関西弁に直してしゃべったら、「それ関西弁じゃない」と言われ・・・
相手が映画会社のエライ人(福岡出身)だったので、反論しなかったが
どうやら<吉本=関西弁>との思い込みがあるようで。例えば<さんま>
和歌山生まれの奈良育ち。「ホンマでっか!」なんて、今の関西人は言わない。
「そうでんがな」「~おまっしゃろ」など、これ<船場ことば>
昔の大阪の商売人がよく使ってた言葉だ。上方落語に出てくる登場人物は皆。
ちなみに、さんまの師匠は上方落語の笑福亭松之助さん。本名は明石。
昔のドラマ「どてらい奴」(カンテレ系)主演・西郷輝彦
歌手からドラマ俳優になった彼の出世作だ! 昭和初期の商売人の作品。
ここでは、そういう台詞がふんだんに出てくる。鹿児島出身の西郷が関西弁で大出世
関西=吉本・・・と言う単純な図式も気に入らない
ホントの関西弁? 京都・大阪・兵庫 だけでも それぞれ違うんだけど。
(余談)NHKの「ファミリーヒストリー」じゃないが、私は少なくとも
5代続いた関西人(兵庫)だ。関西じゃない人に「それ関西弁じゃない」と
言われて「カチン」と来たのは言うまでもない。これが芸能界だな・・・不愉快。